夕陽とメタボリックシンドローム

          高槻社会保険健康管理センター     徳永勝人

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2007年8月25日、東北大学艮陵(ごんりょう)会館で日本肥満学会主催の第5回肥満症サマーセミナー(岡芳知世話人)が開催された。

肥満症サマーセミナーも福岡、東京、大阪、名古屋、仙台と5回目になる。来年は岡山で開催され、四国、北海道で日本を一周する。

肥満になりやすい遺伝子に関する質問があった。現在、大阪で「世界陸上大会」が行われているが、ある陸上競技の世界トップアスリートは、同じ遺伝子変異を持つ人が多いという。肥満になりやすい人が持っているミトコンドリアの遺伝子変異と同じだという。エネルギーを無駄なく使う体質を持っているのだろう。

将来、医療の世界では遺伝子の検査で肥満になりやすい人、糖尿病になりやすい人といったことがわかれば、予防医学に役立つのだろう。一方、スポーツの世界においても、遺伝子を検査することにより、この人はどういう陸上競技に向いているかわかってくるだろう。勿論、その競技に有利な遺伝子を持っている人が、人一倍努力することによって、世界のトップアスリートになる。

前日の8月24日、ホテルメトロポリタン仙台に宿泊した。午後5時40分窓の外は明るく、ふと海辺で夕陽を眺めようと思った。5時58分発のJR仙石線快速列車に乗り、松島に向かった。

窓から見える夕陽は、鮮やかな橙色をしている。「夕陽よ急げ、村に谷に、この静寂(しじま)に俺は燃える。・・・急げ夕陽よ、輝く夕陽よ、若者の待つ夕陽よ急げ」高校1年の時に同じクラスだった亡き友人が作詞し、私が作曲した歌が浮かんでくる。庄原格致高校1年の時、クラスの友人が作詞をし、私は作曲をしていた。掃除当番の後、作った曲を何人かで唄ったものだ。

松島海岸駅に着く頃には、夕陽も沈み薄暗くなっていた。松島という名前だけあって、松の木が多い。海に向かって、誰もいない公園を歩く。上弦の月が見える。その右手に星が2つ、正面に1つ、真上に1つ、合計4つの星が見える。昔の高校生はよく星を見た。

「星は輝き灯火(ともしび)燃えて、一人佇むこの道を、いつかは君と歩いてみたい、明日につづくこの道を、優しい君と歩いてみたい・・・」「僕のこの胸ふるわす君の、つぶらな瞳にほら光る星、・・・」心の中で口ずさみながら公園を歩く。この2曲も別の友人が作詞した。高校1年の終わり、尾道へクラスの日帰り記念旅行をした時、バスの中で歌った曲だ。伊達正治先生が担任で、仲のよい楽しいクラスだった。

海岸沿いの石の長椅子に座り、60隻ある船のギーギーという音と、ぽちゃぽちゃという波の音を聞きながら、磯の香りを嗅ぐ。午後7時には辺りはすっかり暗くなっていた。(2007,8,27


徳永センター長ホームページ

  徳永勝人先生の
    メタボリック教室

徳永勝人センター長
(とくなが かつと)
医学博士

内臓脂肪型肥満の発見者,
標準体重(kg)
=身長(m)X身長(m)X22
の考案者として知られる

1968年
広島県立庄原格致高等学校卒業
1974年
大阪大学医学部卒業
大阪大学第2内科入局
1983年
米国 南カリファルニア大学研究員
大阪大学医学部 第2内科講師,
市立伊丹病院内科部長を経て
2005年
高槻社会保険健康管理センター
センター長就任

日本肥満学会
肥満症診断基準検討委員会委員
肥満症治療ガイドライン作成委員会委員
日本糖尿病学会評議員
日本動脈硬化学会評議員

NHK「きょうの健康」での
講師を務める。
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