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| 英旅行大手のクルーズ船によるバック旅行
| 学校を欠席して海外へ・割高旅行シーズン避ける(2/23) 【ロンドン=上野浩子】割高な旅行シーズンを避け、学校を休ませてでも子供を海外旅行に連れだす親が後を絶たないことに、英政府が懸念を深めている。英国では今週初めからハーフタームと呼ぶ小中高の学期中休み期間(約10日間)に入ったが、これを前に数千人の学生が欠席して海外などに出かけた模様だ。ハーフターム期間はパックの旅行商品価格が最大5割増しになるためで、英政府は旅行業界に価格体系の見直しを呼び掛けている。
ハーフタームは私立、公立を問わず小学校から高校までほとんどの学校にある。時期に多少のズレはあるものの、年初から始まった学期(9月が新年度の始まりのため2学期にあたる)のハーフタームは2月19日から大多数の学校で始まった。
英大衆紙デイリー・ミラーの調査によると、家族4人のパック旅行商品の価格はハーフターム前後より15-47%割高になっており、最大約800ポンド(約13万円)の違いが出るという。このため、「学習旅行」と称して、割高なハーフタームの時期を避けて旅行を計画する親が目立ち始めた。こちらは旅行代金が問題ではないと思うが、ブレア英首相夫妻も一昨年、3人の子供たちを学期中にイタリア旅行に連れだし、批判を浴びた。
事態を重く見た英教育雇用省は昨年、価格体系の是正を求める交渉を英旅行代理店協会と開始。学習旅行にかかわる欠席は教師の許認可制にするとの指針もまとめた。しかし、代理店側は「七面鳥の値段が需要の多いクリスマス時期に高くなるのと同じで違法ではない」(ABTA)とゆずる気配はなく、解決の糸口は見えていない。
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