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リビア大量破壊兵器廃棄、カダフィ体制存続が決め手
【イスタンブール=松尾博文】リビアの最高指導者カダフィ大佐の息子セイフ氏は20日、米国によるカダフィ体制の存続保証が大量破壊兵器の開発計画放棄の決め手になったとの見方を明らかにした。英紙によるとリビアは米英に国際テロ組織アルカイダの情報を提供するなど協調姿勢を示しており、カダフィ大佐は2、3カ月以内に米英首脳と会談するという。
セイフ氏は米CNNテレビと会見し、交渉過程で米側に政権転覆の意図がないとの確信を得て開発計画の公開を決めたと述べた。「イラク戦争の開始前に接触を始め二週間前に合意に達した」と語り、交渉に応じた判断がイラク戦争と無関係だったことを強調したが、同戦争がカダフィ大佐の判断に影響した可能性は否定しなかった。
セイフ氏は外国メディアとの会見でリビアの立場を説明する事実上のスポークスマンで、カダフィ大佐の後継候補の1人とされる。リビアの決断は、米国による体制保証を求めている北朝鮮をめぐる6カ国協議の行方にも影響を与えそうだ。
(20:00)
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