米軍極秘情報をイランに提供と、イラクのチャラビ氏 2004.05.22 Web posted at: 14:47 JST
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CNN
ワシントン(CNN) 米情報機関当局者は21日、イラク統治評議会の有力者、アフマド・チャラビ氏のバグダッドの自宅とチャラビ氏率いるイラク国民会議(INC)本部を駐留米軍などが20日捜索した問題に関連し、同氏はイラクの米軍作戦の極秘情報をイランに提供していたと指摘した。
この極秘情報は、米政権内でも一握りの高官にしか流されておらず、米連邦捜査局(FBI)が漏えい元の捜査を開始したとも述べた。
米情報機関当局者はまた、チャラビ氏がイラン諜報(ちょうほう)機関の幹部と会っていたことを示す証拠もあると主張。このイラン人は、反米活動に直接関与する人物であることが判明しているとも述べた。
チャラビ氏は、対イラク軍事作戦で米国防総省高官と密接な関係を保持していたとされ、自宅捜索などは、米国が絶縁を明確に突きつけたものと受け止められている。米国防総省はINCへの財政援助も打ち切っている。
来月末に迫った主権移譲をめぐり、親米色が濃い同氏のイラク暫定政府からの排除は、国連のブラヒミ事務総長特別顧問の意向ともいわれる。
今回の捜索について、イラク犯罪裁判所の判事は、誘拐や窃盗事件などの容疑で捜索を行ったと述べている。
チャラビ氏は捜索直後に記者会見し、米連邦捜査局(FBI)や米中央情報局(CIA)と、同氏に対立する勢力が結託した政治的な弾圧だと怒りをあらわにして批判した。同氏をめぐってはヨルダンで銀行を経営していた80年代に詐欺事件が発覚、同国から訴追されているほか、さまざまな不正疑惑がささやかれ、イラク国民の人気は薄い。
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