青葉城とメタボリックシンドローム

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 2007年8月25日、仙台での第5回肥満症サマーセミナーでは「どんな運動をどのくらいしたらよいか」という質問があった。以前は15分以上有酸素運動をしないと脂肪は燃焼しないとさていたが、10分間の細切れの運動を繰り返してもよいそうだ。

最近、第2のニートが注目されているという。ニート(NEAT)とは「Nonexercise Activity Thermogenesis」で、運動ではない日常生活から発生する熱量を意味する。立ったり座ったりという軽い動きでエネルギー消費が増すという。

介護施設に入所して寝たきりになる人がいるが、横になったり坐っていたりする時間が増えることも一因のようだ。立ったまま読み書きをしたり、家事をするとよい。テレビも2〜3時間立ったまま見た方がニートを高めるという。

午後4時にセミナーが終わり、東北大学医学部前から晩翠通りへ出て、JR仙台駅に向かって歩いた。滝廉太郎作曲の「荒城の月」を作詞した土井晩翠が過ごしたことから、晩翠通りと名付けられている。

晩翠通りは木が繁っており、日陰は涼しい。歩いていると後ろから白い車が近づいてきて、「徳永先生」と声がかかった。振り向くと、東北大学の奧口文宣先生だった。飛行機の出発時間まで時間があるというと、仙台を案内して下さった。

東北大学の奧口先生、故阿部隆三先生、及川眞一先生とは若手研究者の頃、酒を酌み交わしながら今後の医学研究について語ったものだ。故阿部隆三先生の奥さんと私の妻は同じ大学出身だった。

1978年肥満研究を始めた頃、日本で国際肥満雑誌を購入していたのは東北大学、大阪大学、九州大学だけだった。他の大学は3つの大学に依頼してコピーを取り寄せないと、論文が手に入らなかった。大阪大学付属病院から堂島川を渡りって中之島医学部図書館に行き、毎月新着の国際肥満雑誌に目を通していた。

最初、青葉城を案内してもらった。伊達政宗は天守閣を山腹に造って山上を平坦にし、徳川家康に忠誠を誓う意思表示をしたという。次に、伊達家三代の霊廟がある「正宗山瑞鳳寺」に行った。深い緑の木立の中で鳴く蝉の声が大阪と違う。大阪ではジージーとセミが鳴くが、仙台では「つくつくぼうし」と昔聞いた懐かしい声で鳴いている。

瑞鳳寺には伊達政宗公の辞世の句「曇りなき心の月を さきたてて 浮世のやみを 照らしてぞ行く」があった。東北大学金属材料研究所、魯迅ゆかりの階段教室がある建物などを外から見て、仙台空港まで送っていただいた。

「遠方より友来る、また楽しからずや」孔子の言葉が自然に浮かんでくる。奧口文宣先生にはすっかり、お世話になった。(2007,8,30


徳永センター長ホームページ

  徳永勝人先生の
    メタボリック教室

徳永勝人センター長
(とくなが かつと)
医学博士

内臓脂肪型肥満の発見者,
標準体重(kg)
=身長(m)X身長(m)X22
の考案者として知られる

1968年
広島県立庄原格致高等学校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業
大阪大学第2内科入局
1983年
米国 南カリファルニア大学研究員
大阪大学医学部 第2内科講師,
市立伊丹病院内科部長を経て
2005年
高槻社会保険健康管理センター
センター長就任

日本肥満学会
肥満症診断基準検討委員会委員
肥満症治療ガイドライン作成委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
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