おじいちゃんの童話 おかあさんのかぜひき
                                                            
第1話)
夕べから ねつがあってあたまがいたい といっていたおかあさんが あさおきてみるとひどいかぜをひいたようです
あたまはいたいし せきはでるし とってもくるしそうです あさごはんがおわると いつもはげんかんさきまで「いってらっしゃい」と
みおくってくれるのに きょうはきてくれませんでした ふみちゃんはしんぱいでしかたがありません 学校がおわるとすぐかえって
ただいま とこえをかけましたが こたつでねていました
やっぱりまだくるしいんだ でもふみちゃんのいえではらくのうのしごとをしていて おかあさんはこうしのせわをしなくてはいけません
おかあさんだいじょうぶかな いつもは ほいくえんにいっているかずちゃんや 2さいのともちゃんとけんかをしたり おかあさんの
いうこともきかずに おもちゃをへやいっぱいにひろげてあばれるのに おかあさんがびょうきだと みんなどうしたらいいかわかりません しょんぼりとこたつにはいってしんぱいそうです
 
夕方になりました 「お母さんはこうしのせわをしてくるから いいこになっていなさい」
といってぎゅうしゃにいってしまいました
テレビもおもしろくないし けんかするげんきもでてきません
「お母さんのおてつだいにいこうよ」 おねえちゃんがいいました 「うんいこう」
3にんはさむくないようにアノラックをきて
てぶくろをはいて
「お母さん なにしたらいい」 お母さんはビックリ 「そうね おねえちゃんたちは こうしのうしろのそうじをしてもらおうかな」
チョットくさかったけど おてつだいをしてあせがでてきました
ともちゃんはまだちいさいから おかあさんがえさをくれるくるまにのっておてつだい
お母さんも ニコニコいてみています
「おまえたちがてつだってくれたから はやくおわってよかったよ」 と言って ごほうびにあまざけをわかしてくれました
おとうさんもニコニコして 「おかあさんがびょうきになると いいこになるんだね」といってあたまをなでてくれました
おかあさんも あまさけをのんだら すこしげんきになったみたいです
「どらえもんをみたら はやくねようね」 「うん」 いつもははやくねなさいといっても なかなかねないのに きょうはみんなでおふろにはいってまだ8じなのに「おやすみなさい」 あしたおかあさんのねつがさがっているといいね おねいちゃんがいったら もう ちいさなともちゃんはねむっていました
おじいちゃんの童話 おじいちゃんと子牛



(第2話)
おじいちゃんはまいあさ こうしのおへやをそうじすることがしごとでした さむい日はこうしがすりよってきます
あったかい日はよろこんでとびはねて ときにはおじいちゃんのせなかを足でけったりします えさがはやくほしいときは おじいちゃんのうわぎを口でひっぱります そうして外にでたくてしかたないので すきをみては
おりの外に出ようとします おじいちゃんはたいへんです こうしが外に出ないように 足でけられないように うわぎをひっぱられないように しんけいをつかってしごとをしなければなりません ときどきうるさいとおこったり そっちへ行っていい子になっていなさいと スコップでたたいたりしたこともありました でもおじいちゃんがこどものころ おばあちゃんからきいた話をおもいだして おこったりたたいたりしなくなりました
おじいちゃんはこどものころ おばあちゃんやおじいちゃんに それはそれはかわいがってそだてられました
おばあちゃんがしんでも おまえのこどもにうまれかわってくるからね おじいちゃんは にんげんは いまはにんげんでも つぎにうまれてくるときは牛になることも ねこになることもあるんだぞ だからけっして牛やねこでもいじめてはいけなんだよ いきものはしんでもまたなにかに生まれかわってくるんだから いきものにひどいことはしてはならないぞ とおしえられたことをおもいだしました