米セレーラ、ヒトゲノムの解読内容を初公開 【ワシントン11日=安藤淳】米セレーラ・ジェノミクス(メリーランド州)は11日、人間の全遺伝情報(ヒトゲノム)の解読内容を初公開した。人間の遺伝子数は当初推定の約10万個より少なく、最大でも3万9000個程度であることがわかった。体内で遺伝子をもとに酵素などたんぱく質が合成されるプロセスが予想以上に複雑であることを示唆している。ゲノムを利用してがんや糖尿病などの病気の診断・治療技術の開発が今後一段と加速する見通しだ。日米欧政府が進める国際ヒトゲノム計画のチームも同日、セレーラと同様の分析結果を明らかにした。
セレーラ社によると、ヒトゲノムを構成する約30億の塩基(遺伝情報を記す文字にあたる)の95%を99.96%の精度で解読し、遺伝子の総数が2万6383-3万9114個であることが分かった。国際チームは91%を99.99%の精度で解読、遺伝子総数を3万1778個(暫定値)とした。3万個前後だとすれば、体の仕組みが簡単なショウジョウバエ(約1万3000個)の2倍強にすぎない。
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