畑日記

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2006年7月12日(水)


ご無沙汰しておりました。

バリ島での1週間の休暇を楽しんでから、忙しい日々を過ごしていました。 早速ですが、明後日の金曜日にインドネシアを発ちます。その為、この数日は消費者の方にお会いしたり お世話になった人に挨拶をしていました。

ただ、9月に1ヶ月間だけの予定でインドネシアに戻る事になりました。インドネシア人だけでの農場の 運営がどのように進められているのか確認する為です。

では、荷造りに戻ります!

2006年6月27日(火)


帰国が近づいているので、消費者への挨拶とお礼を兼ねて配送に行ってきました。

しかし、インドネシアの私立の学校は休みに入っており、ほとんどの方がジャカルタや海外に遊びに 行っていてお会いできませんでした。ただ、お会いできたある方からは、本当に日本へ戻るのか?と 今更ながらに尋ねられました。

とりあえず、スタッフにこの活動を引き継げ、野菜の 配達は続くので皆さんに一安心はしてもらえたようです。

さて、インドネシアでの仕事もほぼ完了したので、明日から有機農家の訪問と休暇を兼ねて1週間バリ島に 行ってきます。久し振りの旅行。。。むちゃくちゃ楽しみです。

2006年6月26日(月)


今日は有機農業を5年近くやっているインドネシア人の友人の農場へ行きました。 この3年半で10回以上通い、訪問するたびに新しい建物や家畜が増えていて驚きます。

今回は、高校生8人がインターンシップで有機農業を学んでいて、急遽有機農業の講義 (単なる雑談) を しました。農業学校2年生で友人の農場で半年以上有機農業を学んでいるとのことなので、 私が一方的に話をするよりも、彼(女)らから聞きたい事や質問があるか尋ねてみてました。しかし、 お互いにヒソヒソ話し合たりうつむいているだけでした。 多分、外国人に初めて 会って緊張していたんだろうなぁ、と思います。


私も高校生の時に、英語の授業で初めて外国人の先生に

「Where do you wanna travel?」

と質問され、緊張のあまり

「どこ?」

と、友人に聞いた事がありました。。。。


来月日本に戻るので今回が友人の農場を訪れる最後の機会となりました。来年、世界旅行に出てインドネシアに 立ち寄った際には、再び訪れようと思います。

2006年6月24日(土)


朝、数時間畑で作業をしてからメダンへ向いました。

今日はNGOで働いているインドネシア人の友人の結婚式に参加しました。インドネシアには 多くの民族があり、結婚式も多種多様です。友人はバタック族のカロ人(ブラスタギが地元)で、 カロの結婚式には頻繁に呼ばれているので、特に目新しいことはありませんでした。

先週も消費者の親戚の方の結婚式(アチェ人)に招待されました。

いろいろな民族の結婚式に呼ばれ文化の違いを体験でき、しかも他の人の晴の日に立ち会えるのは 嬉しい限りです。

「あんたはいつや?」と、おかんの声が聞こえてきそうですが。。。。

2006年6月23日(金)


事務仕事が一段落したので2週間ぶりに農作業をしました。

2週間前もそうだったのかもしれませんが、 長い間、畑の状態を見ていなかったので、やたら草が目につきました。 有機農業の畑で野菜が育っているとはいえ、草だらけの畑は見た目が良くないです。

私が日本に戻ったらこのような状態になってしまうのか?と、不安になりながら 除草作業をしました。数日、除草作業が続きそうです。

2006年6月21日(水)


今日は一日事務仕事をしました。日本で発行する会報の為に、スタッフの原稿の翻訳やメダンの大学の 先生に頼まれていたボカシ肥料や自然農薬の作り方などをまとめました。

先日の野菜配送時にまたもや車が故障して、今日もドライバーさんに修理工場までお願いしました。 今回もエンジンオイルのチューブが破損していました。前回とは違うチューブですが、既に3本もチューブを 取り替えています。また、エンジンのかかりが悪いのでそれも一緒に修理をお願いしました。

先週はタイヤを新しいのに替えたりして、車の維持管理費だけでもかなりの額になっています。 こうも頻繁に故障が続くと疲れます。

2006年6月20日(火)


今日は久し振りにメダンへ営業(?)に行きました。ここ半年以上、新しく野菜を取られる方は 消費者からの紹介なので、営業というより野菜のサンプルを持参して生産者(私たち)の顔見せ程度を行えば充分でした。

今回はメダン内にスーパーを5店舗持っている会社へ伺いました。社長は有機野菜に関心があり、 いろいろ勉強されており野菜の見た目の悪さも納得されていました。しかし、担当の方はやはり見た目の悪さ と価格の高さに難色を示されていました。また、スーパーで販売となるとパッキング(袋詰め)が必要と なります。以前、営業で伺った別のスーパーでは袋にもいろいろ注文をつけられて断った経緯があります。

今回は普通のビニールで良いとのことなので、前向きに考えています。

スーパー側でも将来的に 有機農産物の需要が伸びると確信しているので、取り扱いを始めたいようです。

来月には私は帰国するので、スタッフだけで一般流通へ野菜の出荷ができるか、またそれに見合った質や野菜生産を 維持できるかが問題になりそうです。他にも、メダンでは有機農産物の需要がまだ少ないので、 企業として利益の上がりにくい有機野菜をどのくらい我慢して扱って頂けるのか未知数です。

2006年6月19日(月)


先日1週間の滞在期間を終えて代表が日本に戻りました。

今日は、午前中は帰国までに仕上げないといけない事務仕事をしました。やるべき事をさっさと終えて、 時間ができれば、帰国前にインドネシアを数日旅行したいと考えているのですが、どうなることやらです。

午後からは野菜の消費者がブラスタギ近郊農家を訪れるというので、同行しました。

その農家の方はトマトやサニーレタスを自然農薬使用で栽培していて、できれば有機農業に転換したいとのことでした。 ただ、やはり売り先がなく困っているそうでした。

今回私は同行しただけですが、消費者の方とその農家でとりあえず小量から野菜の取引を始めるようです。

日本でも約30年前には、意識ある消費者が農家の元を直接訪れてお互いの信頼関係を築き 有機農業の提携関係が始まった、と聞いたことがあります。今日はそのインドネシア版に立ち会った 気がしました。

私の帰国後の一番の懸念は、日本人がいなくなったら、どのように消費者と農家が信頼関係を築いて 有機農業が広まっていくのだろうかという事です。今日の出会いの場に立ち会って、時間はかかるだろうけれど 、この地でも日本でみられる有機農業の提携関係が少しずつ生まれ、有機農業が広まっていくと確信しました。

2006年6月14日(水)


今日は一日事務仕事でした。先日の試験場との話し合いで決まったことをまとめたり、今後の活動方針を 作製しました。他には代表の作製した文章を清書して日本に転送したりしました。

一日中パソコン画面とにらめっこの仕事は疲れました。

それよりも、お日様の下で畑の草をむしっているほうが、健康的で私は好きです。でも、トウモロコシや お米に対するアレルギー体質を持っているので、それはそれで辛いのですが。。。

2006年6月13日(火)


今週の日曜日からこのNGOの代表が日本から来られています。今回の来訪の主目的は、7月に私が日本に戻った 後のブラスタギの活動をどうするかでした。

ここ連日、試験場の方や当活動のスタッフ、メダン在住の友人たちと会合を開いていました。

結果、今日、私の帰国後もインドネシア人スタッフだけによるこの活動の継続が決まりました。

3年半この活動を行ってきて、活動の継続が決まった事にほっとしました。 また、スタッフも自分達だけでこの活動をより発展させていきたいという意志を表明してくれて、 彼らが自立心を持った事も嬉しい限りです。

後は引継ぎに向けた事務仕事が 少しあるぐらいです。残り少ない滞在期間、気を抜かずに移譲を成功させようと思います。

2006年6月9日(金)


今週からメダンにある北スマトラ大学の学生が試験場でインターンシップを受けていたようです。今日 彼(女)らに会い知りました。


以前も大学の課外授業で試験場を訪れており、その時に私から有機農業について説明を聞いたようです。 説明をした憶えはありますが、学生の顔までは憶えていませんでした。


私の場合、消費者や頻繁に会う人を除いてインドネシア人の顔と名前を憶えられません。 (日本でも余り得意ではないですが)  しかし相手は、こんな田舎で農業をやっている日本人がいる、という事ですぐ憶えられます。


携帯番号を教えてあげ、忘れた頃に電話がかかってきたり、突如1年ぶりぐらいに農場に来られると 、もうお手上げです。


今日も学生から有機農業について尋ねられました。でも、いつの間にか質問は私自身や日本のことに。


お決まりの歳いくつ? から始まって、

何で結婚しないの? 

彼女は? 

インドネシアの女の子はどう?


さらに日本のテレビ番組やマンガについて。

ここ一年ぐらい前から、インドネシアで日本の 「欽ちゃんの仮装大賞 (番組名合っていますか?)」 が放送され始めたらしくて、 彼(女)たちは、その番組内容の独創性に感心していました。他にはアニメの「一休さん」や「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「名探偵コナン」 「キャプテン翼」「ドラゴンボール」、「風雲たけし城」 などの日本の番組を 今でも観ているそうです。日本のマンガが売られているのは知っていましたが、これほど多くのアニメが放送されているとは思いませんでした。


日本食についても 「寿司」 や 「すき焼き」、ドラえもんを通して 「どら焼」 を知っていたり、「しゃぶしゃぶ」 はどんな料理だ? と尋ねられました。

「シャブ」=「麻薬(の一種)」 というのがインドネシア語 (あ、日本語でもそうですね) なので一体どんなものなのか興味津々でした。


他にはなんで日本人はよく働くのか?

私個人の考えでは、日本には四季 (冬) があり、昔は 冬までに食べ物を保存貯蔵しておかないと食べ物がなく餓死してしまいます。その為、秋までに それこそ死に物狂いで働く。それが日本人のよく働くという国民性に繋がったと思います。

翻ってインドネシア。熱帯に位置するので いつでも作物を植えられますし、果物も一年中自然と成ります。つまり、インドネシアでは働かなくても食べる事に困らない環境です。

多分のこの 環境の差が国民性の違いに現れていると思います。

学生達も納得していました。


また、驚いた事に中国の反日感情についても尋ねられました。何故、中国人 (中国政府) は日本を嫌っているのか?

いろいろな理由があるとは思いますが、私は言論や報道、信仰の自由が認められていない状態にある中国で中国共産党 が国民を狡猾に統治し自分達を正当化する為の手段として日本を利用している事。また、中国人の中華思想 (中国が全ての中心であること)  が影響している事を説明しました。 (日本のマスメディアや教育にも問題はあるとは思いますが)


有機農業の話題から、恋愛観、日本の文化、果てには中国の反日思想についてまで。

学生達の日本に対する関心の 高さを実感しました。そして、日本に対して好感を持ってくれている事に嬉しかった一日でした。

2006年6月8日(木)


現在、インドネシアの 居住ビザと労働ビザを所持しています。 帰国に伴いそれらを返還する必要があるので、今日は朝からメダンのエージェント へ詳細を聞きに行きました。手続きは簡単に済みそうで、帰国という事が自分の中で少し現実味を帯びてきました。

昼過ぎにはブラスタギへ戻り、畑仕事をしました。今日も夕方から降雨があり、嬉しい限りです。

2006年6月7日(水)


10時過ぎにメダンから大学の先生と農学部の学生約40人が農場を訪れました。事前に連絡を貰っていたので 慌てる事はなかったです。

が、畑で有機農業の質問の受け答えをしている際に、 試験場を訪れていた他の訪問者が畑に来たり、消費者から電話があったり携帯メールが入ったり、知り合いの方に頼んでおいた竹酢液 (竹の炭を 作る際に出てくる煙から抽出する液。虫の忌避効果があります。) を届に来られたり、と立て続けいろいろな事が 起りました。

先生も 「いろいろな人と会い、忙しそうに携帯で連絡をとる百姓を初めて 見た。」 と笑っておられました。


普段は誰も来ず、一人黙々と畑仕事に勤しんでいるんですが。。。


今回みなさんから有機農法と農産物の販路についての質問を中心に受けました。「販路=輸出」  という発想を持っている人が多く、 「有機農産物=健康、環境保全や自給」 というより 「有機農産物=換金作物」  という考えのようです。そして何故輸出をしないのかとも尋ねられました。


ブラスタギから輸出するとなると、マレーシアかシンガポールが有望な販路です。しかし、 当地では世界中の産地から 有機農産物が既に入っており熾烈な競争状態です。しかも、輸出となると税関や検疫、有機農産物の認証、 安定生産と出荷、為替変動などに対する注意が求められます。


「経済学専攻」 でしたが、個人 (駐在員一人だけのNGO) でこなすのは無理です。また、畑の面積1haでは 特殊な野菜に特化しないと採算が取れません。そういう諸事情を考慮して輸出は行っていません。


訪問者のみなさんには解ったような解らないような感じでした。


そして夕方からは久し振りの雨。こういう日に限って洗濯物を干していて生乾き状態のままです。

2006年6月6日(火)


今日も朝から潅水作業をしました。 朝から曇天で久し振りに雨が降りそうだったのですが、結局降りませんでした。

乾季なのでジャガイモの生育は良いのですが、人参やビート(砂糖大根)といった根を食べる野菜は 雨が無い為、食用部分の肥大がかなり遅くなっています。また、全体的に全ての野菜の生育が 遅くなっているように感じます。

農業、特に露地栽培 (ビニールハウスを使用しない) の有機農業はもろに自然の影響を受けます。 その為、安定的に野菜を出荷する事が難しいです。

2006年6月5日(月)


週末は久し振りに消費者のお宅に遊びに行きました。7歳と5歳の子がいるご家庭で、2日の間、 中国語を教えてもらったり、お店ごっこをしたり、塗り絵をしました。

子ども達は土曜の夜11時ごろベットに入ったのに、朝の7時過ぎに寝ている私のベットの上を飛び跳ね、私は 起されました。私も幼い頃、休日寝ている父に同じことをした記憶があります。  (そういえば、ティッシュで作ったこよりを耳に入れたり、すね毛を抜いた事も。今更ですが、安眠を邪魔して、ごめんなさい。) ちょっとした父親気分を味わった 日曜日の朝でした。


今日から収穫日の畑への車の運転をスタッフに任せました。これで主な一連の引継ぎ事項は全てスタッフに 任せました。 次の日曜日に日本から代表が来られ、最終的にこの活動をスタッフに移譲するかどうか判断されます。

畑では1週間以上降雨が無いので潅水作業をしました。例年だとこの時期アブラナ科の作物に虫が発生して その駆除に忙しいのですが、現在使用している自然農薬の効果か、虫の害がほとんどありません。 4年目にしてやっとここまでたどり着けました。

2006年6月2日(金)


私のインドネシア滞在期間が残り僅かになってきました。

今まで、野菜の収穫日には畑まで 私が運転しています。スタッフへの引継ぎとしてその運転を任せようと思うので、今日からスタッフの車の運転練習を再開しました。

宿舎から畑まで500mぐらいですが、道は舗装されていない農道で約半年ぶりの運転練習でしたので、運転がぎこちなく 怖かったです。自分が運転していて横でギャーギャー言われると、運転に集中できないので スタッフの為にも平静を装っていましたが、1時間余りの乗車で2回絶叫しました。

運転は慣れの問題なので明日も引き続き練習を行いますが、精神的に疲れそうです。

2006年6月1日(木)


今日から6月です。風は未だに雨季特有の北風なのですが、今週は雨が降っていません。連日の 暑い天気と私の花粉症の症状も考慮して、おそらく乾季に入ったと思います。

畑で作業をしていると、近くの農家のおじさんがやってきました。なんでも、有機農法でトマトを 栽培していて、最近収穫したものが3玉で1kgもある大玉トマトだそうです。

高く売りたいので、私の持っている流通販路にそのトマトをのせて欲しいとの事でした。

私たちの農場では病気に強いミニトマトでさえも、乾季でしか試験栽培できていません。 試験場でも中玉トマトをビニールハウス栽培していて 週に何度か農薬を撒いていますが、病気が出ています。

大玉トマトの有機栽培?

正直そのおじさんを信用できし、委託販売は以前失敗しているので、丁重にお断りしました。

それにしても、全く面識のないおじさん。一体どこから私の事を知ったのか謎です。



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