20年後には個人別治療薬登場・ゲノム解読で進歩予測 【サンフランシスコ17日共同】10年後には糖尿病や心臓病などの病気になる可能性が遺伝子検査で分かるようになり、20年後には患者1人ひとりの遺伝子に合わせた「個人別治療薬」が登場する―。日本も参加する公的プロジェクトの「国際ヒトゲノム計画」を率いる米国立ヒトゲノム研究所のフランシス・コリンズ所長が17日、サンフランシスコで開催中の米科学振興協会総会で、今後の進歩をこう予測した。
同所長によると、すべての病気には遺伝的原因があるとみられているが、複数の遺伝子が関連しているため発見が困難だった。しかし、ヒトの全遺伝情報(ゲノム)が解読されたことで、5-7年後には糖尿病や心臓病、がんなど多くの病気で、関連する遺伝子がすべて見つかると予測。2010年には、十数種類の病気について関連遺伝子の有無の検査が可能になると指摘した。その結果、食生活を変えることなどで予防が期待できるほか、発病前に薬を飲み始める予防治療が可能になるという。
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