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運動で 脳も肌も細胞も若返る!
■運動で脳の神経細胞の数が増える
東京大学のグループは、マウスを2つのグループに分けて実験を行いました。生後2年以上の高齢のマウスの1つのグループは、回転ホイールのついたケージに入れて3日間飼育しました。残りのグループはホイールのないケージに入れて同日間飼育しました。 両グループのマウスの脳の、記憶を司る「海馬」の神経細胞のもとになる幹細胞の数を調べたところ、回転ホイールで運動をしたマウスは平均720個の幹細胞が分裂して数が増えていたのに対し、運動しなかったマウスでは平均298個の幹細胞しか分裂していなかったのです。その差は2.4倍に達していました。なお海馬では、マウスもヒトも高齢になっても神経細胞の数が増えていることが知られています。 研究グループでは、運動により神経伝達物質であるアセチルコリンの分泌が増え、それが幹細胞の分裂を促進したからではないかと考えています。 →http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2010/000122.php
■運動で肌が20〜30歳代近くに若返る
カナダ・マクマスター大学のチームは運動と肌の関係を調べる実験を行いました。マウスを2つのグループに分け、1つのグループは回転ホイールのついたケージに入れ、もう1つのグループはホイールなしのケージに入れました。 するとホイールで運動した方のマウスは毛がふさふさしていたのに、運動できなかった方の多くは肥満になり、毛が抜けたりしたそうです。 研究チームは今度は20〜84歳の男女29人を2つに分けて実験しました。1つのグループは中程度から活発な運動を週に180分以上やってもらい、もう1つは運動を週に60分未満に制限しました。 この実験を3ヶ月続けたところ、180分以上運動したグループは肌の角質層が健康的になり、真皮層(角質層の下にあり肌の9割以上を占める)は厚く、みずみずしくなっていて65歳以上の人でも20〜30歳代の人に近い肌の状態になっていたそうです。 一方、60分未満の運動のグループは、肌の状態に変化はなかったそうです。 → http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2014/002571.php
■運動と食改善で、細胞寿命を決める「テロメア」が5年で10%も伸びた
アメリカ・予防医学研究所のチームは、危険性の低い前立腺がんと診断された男性35人を2つのグループに分けて実験を行いました。10人からなる1つのグループは、@30分以上の運動を週に5回以上行う、A健康的な食事を行う(野菜や穀物、フルーツなどを多く取る)、B積極的なストレス対策を取る(ヨガや瞑想など)、C悩みや不安を聞いてもらう相手をつくる、ことをしてもらいました。また週に1回のミーティングに参加してもらい、専門家から生活改善の指導を受けてもらいました。 残る25人のグループには従来通りの生活をしてもらいました。 5年後に両グループの人の血液検査をして、細胞の染色体の末端に付いた「テロメア」という部分の長さを測定しました。テロメアは細胞分裂が起こるたびに短くなり、テロメアがなくなると細胞分裂が止まってしまうと考えられています。 検査の結果、30分以上の運動を週に5回以上行ったグループでは、実験開始前に比べてテロメアの長さが平均10%伸びていたのに対し、積極的に運動しなかったグループでは平均3%縮小していたのです。 この実験の驚くべき点は、細胞の寿命を決めるテロメアの長さは年齢で決まっているのではなく運動で決まること、テロメアを長くすることもできたこと、です。 → http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2013/002406.php
以上
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