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夏のいちご
30年ほど前、子供たちに人気があるケーキといえば、いちごのショートケーキ でした。
ふんわりスポンジケーキに白いクリーム、そこに真っ赤ないちごを飾る。
ナショナルカラーの白と赤に彩られたケーキは、日本人のために作られたケーキ とも 言えるのではないでしょうか。 人気があるのも当然なのでしょう。
そんな子供たちが大人になって、経済的にゆとりができ、飽食の時代になっても
シ ョートケーキに真っ赤ないちごが乗ってないと納得しない人も多いはず。
いちごの収穫時期でないとショートケーキに苺は使えません。いちごを普通に露地で栽培すると収穫期は4月〜6月ですが 、ハウス栽培などの導入により、冬から初夏にかけていちごが収穫されるようになりま
した。
いちごのある時期はいちごのショートケーキ、無い時期は他のフルーツを使ったショート ケー キの販売がほとんどでしたが、ケーキ業界にしてみたら、「人気のあるいちごのショ
ート ケーキなら、一年中販売したい。」と思うのも当然です。
それを補うように20年ほど前から「アメリカイチゴ」が夏に輸入され始め「いちごのショートケーキ」の販売期間は飛躍的に延びました。
しかし、現在では輸入いちごが、客やケーキ業界のニーズに合わなくなってきて いる のが現状です。
年中、国産いちごを使ったケーキを希望するニーズに答えるように、最近では品種改良、新栽培方法、栽培地の選択などにより、一年中、いちごは栽培されるようになりました。
「雷峰」「サマープリンセス」「夏実」「ペチカ」「サマーベリー」「ベルルー ジ ュ」などの品種が北海道や高冷地で「夏のいちご」として栽培され、国産夏いちごのマーケットが、確立されようとしています。
現段階ではコスト面でのハードルが高く、一部の業務用でしか需要がな いの も現状ですが、一部のくだもの屋さんや、インターネットなどでも販売しはじめました。
もし、見つけたら「夏の新食材」という観点から使ってみてはいかがでしょうか 。新 しい発見があるかもしれませんね。
近い将来、安定した品質のいちごが年中供給されれば、生食用、ケーキ用と需要 が増 え、年中スーパーにはいちごがならび、ショーウィンドウには華やかないちごのケー
キが 購買意欲をかきたて 「いちご好きな日本人、世界で一番フレッシュいちごを食べる国」という事実は確固たる もの となるでしょう。
管理人 ひがしゃん
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