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人目の来客者です。
「爆弾事件」
第1話
2072年5月6日(日)13時30分。ある爆音とともに,からめ君は目が覚めた。
「ん?何だ今のものすごい音は?」
からめ君は部屋の窓を開けて驚いていた。その爆音が何かは今後わかることである。
窓から見た景色は特に変わらなかった。しかし,双眼鏡で町をながめると,多くの町の人が,
このからめ君の住んでいる丘に逃げてきている。下に降りて,お母さんに聞いてみたが,
お母さんはテレビを大音量で聞いていてこのことを知らなかった。
しばらくすると,ある人物がからめ君の家にやってきた。警察のようだ。その人物の名は"昆布谷"。昆布谷が言った。
「今隣町の方で,花火をまとめて,小さなダイナマイトのようなものを作り爆破させたらしい。
そこであなたにお願いがある。この事件を依頼したい。頼む。」
そう。からめ君はなんと探偵だったのだ。からめ君の事件解決率は,恐ろしいことに
91%だったのだ。この町,そしてその近くの町や村も。いや,この国全体であろう。そう国民の3分の2は,
知っているだろう。テレビにも出演している。ファンレターも多く届いている。
少々それには困っていて,度々引っ越しているが,近くの住民にすぐバラされる。
「ハイ,わかりました。俺が必ずこの事件解決してやります。ところで死者は出たのですか?」
「たぶん100人は・・・。」
「100人ですか・・・。場所はどのあたりで?」
「それは,この国の一番有名な"オールドヨーク"です。」
「何?オールドヨークだって。」
第2話へ続く・・・
第2話
前回のあらすじ
上を見ればわかる。
「そうだ。オールドヨークだ。悲しいことに町がめちゃくちゃなんだ。」
ドッカーーーーン
「何?」
二人は声を合わせて言った。
「今すごい音しなかったか。からめ君。」
「うん。した。また爆発が起こったんだ。しかし今度は1回目よりこっちに近いぞ。」
「あ!窓を見て。火が上がっている。」
「ホントだ。一刻も早く事件を解決しなければ。」
そう,また爆発が起こったのだった。しかも今度は死者が多くなりそうな爆発だった。
炎の中から人が助けられていく中で,からめ君はその場から逃げていく人影を見つけた。
「少し外に行ってきます。昆布谷さんは,ここで待っててください。」
からめ君はそういって出かけていった。
「おいからめ君。待ってよ。――フゥ。困ったやつだ。」
「あいつだ!」
からめ君は,犯人らしきものを見つけた。しかしそれは,なぜか背が小さく
ウサギのようだった。
しかしこのからめ君の住んでいるところは,人間だけじゃなく,
動物や変な生き物も住んでいたのだ。
なのでウサギや,キリン,のれんまで歩いているが,からめ君には普通なのだ。からめ君は自慢の愛車で犯人らしきウサギを追っている。
相手も車なので,ついて行けるところまで行こうとしている。そのとき,信号が赤になった。相手の車は,もう先に行ってしまった。
「ちくしょう。こんな時に・・・。」
信号が青になったら猛スピードで車を走らせた。しかしからめ君は犯人を見失ってしまった。
1週間たっても手がかりは見つからなかった。しかしそのとき一本の電話がかかってきた。
「おいからめ。俺を逮捕したければ,一発目の爆発の犯人を捕まえるのだ。俺は,二発目の爆発の犯人だ。わかったな。」
「おいそれはどういうことだ?」
「そんなことはどうでも良い。」
ここで電話が切れた。
「おい,おい,返事しろ! くそ。キレやがった。」
しかし同一犯じゃないことがわかった今,からめ君にはとんでもない重圧がかかっているのだった。
第3話へ続く・・・。
第3話
前回のあらすじ
上を見ればわかる
「ヘッ。何がからめ君だ。あんな雑魚探偵。」
犯人は,からめ君を,雑魚と思っている。
からめ君はそのとき,ある人に電話していた。
「もしもし?あるウサギを追って欲しいのですが・・・。」
「ああ,わかった。特徴はどんなのだ?」
「背は120cmくらいで,いつも泣き真似をしているやつです。」
「何?そいつ,俺知っているぞ!でなんのために探し出して欲しいのだ。」
「それは,あの爆弾事件の,2発目の犯人だからです。」
「何!?あいつがそんなことするわけない。」
「しかし自分から電話してきたんだ。そういえばあいつの名前は?」
「ヒロコだ。俺から言っておいてやるよ。」
「ああ。頼んだぞ。」
電話はそこで切れた。その知り合いとは誰かは後にわかる。
からめ君は考えている。
「何故だ?何故2発目は違う人物なのだ?」
そう,この事件の一番の謎,同一犯でないということ。何故違う人物が爆破したのかがわからない。
2日後
テレビでこんなニュースが流れていた。
「あの爆破事件の,2発目の犯人が逮捕されました。犯人は,『ヒロコ』23歳の男です。」
「何?男?」
からめ君がびっくりしている。そう,からめ君は,犯人を女だと思っていたのだ。
第4話へ続く・・・。