建築構造 -構造解析プログラム他-
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1.パソコンとプログラム
○ コンピューター(パソコン)の進歩は驚異的でした。わたしがコンピューターと関わったのは、会社に入社した昭和42年 からです。会社から IBM の Fortran 講習会に行かされました。3日間の簡単なものでしたが、I=I+1 が妙に印象に 残りました。しかし、わたしの仕事は建築の構造設計でしたので、コンピューターは使いますが、自分でプログラムをつくる ことはありませんでした。そして、大型コンピューターが主流の時代でした。 そして、昭和50年ごろ、地盤と基礎杭の解析をする必要にせまられ、使える既存のプログラムがないため、よし、自分で つくってやろうと、一念発起したのがほんとうのスタートでした。 ○ そのころは、コーディングシートにプログラムを書き、カードにパンチしてもらう形式でした。そのカードを箱に入れ、自分の 席とコンピューター室の間を持ち歩いていました。 その後、パソコンが現れ、Dos 版Basic によりプログラムを作り直しました。そして、5インチのフロッピーディスクの小ささ に驚き(後でさらに小さな3.5インチが現れる)、どんどん速くなる処理スピードに驚きました。 昭和63年(平成元年)から、また建築構造設計に専念したため、パソコンは使っていましたが、既成の評定プログラムや ワープロソフトのみで、自分で作るということはほとんどありませんでした。Visual Basic などの存在は知っていましたが、 なかなか手が出ませんでした。平成17年6月に退職してから、そうだ、自分のプログラムを再生しようと思い立ちました。 ○多数のデータを使用するプログラムを再生したいと思っている方へ。私が調べたところ、Visual Basic、Javaなどより、 Excel & VBA の方が扱いやすいと思います。
2.応力解析プログラム
○ 応力解析プログラム: Excel & VBAで、次の3つのマトリックス変位法による応力解析プログラムを作成し、使用しています。 1)任意形平面フレームの弾性応力解析プログラム (軸力、曲げ、せん断変形を考慮した、一般的な汎用プログラム) 2)任意形平面フレーム・水平バネ系の弾塑性応力解析プログラム (地盤を水平バネに置換し、完全弾塑性体として扱う、フレーム・地盤系の逐次解析を行うプログラム) 3)任意形平面フレームの曲げ降伏型の弾塑性応力解析プログラム (フレーム各部材の曲げモーメント-回転角を完全弾塑型とし、逐次解析するプログラム)
3.プログラム使用の心構え
○ 今は、国土交通省の評定プログラムが全盛の時代である。設計式があまりにも煩雑になり、手計算では無理に なってしまったこと、さらによく変更される基準法や通達に対応するには、ソフト会社の評定プログラムの利用が効率 的なことによる。 評定プログラムは、学識経験者が審査し、お役所が評価したものであり、最も信頼性の高いプログラムである。 しかし、プログラムはプログラムであり、道具のひとつである。そこには、適用の範囲もあり、クセもある。有効に活用 したいものである。 ○ 上記2.のプログラムは、評定プログラム(一貫計算)に比べ、部分的な応力計算プログラムであり、一般の実施 設計には不向きである。しかし、一貫計算では扱えない特殊問題について、簡便に対応できるプログラムだと考え ている。 どんなプログラムでも、計算結果は、十分チェックする必要がある。人間は勘違いや誤りをする動物であるから。 興味のある方はご一報ください。プログラムを提供します。
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