□レバークーゼンの町
レバークーゼンは、ケルンとデュッセルドルフにほど近い、とても静かな町だ。この町は、バイヤーという製薬会社がある。バイヤーは知らなくても、アスピリンなら誰でも知っているだろう。明日プリンを開発し、世界中に販売している大会社だ。そのバイヤーが援助しているスポーツクラブが、「Bayer 04 Leverkusen」だ。サッカーブンデスリーグ1部に君臨し、そのサッカーを頂点とした多くの競技スポーツを運営している世界に誇るスポーツクラブ。企業、市民、スポーツのトライアングルが見事に成り立っている。
□トラック
バイヤーレバークーゼン・400mトラックの工夫は、素晴らしい。日本の競技場は、いかに選手や練習のことを考えていないか、もっと反省すべきだ。
1)グランドの中に小学生用の200mトラック(写真左)
2)観覧席の最上部はスパイク着用できるオールウェザー舗装(写真中央)
3)競技場につながる車道の中央は、シンダー(練習用の土)で、選手が走れるようになっている(写真右)

□室内トラック
1年のうち、半分近くは冬であるドイツは、子供たちからオリンピックレベルまで責任をもってトレーニングするため、室内練習場が「あたり前」に存在する。箱物だけ作って、使い勝手が最悪な日本とは大違いだ。
中でも、レバークーゼンの室内トラックは、惚れ惚れする。ここのクラブに所属する子供、選手は、1年中、安心して練習ができるのだ。
1)全体は天窓で明るく、もちろん広い。200mトラックだけでなく、さまざまな施設、用具がゆとりをもって常備されている。(写真左)
2)直線は130m以上あり、オーバースピード用の傾斜や、10mごとのタイム測定器が常備している。(写真左から2枚目)
3)投てきスペースは、ヤリ投げマシーン、円盤マシーン、砲丸ピット2箇所が常設。まわりはネットで安全対策が施される。(写真右から2枚目)
4)高鉄棒、平行棒、吊り輪、プライオメトリクス用ボックス、ハードル、ブロック、マット、など練習に必要な備品の多いこと。
5)ウエイト場2箇所、トレーナールーム、リハビリ用スペースなどが、いくつものコーチ室とともに同じ棟にある。
6)練習は、トップも、子供たちも、障害者も、同じ環境で進められる。(写真右は、義足の選手たちが練習中)
7)日本で、平岩のソフトに、このハードを任せてくれないか?責任はとる。
