歩いた跡に道がついた
                                         山之内伸一郎                        農協と聞くと あったかいと すぐ思うよね
          農協って 日本中 知らない人はいないよね
        世界の人だって知っているんだって
         知っているだけじゃないよね
        けなしながらも 頼っているみたい
         それって 五十年の歴史があるだけじゃないよね
        役に立っているから そうなんだ
         農協って お母さんみたい

        農協って なんとなく信頼できるって感じ
         儲けることは 得意じゃなさそうだけど
        絶対つぶれないって気がするよね
         みんなで支えているからだよね
        誰のものでもない みんなのものだからだよね
          農協って 田舎の頑固親父みたい

        五十年って 長いようだけど短いよね
         いろんなことがあったけど 大勢の人が
        かわるがわる 一生懸命頑張ったから
         その時代その時代に 必要なように変わってきたんだ
        だから いつも新鮮なんだよね
         若い人も 仲間に入ってくれるといいね
        歩いた跡に花が咲いた
         どこまでもつづく道もついた
農協はこれで良いのでしょうか

 ひた走る 雪印への途
地域にあって 農家の立場に立って 農家の問題解決にどれだけ貢献しているか
組織優先 JAが生き延びるためには農家を踏み台にしてはいないか
単協は県連の言うことを優先していないか
県連は全国連の言うことに無批判ではなかったか
口では単協も県連も全国連も運命共同体と言いながら ほんとうにそうしてきたか
自然 自然のうちに官僚化してきたと思う
単協から県連を突き上げ 県連は全国連を突き上げるのが運動だ
いつの間にか代表者が怠けるようになった
農家の代弁者という立場を忘れ その地位に安住してしまった
結果として上部団体の官僚化を助けた
いつの時代でも 中興の祖という人が現れたが 寡聞にして耳にしていない
        なんだかんだと言っても今の農協組織をダメにしてしまったら                   農民は二度とこれだけの組織を持つことは出来ないだろう
          ですから 何とかして原点に返って 農家の立場に立った農協にしたい           でもちょっとや そっとで動くような組織ではなくなっている  組織疲労は深刻だ
少しくらい骨折っても どうにもならないから あきれて離れていく
それが実体だ 農協泥船論の根拠はそこにある
  余程 幹部職員や組合長がしっかりしなくてはいけないのに 依然として危機感が感じられない    形式的な会議(儀式)を続けている
 なんでもそうだが 組織はトップが動かなかったら何もおこらない
 組織再編は必要です しかし 今の農協合併は何を生み出したのでしょうか
本気で総括してみる必要があります
合併しなかった人たちを非難し 圧力をかけるだけで 実績があがっていますか
合併さえすれば何とかなる それは単なる幻想でしかなかったと思いませんか
確かに農協は壁に突き当たったことは事実です しかし合併とは直結するものではなかったのです    別なところに問題はあったと思います
今こそ 問題は どこにあったのか もう一度よく考えてみましょう
        原点を忘れ 官僚化し 主人公を踏み台にしてでも組織の生き残りを図る                          雪印のたどった途を 知らず知らずのうちに歩いている                 主人公がそっぽを向くような組織になってしまっては いくら頑張っても根のない木でしかないのです
枯れるのは時間の問題でしかないのです 私ごときの力ではどうにもならない事態です      
しかし警告くらいは出来ます 大きな声で警告を発しています どれだけの人がそれを受け止めてくれるかわかりませんが それが私に出来る精一杯の力です
平成15年3月