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ブランド | minori |
| ジャンル | インタラクティブ・ノベル | |
| お値段 | 8,190円 | |
| プレイ時間 | 30時間前後 | |
| 原画 | 七尾奈留、2C=がろあ | |
| シナリオ | 御影、鏡遊 | |
| 媒体 | DVD-R | |
| 音声 | 章の主人公以外フルボイス | |
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折柴みそら(以下折)「抱かれてもイイ!!! と久しぶりに思いました」 火龍(以下火)「ねね、相棒。主語をつけて叫ぶ勇気はありますか?」 折「現実って残酷だよね、そんな主語ないんだよ」 火「読者諸君―お察し!!!」 折「という訳で、今回はef - the latter tale.の批評兼感想だ。マイブラザ――いや読者諸君――ついてこれるか?」 火「はいどうも火龍です。現在もう一つのFAの批評を書いていたはずなんですが、いつの間にかefの発売日が来てしまい、もう一つのFAの批評を放り投げてお送りします。今回の批評兼感想…いいんでしょうか」 折「考えるんじゃない、感じるんだ。書きたいと思ったそのときこそスタートだ! つまり就○とかより今書きたいと思っているこの気持ち、この感情、この勢いこそが大切なんだ!」 火「勢いに乗りすぎて道を踏み外さないようにお願いします。さて、前回 ef - the first tale. の批評は中途半端な形で終わってしまいましたが、全ての物語を読み終えた感想を、今、ここに」 折「完全降参、認めたくないが面白かった。やっぱり前編と同じで凄い丁寧な作りで、全てにおいて丁寧で、心理描写や絵、音楽に背景、インターフェイスもろもろ。全ての完成度が高い次元でまとまっている傑作と言わざるを得ない」 火「久しぶりの大絶賛ですね。ツンデレらしく最初は貶めたらどうなんですか」 折「ツ、ツンデレじゃねぇよ! 天邪鬼なんだよ!」 火「一緒です。しかし本気で不思議ですね。もっとこう前編後編に分けたところをガシガシ叩いて来ると思ってたんですが」 折「いやー折もそう思ってたんだけど食事とバイトと寝る以外は(勉強はー?)全部efに費やしたのに終わるのに三日かかったんだぜ? これは物語的に前編後編の物語で、区切るとしたらあそこからで、なんだかんだでこんな出方になってしまうかもしれない、と思った。みんなが幸せになれるのは、ディスクを分けて一緒に出すことだと思うけどね」 火「確かに想像よりかなーーーり長かったですね。前作の2〜3倍でしょうか。前作はかなり短かったので、ここは嬉しい誤算でした、長すぎてだれる事もなかったですしね」 折「そうだなー前編から気になっていたとある謎。それをラストに持っていくことでプレイヤーの興味を最後まで減衰させないようにしていたのは良かったと思う。だがしかし、ヒロインや主人公の隠している謎が結構簡単に暗示されているのはわざとなのだろうか」 火「新藤千尋と久瀬修一ですね、確かにあれは伏線があからさまというか、隠そうって気がなかったですよね。逆に羽山ミズキ、雨宮優子、火村夕の3人の関連性、そして2つのおとぎばなしの意味というか町の秘密は最後までボカして引っ張っていました。そこらの雨と鞭、と言いましょうか。ストーリーの展開は上手でしたね」 折「お、マイブラザ。いい表現だね。2つのおとぎばなしの意味というか町の秘密ってのは言いえて妙だよ。流石にあれは解らなかった。最初は何かのファンタジーとか異世界ネタかと思ったんだけどねー」 火「他のところはたいてい想像ついたんですけどね。あれだけはなんとも」 折「なんていうか全てが超王道、つまりありきたりな話なんだよね。何がありきたりって、現実としてはありきたりじゃないけど、おとぎばなしとしてありきたり。作家の端くれなら誰もが考えて一度は書いてしまいそうな物語。しかしそれらを大切につなぎ合わせて一つの秘密のアンサーでおとぎばなしを締めくくる」 火「なるほど、ありきたりな御伽噺、ですか。確かに新藤千尋の話なんてぱっと3つくらい浮かびますね。手帳をビデオレターにしたらこれなんて50回――」 折「おっとマイブラザ、それ以上はあまりにもネタバレすぎるから。後一文字付け加えようと思ったけど、グーグル先生に聞いたらそこまで削らないと解ることが解ったから禁止ね。そんなこといってたら優子と夕の教会のシーンなんてき――」 火「おっと相棒そこまでです。まさか二文字すら言わせないとか○ゲー最高峰なだけはありますね。というふうに意外にどこかで見たことあるシーンが多いんですよ。でも、それをあまり気にさせない独自の工夫や、解釈をしっかり入れていたのは良かったですね」 折「そだねー、特に彼らが言いたいことというかこの作品を通して描きたいことというか。そういうのがはっきりしていたのは良かったかな。群像劇というあらゆる視点を通すことで夢のやさしさやおろかさ、現実の厳しさやうれしさ、人とつながることの怖さや愛おしさ、生きていくことの難しさと楽しさ、そんな感じの人それぞれにあるそういうものが伝わってきた。なんつーのかね良いことも悪いことも二律背反であるが故に表裏一体で同一存在というか言葉にすれば人が夢見る儚い存在みたいだけど、それでも、けれども確かに誰しもそこに持っている何かの大切さ。ああもうなんだろうね、きちんと伝わっているんだけどやっぱり言葉にすると難しい」 火「ま、愛ですよ愛。それに人の弱さと強さ、他人を拒絶するけど求める矛盾、汚い不完全な世界だから完全を目指すから美しい世界。こうやってefのこと考えているとあらゆる物事は本当に表裏一体だと考えさせられます」 折「出会いがあるから別れもあるし、死があるから生もあるんだよね。そんな簡単なことをなんだか思い出させてくれた。夢と現実とか、なんだかな青いよな。でもその青い感情に、昔はもっと心揺さぶられていたはずなんだけど、あんまりしっくりこなかったんだよね。涙は溜まっていたよ、背筋も震えたよ。でも流れなかった。そして思ったよ、ああ、これが大人になるってことか…」 火「…相棒? 何か批評と関係ない方向に話が進んでいる気がするのでそろそろ軌道修正お願いできますか?」 折「アイ、マム。そういえばこの作品で一番感じたことはあれだよね。男どもがかっこよすぎる。第四章の久瀬さんはあまり共感出来なかったけど。第三章の麻生蓮治と最終章の火村夕。特に火村夕は久しぶりに魂が震えた」でも 泣けなかった。これが大人になるって奴くさい 火「ああ、あのラストシーンでしょう? 相棒、ああいうシーンに弱いですからね…。どうせこれから全身黒尽くめの服で生活しようとか考えたりしましたよね、絶対」 折「べ、別にそんなこと考えてないからな! 勘違いするなよ! とまあそれはいいけど、やばいよあいつら。蓮治のときとか不覚にもかっこいいじゃねーか、電子レンジのくせにとか思ったよ…。負けてられないよ、まじやべーよ。ラストシーンの夕君とかかっこよすぎるにもほどがある、あの手の伸ばした先の胸をかきむしる姿とか、夢を目指したその生き様とか。アッーこんな男になりてえええ…。素直にそう思った」 火「相棒の理想の男性像ってあんなんなんですか…?」 折「いや理想とまではいかないけど、かっこいいよねって話。あの教会からあっちの教会までいけるとか並大抵の努力じゃないよってことで。が、しかしやっぱ文句も言っておかないとね」 火「え、文句付ける場所あるんですか? 絵?」 折「貴様、絵はefで最も頑張っているところだ酷評するわけないだろう! 758枚+CG差分とか普通のエロゲ何本分だよ! どこぞの某シナリオライターもこれなら文句は言えまいて」 火「じゃあ声優?」 折「馬鹿ですか貴様は! まきいづみと安玖深音とか大好きだし雨宮優子役の山田ゆなさんの告白するときの演技とか神がかりすぎてマジ怖かったよ!」 火「じゃあ音楽? 演出?」 折「相変わらず神曲&神演出で鳥肌立ちっぱなしだよ! 1年これを越える演出のエロゲって出ないんじゃないかって神演出だったよ! あ、でもエンディングかエンディング前に泣ける挿入歌を入れてこなかったのは意外だったな。もしあそこでAirの青空みたいな歌があったらマジ泣き入っていた自信がある」 火「えーじゃあ相棒は何がご不満なんですかー。シナリオ大絶賛みたいだ――折「シナリオに決まってんじゃん」 火「………ねえ相棒。そういうのを世間ではツンデレっていうんですよ? さっきまでシナリオ絶賛してたじゃないですか」 折「いや、あれはシナリオの見せ方とか描きたいこととか、そういうお話。折がいいたいのは…敢えて言わせて貰おう、雨宮優子の扱いがひどすぎると!!!」 火「あ、なるほど。確かにこれはひどいと思いましたよね」 折「あのワカメ面、見た瞬間から直感で全部予想通り。そして予想していてもあれはちょっちきつかった。その後の幸せになった後もきつかった」 火「でもなんだかそんな気はしていましたよ。うすうす、ね」 折「ホント、個人的にはあのラストシーンは凄くお気に入りなんだけどあの過去がないとあのラストシーンにつながらないとかちょっとアレがソレでFackminori!!! って感じ」 火「そうですよね。あのラストシーンは凄く綺麗で、音楽が物悲しい感じじゃないのが明日を、未来を目指す彼ら彼女ら、下手すると優子と夕、もしかするとプレイヤーに対するエールとも取れますけどね…」 折「仕方ないので折の解釈としてオチはコンス○ンティンで」 火「史上最強の禁煙映画ですね解ります」超ヘビースモーカーな主人公の不良エクソシストが、最後はニ○レットみたいなの噛んでるから 折「それで夕君がクリスマスに教会に行ったらひょっこり目の前に出てくるとかいいね。またきちゃいましたえへとか」 火「それあのラストシーン台無しですよねぇ!?」 折「だがそういうのが折は好きだ。ゲームってのは結局ゲームだからいいんであって、決して映画や小説じゃないんだよ」 火「はい?」 折「いやね、これは別にノベルゲームじゃなくてもいいだろうって話。ノベルゲームとしての限界に演出や絵で挑戦しようとしているのは解るんだけど、ゲームってのはプレイヤーの選択次第で色々な可能性があるのがいいんだよ」 火「え、相棒は一人のヒロインには一人の主人公、っていうお話が好きじゃないんですか?」 折「好きだよ。でもね最近思うのはゲームはバッドエンドがあるからハッピーエンドがあると思うわけで。可能性の話だけど、景や凪が鉱や夕と引っ付く世界があるかもとか作中あったけど、それはあくまで可能性の話であって、本編じゃあまり言及されてないんだよね。所詮可能性って感じで」 火「景と鉱に至ってはバッドエンド扱いですからね。もっと早くに景がアプローチをかけていれば…という作品の時間軸から外れる if ならありえそうですが。で、それがどうかしたんですか?」 折「つまるところ折がいいたいのは―――」 火「相棒がいいたいのは―――」 折「あの二人がいつまでも一緒に笑っていられるifのお話をFDで出せってことサ!!!」 火「最後に言いたいこと言ってきりがいいので久々の批評兼感想はこの辺で! Gute Reise!」 |