移 植 手 術 後 の 生 活|
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感染予防 免疫抑制剤は移植された肝臓の拒絶反応を抑えるために大事な薬ですが、免疫抑制剤によって感染に弱い状態になっています。特に移植して3ヶ月間はもっとも拒絶反応がおこりやすい時期のため免疫抑制剤も高濃度で使用する必要があるため感染症にもかかりやすい時期でもあります。拒絶反応が落ち着いてくると徐々に免疫抑制剤の量も減量になるため危険も少なくはなってきますが、一生飲み続けることを考えると健常な人よりは感染予防をしていく必要はあると思います。 手洗い・うがい・歯磨きなど常に清潔に保つ習慣をつけることはとても大切です。 |
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食 事 免疫抑制剤の濃度を高くしてしまうというグレープフルーツはやめた方がよいと言われていますが、他には制限はありません。ただし食中毒を起こしやすいもの(生もの・・・生がきなど)は避けた方がよいと言われています。生いかにもアニサキスという原虫?がいるので避けた方がよいようです。 免疫抑制剤の副作用でカリウム方かくなる人は果物やチョコレートなど制限されることがあります。 |
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日常生活 最初にある感染予防に関連して、手術後ある程度の行動制限があります。 マスクはウィルスを予防することはできませんが、自分自身の感染予防に対する意識付けには有効であると思います。 感染しやすい手術後3ヶ月までは外出を制限し、手術後1年までは、人混みに行くことは出来るだけ控えた方がよいと言われています。 子供の場合砂遊びなどでEBウィルスというウィルスに感染しやすいと言われているので、土などにふれる遊びはしばらく制限が必要になります。 水泳など公共のプールは移植後1年くらいは避けた方がよいでしょう。 |
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内 服 免疫抑制剤は人により内服している種類が違います。 プレドニゾロン、サイクロスポリン、タクロリムス(プログラフ)などがあり拒絶反応の程度・副作用の程度や感染症を合併しているかによって、内服する量や期間も変わってきます。 また、感染予防のために真菌剤(フロリードゲル・ジフルカンなど)、抗生剤、抗ウィルス剤(ゾビラックスなど)を内服したり、それぞれの合併症の程度により、潰瘍予防剤や利尿剤、整腸剤を内服する事もあります。 娘の場合移植前は薬を内服する事が苦手で手術前から手術後の内服のことを心配していました。薬剤師さんに相談していろいろなフレーバーと一緒に内服するなど試しましたがなかなかうまくいかず、最終的に本人が好きだったいちごジャムと一緒に内服することで今ではスムーズに内服が出来るようになりました。 |
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患者会 昨年から信州大でも肝臓移植患者やその家族の人たちが集まる患者会が年1回開かれるようになりました。 移植前から移植後にかけて同じ悩みを持つ人たちといろいろ情報交換できることは、とても大きな支えになると思います。それぞれの病院の患者会だけでなく、トリオジャパンなど全国的な規模の移植患者の会がありますので自分たちだけで悩まずそれらの会や病院の相談室などを活用することは病気を抱えていきていく上で必要ではないかと思います。 |