2005.12.71日目;時差があるので長い一日だ)

 

■1.成田空港と出発

 

電圧器はあったが、ヨーロッパで使用するC型プラグを成田空港で購入(300円)。これで、デジカメとibookを効率良く使うすべてが揃った。スカンジナビア航空は、ANAと提携をしているので、片道マイレージも3100マイルほどついた。残念ながら、エコノミーからエコノミーエクストラというアップグレードを狙っていたが、ANAのマイレージではダメだ、とお姉さんに言われた。ちなみに、ダメそうだ、というのは、ホームページで知り、かつ、スカンジナビア航空日本支社にも電話でダメなのを確認していたのだか、「ひょっとして人間のする事だから」という期待もあったので聞いてみた次第だ。あきらめは悪いほうが徳をすることを、今までの人生で知っている。

成田空港第二ターミナルで面白かったのは、Panasonic World of Ideasというタッチ画面。案内のお姉さんがいて、画面をタッチして操作すると、決められた世界各地の衛星写真を利用し、立体的に市街地が見られるのだ。さらに十近くのネットワークポイントと呼ばれる都市(NY、シカゴ、北京、香港、トリノ、ロンドン、パリ、フランクフルト、東京、名古屋、大阪など)では、現時点の眺望を成田にいながらにしてみることができる。これは、インターネット上でも観光地が行っている技術だが、世界となると面白い。このグローバルなタッチ方式の映像は、美人のお姉さんと会話がたくさんできたし、とても楽しかった。

観光目的の海外旅行は、フィジーの新婚旅行、アメリカ西海岸の家族旅行以来だが、ひとりは初めてだ!(注;他の目的での単独海外旅行は、さんざんあります。)英語の辞書も見事に忘れ、初ヨーロッパ、初厳冬、初デジカメ旅行、と楽しみいっぱいだ。どんなアクシデントが待ち受けているのか、と思うだけで楽しくてどうしょうもない。最初は深いテーマをもって行こうと思った(私のことを知っている方はわかると思います)。でも、何も考えず、ありのままでグリーンランドに行こう!オーロラが見えようが、見えまいが、自然にまかせよう。何かを感じなくっちゃ、と構えるのもやめよう。さあ、エアバスA-340に搭乗だ。コペンハーゲンまでの予定飛行時間は12時間。

 

■2.すばらしきシベリア

 

離陸後5時間経過。映画をすでに2本見た。トムクルーズのWar of the Worldと、Bad News Bearsだ。インディペンデンスデーによく似たアメリカ映画らしいアメリカ映画と、中学生の頃、新宿の映画館まで見に行った「がんばれベアーズ」と95%ストーリーが同じ映画だ。

それにしても、機上から見るシベリアの美しさよ。飛んでも飛んでも地平線に夕焼けが映え、シベリアの大平原には、川がうねりながら、長い姿を現している。平原、と表現したが、ツンドラの森林か原野というのか。ただただ、シベリアがそこに続いている。

大河は、幾筋も似たようなうねりが、何本も何本も続く。

左後方には、左弦の月。真横にはとびきり明るく光る金星が、ただそこにある。バイカル湖は残念ながら見る事ができなかった。

(一句)

  人よりも はるかに超えた 自然とは

        ただただそこに  そこに在るだけ

 

飛行機はGood。タッチパネルの全シートモニターは、映画もゲームもたくさんあるし、ミラーもついて、ドリンクホルダーのあるテーブルも使い勝手がいい。案外すいていたので、2席を使うことができて余裕あり。ブランケットも合格で最近乗った国際線United, Korean, Americanなどの中ではベストだった。食事は和洋折衷だ。味はまずまずだ。機内無線LANサービスがあったが、使えないのはもちろん、有料で少々高かった。無線LANについては、感じることも多かったのであらためて別な機会に述べる事にしよう。

   機内の地図が北極中心!

 

■3.到着

12時間かけてコペンハーゲン国際空港に到着。ここはとても簡単に出国できた。アメリカは、テロ後出国でも厳しいチェックを受けることが多いので、穏やかさを感じる。北欧一の空港らしくとても大きく大勢の人で賑わっている。空港での課題は通貨交換。一番最初にあったインフォメーションで両替所を問い合わせると着いた第3ターミナルでなく、徒歩1分のホテルと逆側の第2ターミナルにあるらしい。

 

■4.思い出のトラベラーズチェック

いよいよ通貨交換だ。円からデンマーククローネ(以下クローネ)ではなく、13年前アメリカに単身渡った時に、全財産をアメリカドルに換えたトラベラーズチェック(TC;小切手)の最後の700ドルだ。この薄桃色のTC入れを見るたびに、必ずあのつらくて苦しかったアメリカ修行時代を思い出す。このTCの数だけが、アメリカ滞在できる源だったのだ。良い思い出も、悪い思い出も苦しい事もたくさんこのTC入れにつまっている。以前、家族旅行でアメリカ・ディズニーランドで紛失した時も、国際電話で確認したら見つかって、わざわざ国際郵便でしかもタダで返してもらえたのもこの700ドルだ。

これをすべてクローネに両替した。

ある心の動きはあったけど、700ドルは100クローネの手数料を引かれ、およそ4300クローネに交換された。

いよいよ、ホテルチェックイン。まだ5時くらいだ。北の国だから真っ暗だけど、時間はたくさんある。外聞を広めよう。

 

1)プロローグ・どうしてグリーンランドか?

2)移動;スカンジナビア航空とシベリア

次→3)ハプニング!コペンハーゲンの夜

4)いよいよグリーンランドへ

5)氷山と犬ぞりの町、イルリサット

6)誰にもできない、超・驚・体験!グリーンランド航空

7)オーロラの町、カンゲルルスアーク

8)氷の国グリーンランド

9)中世の街・コペンハーゲンとリトルマーメイド