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ブランド | ALcot Citrus |
| ジャンル | きっと死神に恋をするADV | |
| お値段 | 7,140円 | |
| プレイ時間 | 12時間以下 | |
| 原画 | 風見春樹 | |
| シナリオ | おるごぅる | |
| 媒体 | DVD-R一枚 | |
| 音声 | 主人公以外フルボイス | |
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折柴みそら(以下折)「なあマイブラザ」 火龍(以下火)「なんですか相棒」 折「おいらはこのエロゲの批評を書くためにこの素晴らしいシナリオを書いたライターさんについて調べてみたんだ」 火「ふむふむ、それで?」 折「おいらが昔々に酷評した幼なじみな彼女のライターと同じだったんだよ!!!」 火「( ゜д゜) えええええ!?」 折「はい! いつもと逆に火龍を驚かせてみた折柴みそらです」 火「はい、未だに衝撃抜け切らない火龍です。今回は友人に妹可愛いからやっとけとディスク握らされてしぶしぶやってみた『死神の接吻は別離の味』の批評兼感想です」 折「ちなみにインストールした後にデスクトップ作成されるショートカットは『死神の接吻は離別の味』…スタッフやる気ねーなおい…」 火「と言うわけで気を取り直して感想と行きましょう。今回はどんな感じでしたか?」 折「不満点がいっぱいあるけどラストシーンが全てを凌駕する至高の作品。結論からいうとラストシーンが本当に本当においら好みすぎて泣けた…。こういう展開においらヨワインジャー…」 火「(新手の戦隊物かな…?) そうですねー、死生観を扱う奴に対して相棒はとっても苦手ですよね。もしらばとかも同じようにプッシュされているのに結局プレイしてないですし。何故でしょう? という疑問はどうでもいいので置いておいて」 折「どうでもいいことなんだ…」 火「どうでもいいことです。とりあえず不満点とやらについて」 折「いやーいくらなんでもご都合主義多すぎ。死神の設定とか能力についての説明が足りないとか。ここまでシナリオの都合良く後出しされると色々と、その、なんだ。困ります」 火「いわゆるラストシーンの賛否両論なところですか。『死神の仕事は魂をあるべき場所へ〜』とかいう一連のシーン。あれはもう説明不足というか超展開の極みかと」 折「こうね、おいらとしてはご都合主義? 超展開? だがそれがいい って感じなんだけどね。主人公が死ぬために身辺整理する辺りからの一連の流れから、十六夜から告げられる彼の決意、それを聞いた彼女の穢れなき魂、最後に流れる涙と交わされる口づけ…。夜空を戯れる二つの光、そして…あのエンディング。切なさがカタルシスとなりほとばしるパトスとなって一気に大爆発した…。彼女の笑顔、彼の言葉…全てが私の心を震わせた」 火「いつもは冷静に物事を見るように努めている私も、あのラストにはぐっと来ましたね。だからこそ突っ込まないといけません。何故あのような展開になったのか、何故あんなことが出来るのか、説明不足にも程があると!」 折「でもやっぱりそれでいいと思えてしまうのはおいらがこの作品を超絶気に入ってしまったからだと思われ。逆にクドクド説明されても萎えるというか。一気に雪崩れ込んでくれたからこそ感動したというべきだな」 火「そこらへんは見解の相違ですね。いくらなんでもアレはねーだろーと思ってしまいました。私も好きですけど、あの展開」 折「まあシナリオは他の二人もいいシナリオなんだけど突っ込み所が…って感じなのんともはや残念無念」 火「そうですねぇ、ほのかルートは彼女を引っ張るだけ引っ張ってあの展開とあのオチですからね。もっと別の、もっと感動的な展開も用意できたと思うんですよ。っていうか里中さん不遇すぎ」 折「おいらとしては『お兄ちゃん』と琥珀を鍵にすればもう一捻り出来たと思うんだけどね。折角さ迷って(謎)いたのに勿体無い。雫ルートは主人公にあまり主体性が欠けていて微妙だったな。初えちぃとか【ネタ妹の誘惑に負けて手を出すバレ】とかまじないわ…主人公自重しろ!」 火「主人公といえば今回テキストがかなりハイレベルでしたよね。たいていこういうごく普通のウインドウ形式のエ○ゲって主人公の心の声みたいなのが地の文章になるわけですけど、物凄く読みやすくてスラスラとお話の中に入っていけたというか」 折「そうそう、ずばりこの作品で一番良かったんじゃないかなテキスト。最低限の文章の中に最大限の感情を。簡潔な文章なのに、色々な感情を伝えられて。文章を書く人間が目指すべき頂に、かなり近い立ち位置だったと思う。これだけの文章書けるのに、今年で引退とか勿体無すぎる…」 火「テキストだけでなく、キャラの掛け合いも絶妙でしたね。主人公と雫、琥珀、ほのか。誰と誰がかみ合っても違和感なく面白く、そしてさくさくと。素晴らしい文章でした」 折「そうなんだよ、もうここまで出来るライターの腕前に感動だね。でもこうやって見てると死神の接吻は別離の味って死生観扱った重たい作品の皮を被った萌えゲーな気がしてきた…。死ぬんだ生きるんだあーだこーだと重たい作品として見るより、キャラ同士の掛け合いとかヒロインとのイチャイチャを楽しんだほうが楽しめる。そんな気がする」 火「確かに雫との会話もとい雫の台詞は素晴らしい妹力(いもうとぢから)だったかと。」 折「そうなんだけど。個人的にはほのかの方が良かったかな。まさに女の子オブ女の子というか。むっちゃ可愛かったです。そう考えると琥珀は…ものすごいロリ力(ぢから)だったな」 火「主人公の心の声やばかったですもんねぇ…。確か『ああロリコンだとも、ロリコンで何が悪い!』 とか 『日本人は統計だと30%がロリコンだという。それはすごく心強い』とかでしたっけ」 折「そうそう、もうなんていうかほとばしるセンスに全折が嫉妬! こういう文章読んでて面白い作品ってそうそう無いから。ここはべた褒めせざるを得ない。だからこそ…シナリオに突っ込みどころ満載なのが残念で仕方ない…。話は変わるけど、そういえばこのシナリオってある意味ひぐらしのなく頃にだよね」 火「…なんでそこでひぐらしのなく頃にが出てくるんですか? 私にはよく解らないんですけど…」 折「ほら、このゲームって選択肢2つしかないじゃん。でもあれって究極的に選択肢は1つしかないんだよ」 火「え、プレイ中は選択肢1つしかなかった…。ってなるほど、ひぐらし的な意味で、確かに選択肢は一つですねぇ…」 折「そうそうそういう意味、流石マイブラザ話が解るー。2chの書き込みだったかな…? どこで誰が言ったのかは覚えてないけど、死神の接吻は別離の味の琥珀ルートって視点を変えると最悪のバッドエンドなんだよね。結局のところ、他の二人のルートでおきたことを全て無に帰ってしまう訳で。雫とか下手すると義妹になれない…なんて可能性まで起きちゃうんだよ」 火「主人公のために再婚を早めた…ってだけで、結局再婚しそう→雫は普通に妹になりそう、な気がしますけど」 折「まあ例え話だからそこは流せ。結局のところ、琥珀ルートだと他の二人のルートで掴み取った未来という可能性を捨て去ってしまうわけであって。そういう意味じゃ彼の方向性はあのひぐらしのなく頃に的な選択肢で全てが決まってしまう。だからこそ、あそこでひぐらしのなく頃に的な選択肢が入るって訳」 火「なんだか解りにくいので簡単にまとめてください」 折「まあ簡単に言うなら…。なんだろう。結局主人公の選択はプレイヤーに委ねられるってことかな。そういう意味ではこの作品ってゲームだからこそ出来る作品なんだよね」 火「小説や映画だとこれっていう結末が決まってますけど、死神の接吻は別離の味ってどちらを取るか、選べる、そういう意味ですね? 確かに、その通りで、最初のひぐらし的選択肢を選ぶ時の演出もなんだか意味深な演出でしたよね…。逆に意味深過ぎて深読みしすぎている気がしますけど」 折「そうなんだよなー。ラストの二つの光といい、選択肢の三途の川っぽいところに、そこに飛び込む一つの光…。意味深すぎて困る。意味深といえばこのゲームバッドエンドないのも意味深。バッドエンドになりかねない展開なのに、バッドエンドが一つもないのがマジ意味深」 火「ほのかルートも雫ルートも、もし選択肢があって、それを間違えばば死神に魂を持っていかれて…というバッドエンドがあってもおかしくない展開でしたもんねぇ…」 折「うむ。個人的にはライターさんのこの物語の結末は、ハッピーエンドで締めたい。そんな心意気を感じ取った…と言いたいのだけど…」 火「ライターさんがあえてそうしたのか、別の何らかの意思が…所謂大人の事情が働いたのか。真実は闇の中。作品を見る限りだと、正直どちらとも取るんですよね、これが」 折「そうなんだよ! だから最近悶々としているんだよ! ライターさんのブログ見つけたらなんか無くなってるし! 今年で引退宣言この作品を開発している前後らしいし! 開発中何かあったんじゃないかと邪推するわ!」 火「ブログ見つけて結構楽しみにしましたからね、相棒。クリックして見たら404とか残念。ブログの文章見てても楽しい人だと思っていただけに本当に残念」 折「残念といえばこの作品をフルプライスで見たかったなぁ。えちぃシーン5回くらい持ってきて、ビジュアル面とかも強化して。シナリオの説明不足なところも強化して、後、里中凛のフォローもしっかりね!」 火「ホント凛ちゃん含めて、シナリオ面とかももっと練ってくれればさらにいい作品が出来たと思うんですけどねぇ」 折「まあそんな作品だけど、心の琴線になんだか物凄く響いたのは事実。この作品の色々な人の感想をおいらは聞いてみたい。この作品を通じてどう感じたか、どういうことを感じたか。是非教えて欲しい」 火「それでは、今回の批評はこの辺でということで」 折「それでは、Goodday&Goodluck!」 火「…綺麗にまとめたのが逆に怖い!!!」 折「ル・ベーゼ・ド・ランジェ!!!」 |