アメリカらしいけど、そんなアメリカの食べ物が私は嫌い

)レストランでのドレッシング

ウエイトレスが注文を聞きに来てサラダをたのむと必ず、ドレッシングの種類はどれにしますか?と何種類ものドレッシングをスーパー早口言葉で並べる。カタカナで書くと「シーザー、ランチ、ブルーチーズ、フレンチ」などが基本線だ。しかし、6種類も7種類もあるレストランもザラだ。「ブラブラブラ〜」何を言ってるのか、よくわからない。彼女達はみな、自分中心のアメリカ人だ。そんなときには「Excuse me?」とか、「Speak slowly」と言いましょう。そんな接客ではチップはもらえませんよ、と言わんばかりに。

ユージーンで、カールスジュニア(ハンバーガーショップ)に入ったときのこと。

サラダを注文したら、赤シャツの店員さん、「ブラブラブラ〜」と例によってドレッ

シングを並べ、と、最後に耳慣れない「ブルーベリーソース」。私はつい「オー、

ブルーベリー?」と聞き返したので、すぐに赤シャツ店員が「イエス、ベリィグッ

!」とアメリカ人らしい明かるい声の反応が返ってきた。つい「ブルーベリー」と

つられてしまったのが、大失敗。ただ甘いだけで、サラダを一口食べただけで

食欲減退。隣のヒゲが「いかにもまずそうですね」と無表情で語るので、なお

悔しい。そういえば、赤シャツの店員、アメリカ人によくある、身長175センチ

体重90キロくらいの女性。そこから判断すべきだったか。

 2)べチョべチョのスパゲティ

どうして、アメリカのスパゲティはアメリカのスパゲッティなんだろう?今や、極東と言われた日本でさえも、スパゲティはおいしくいただけるというのに。

アメリカのスパゲティは、ドカッと山盛りになっている。大きいことはいいことだ、の国だから山盛りはスパゲティに限ったことではないから、まだ許せる。アメリカのスパゲティは茹で過ぎている。「そんなにベチョべチョになるまで、茹でるなよ!」と最初は大声で文句を言いたくもなった。

しかし、徐々に「アメリカのスパゲティ」という固有名詞化していくと許せるようになる。初めてアメリカに行った人に、アメリカらしい料理を食べさせたいときには、ポテトどっさりのハンバーガーよりも、ドーンと出てくるステーキよりも、ベチョべチョのスパゲティを食べさせたほうが、これがアメリカだよ、といえるのだ。

 

3)イエスかノーか

甘いものは甘い。辛いものはカライ。味のしないものは、マズイ部類の味のなさ。おいしいものを期待してアメリカにいくこと、なかれ。