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| 狂牛病でバイオ牛肉が密かなブームに
| 狂牛病の影響でバイオ肉に注目集まる(2/16) 【フランクフルト=宮本弘美】昨年末、国内で初めて食肉牛の狂牛病(BSE)感染が確認されて以来、ドイツでも消費者の牛肉離れが進んでいる。だが牛肉を一切やめ、肉なら豚肉や鶏肉、あるいは魚だけという徹底派は少数にすぎない。そんな中、バイオ農法で飼育された牛肉が注目を集めている。
バイオ農法を採用している全国約8000の農家のうち、約3700を傘下に置く独バイオランド連盟は、家畜の飼育から精肉まで厳しい規定を設けて品質管理を徹底している。雑草や干し草、穀物を中心にした自家製飼料で飼育し、狂牛病の主感染源とされる骨粉混合の動物性飼料の使用をもともと禁止している。
一般の精肉店が牛肉の売り上げ激減に苦しむ一方、バイオ肉の専門店は売り上げを伸ばしている。フランクフルト市内の常設食料品市場にあるバイオ肉店ではここ数カ月、「お宅の肉は本当に安全か」と聞いて買っていく客が増えてきた。バイオ牛肉は1キログラム当たり28マルク(約1600円)と、通常の飼育法の肉に比べ2-3割高いが、「やわらかく風味があるし、何より安全」と常連の女性客。「動物虐待に当たる人工的な大量飼育に反対する」意思表示から、バイオ肉を選んでいる客も多いという。
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