| 自己紹介 |
滋賀県立大学人間文化学部に2003年4月に着任しました。「臨床心理学」を専門としています。非行少年の更生プロセスや、学校臨床領域における支援のあり方に関心があります。臨床心理学は実践と研究とが融合した学問です。「臨床心理士」として学生相談や小中学校のスクールカウンセラーといった実践活動にたずさわる一方、そこでおこってくる様々な問題をとりあげて研究しています。詳しくは研究業績のページをごらんください。
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| ナラティブについて |
ナラティブ(物語)に興味があります。人は語ることを通して自分自身や、自分自身をとりまく世界を意味づけています。どんなに正確に語ったと思っても、言語を媒介とする限り、人は世界をそのままに表現することはできません。人の語りは、語り手自身の独自な世界の体験のされかたをあらわしているともいえます。それだけに、ある個人の語りの独特なありように注目することで、その人がどんな人なのかを理解し、援助につなげていくことができると考えられるのです。
例えば、自分の過去を挙げてみます。いい大人がこんなことを打ち明けるのはおかしいですが、私は漫画の『ドラえもん』が好きです。これには自分なりに理由があります。 小学校の頃、高熱をだしたことがありました。その時、母親が買ってきてくれたのが『ドラえもん』の単行本だったのですね。私はそのとき母親に「漫画がよみたい」とねだったのですが、実は、漫画というものをその時まで知らなかったのです。言葉だけしっていて、何か面白いものらしいと思ってリクエストしたら意外なものだったというわけです。はじめてよむ漫画は、とにかく面白かったのを覚えています。そして笑って読破するころには、風邪でしんどいのはすっかりなおってしまいました。「嘘」のような話ですが、本当のことです。 さて、この話の真偽を問題にすれば、私の話はいささか曖昧なものになるでしょう。笑うことが健康によいと言われたりはしますが、それでカゼが治るのかどうか、医学的に立証できることではありません。しかし、真偽はともかくとして、私のなかでは大きなトピックであることは間違いありません。それ以来、私にとってドラえもんは特別な存在です。 いかがでしょうか?。みなさんも、なにか、周囲からみれば真偽の怪しい事柄でも、自分にとっては大事な、自分なりのストーリーをもって生きていらっしゃるのではないでしょうか?。ナラティブの探究とは、このようにその人のなかで重要な位置を占める意味の探究なのです。 |
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| 学位 |
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