中国の王毅駐日大使は27日、自民党本部で講演し、中曽根康弘首相(当時)が靖国神社を公式参拝した85年以
降、「日本の顔である首相、官房長官、外相の3人は参拝を遠慮するという君子(紳士)協定ができた」との認識を示した。そのうえで「日本国民が靖国神社に
行くことには何も言わない。政治家が行っても政治問題にしない。首相、官房長官、外相の3人だけは(靖国神社参拝に)行かないでほしい」と述べ、小泉純一
郎首相に参拝中止を求めた。
王大使は靖国神社参拝反対の中国政府の立場を説明する中で紳士協定の存在に言及。政府筋は「外務省は一時期、対中配慮で首相と外相は参拝しないでほしいと言っていたが、紳士協定とか暗黙の了解があったわけではない」と否定している。
85年の参拝が中国の強い反発を招いて以降、橋本龍太郎首相(当時)が96年に参拝するまで首相の参拝は表立っては行われなかった。01年に就任した小泉首相は昨年まで毎年1回、靖国参拝を繰り返している。
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http://mdn.mainichi.co.jp/news/20050427p2a00m0dm008000c.html
毎日新聞 2005年4月27日 12時20分