ミュンヘン  南ドイツ最大の文化都市

□ビール

 「♪ミュンヘン、サッポロ、ミルウォーキ〜♪」であまりに有名な、バイツェンビール(白ビール)の都。ビールを飲む場所には、一切困らない。500以上を超えるビールの醸造所があるという。私は好き。

 ビールの注ぎ方にも特徴があり、あわ立てるようなことはしない。とにかくゆっくりと時間をかけて注いでくれる。飲むのも、一気飲みしている人は見かけなかった。大勢の人が昼間からビールを楽しんでいる。マリエン広場に近いところのLandshuter Brauhausという地ビールのお店があり、いかにも明るくって陽気で楽しい感じだったので、ソーセージと一緒に楽しんだ。前で食べていた女性が、マスタードをベッタリつけていたので、私も見習った。ミュンヘン、いい町だな。

   

 

□レジデンツ(王宮) 

 ミュンヘン観光の最優先地。バイエルン王朝を統治してきたヴィッテルスバッハ家の宮殿。ルネッサンス様式、ロココ調、バロック様式など、ヨーロッパの様式が見られる素晴らしい建築物、博物館。フレスコ画や宗教画、王族の部屋や調度品など、見どころ満載で、2時間近くかかる。中でも素晴らしかったのは、奥行き69mの大ホール・アンティクヴァリウム。ルネサンス様式の丸天井に描かれたフレスコ画は見飽きることがない。中庭の仏像を模したような装飾が見事な水汲み所、また、豪華絢爛な調度品や彫刻物の中には、驚くべきものも。透明な箱の中に、素晴らしく装飾された子供のミイラらしきものが。近くの係員に私がやや興奮しながら、「ドライ ヒューマン?ミイラ?リアル?」と何とか聞こうとした。係員は一言「I don't English」。興奮も吹き飛んだ。

 ナポレオンが初めて訪れたときに、驚嘆したというのもうなずける。

       

 

□アサム教会

 ミュンヘン中心部にある教会。町並みに埋もれてしまうほど、わかりにくい。中に入ると、空気が一変する。教会の厳かさをすべて凝縮したかのような見事な内部の装飾は、キリスト教と縁遠い私にさえ、しばらく足を止めさせるほどだ。後に調べると、ロココの傑作といわれる教会だとか。

   

 

□ペーターズ教会

 マリエン広場近くにある11世紀に建てられた古い教会。塔に階段であがることができる、と聞いたので、教会内部の階段を上がろうと、格子の扉を開けようとしたら、開かなかったので、「グッ」と無理やり開けようとした。すぐ近くにいた、ろうそくを売っている神父さんに、「外の階段から上がってください」、と注意された。外に出たら階段があった。上がろうとしたら、「ミスター!」と今度は小屋にいるおっさんに呼び止められた。上がるには、1.5ユーロの入場料がかかる。「パッパッパッと行かねえなあ」とつぶやきながら、狭い階段を上がったが、最後は呼吸が乱れた。

   

 

□J-BAR 一番おいしいミュンヘンのビールは、キリン

 ミュンヘン中心部のほど近くに、「J−BAR」という居酒屋さんがある。日本語、日本人、日本の食べ物。でも、ミュンヘンで作っているキリン一番絞りの生ビール、を飲んだ。キリンじゃないよ!と叫んだ。ビックリするコクと香りのするビールだった。キリンは、ミュンヘンにある世界最古の醸造所(ヴァイヘンシュテファン醸造所)に依頼し、レシピは一番絞り、醸造や製法はドイツ、で造っているのだそうだ。カウンターに座って、熱い男、竹内さんの語りで、世界最高のビールを飲もう。