とんがりキャベツは最高
12 Oct., 2002

お好み焼きがどうしても食べたくなった。家から歩いて10分ほどの「オリエンタルショップ」で冷凍イカ、おたふく焼きそばソース(お好みソースはなかったのだ)、キューピーマヨネーズとモヤシを買った。スーパーで小麦粉と卵を買った。キャベツ...。ドイツにも日本にあるような丸いキャベツはある。大きすぎて使い切れないのは仕方ないとしても、白いのだ。ザワークラウトのキャベツを思い浮かべてください。白いでしょう。アスパラガスは白いのと緑のがあるのに、なんでキャベツは白いのばっかりなんだ?おいしくなさそう。結局、モヤシたっぷり(キャベツ無し)のお好み焼きを作った。うーん、やっぱり白くてもキャベツは入ってた方がよかったかな?日本ではキャベツの入ってないお好み焼きなんて邪道もいいところであるが、外国でホームメイドの場合は、お好み焼きに限らず、味や見かけがそれらしければ「ま、日本じゃないんだし」とかなりフレキシブルになってしまうのである。
数日後、焼きそばがどうしても食べたくなった。こないだのお好み焼きに満足してないことが明らかである。バイエルン・ミュンヘン対 AC ミランの試合に遅刻するわけにはいかないので、買い物に行ってる時間はない。えーっと、麺はスパゲティ(すでに邪道)、冷凍庫にイカがあって、モヤシはまだいける。玉ねぎの代わりにエシャロット、キャベツ...。これ入れてみるか。冷凍のブロックになったほうれん草。代わりのものばかり入れたにしては、なかなかおいしかった。さすが、おたふく焼きそばソース。
焼きスパゲティが結構気に入ってまた食べたくなった。でもキャベツ...。
仕事帰りにいつものスーパーに足が向かず、なんとなく近所の八百屋に入った。「あぁぁぁぁっ!これいいじゃん。」それは、異様にとんがったキャベツ。工事現場や自動車教習所のコーンもしくはパーティ帽子のように尖っている。形はおかしいが白くない。迷わず手に取りレジへ。八百屋のおじさんに聞いた。
「この変な形のキャベツ、何ていうんですか?」
「シュピッツェンクラウト。シュピッツ(とんがり)だからね。」
「普通のとどう違うの?」
「もっとおいしいんだよ。」
Spitze!(シュピッツェ!=最高!Great!)とは、あまりにもダジャレ過ぎて言わなかったが、そう思った。
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