まえがき


1 Apr., 2002

ここで私が書くことはタイトルの通り、多くが日常の体験に基づくものです。毎日生活していると、愉快なことも、嬉しいこともあれば、嫌なことも当然ながらあります。その中から私は「この国のこういうところって嫌だなあ」と思うことも含めて、いや、そういうことを主に載せていくかもしれません。

それが外国暮らしの現実だからです。そもそも、外国が好きだからわざわざ住んでいるのであって、いちいちその素晴らしさなどを目を輝かせて語るほどナイーブではないし、外国や異文化体験を手放しで褒め称えることは、私の経験、性格上においても違和感があります。「イギリスはおかしい」などの著書で痛烈な英国批判をされている高尾慶子さんのおっしゃる「英国べた誉めはたくさん」には、私も同感です。ドイツのすばらしさはいろんな本や一般公募のエッセイコンテストなどで読むことができます。

私も外国にあこがれてやってきた日本人の一人ですから、林望氏の著書はほとんど読んだし、その他の国の本もかなり読みました。そして強い憧れを持っていざ、彼の国に来てみれば、現実とのギャップを思い知らされるだけ。そんな時、「べた誉め本」は何の手助けにもならず、こんなはずではなかったとかえってネガティブな気持ちになってしまいます。誤解を招かないようにお断りしておきますが、「べた誉め本」の良し悪しをどうこういう言っているわけではありません。私だって、日本に帰ってドイツのことを書くとしたら、離れているが故に良いことばかりを書くかも知れませんから。

日本にいれば困ったりしないことや外国人だから起こる問題、感情について書くことは、私を受け入れてくれている国や私自身に対してネガティブなイメージを与えてしまうでしょうが、それが現実であり、そのサバイバルの様子を伝えたいと思うのです。ストレスを内に貯めこまず、憤慨しながら表現してるうちはまだまだ余裕なのだと思います。

 

追記 (5 May, 2002)

最近、あまり嫌なことがありません。嫌なことがないのは、私が今ポジティブモードになっているのか、単に鈍いのか、運勢がいいのか、もしくは、悪いことはまとめて一度に起こるのか。

書くことが無いのもつまらないので、「ドイツ生活小ネタ集」のようなものを作ることにしました。身の回りのちょっとしたことを(どうでもいいと言えばそうなんですが)ネタにしようかなと思います。楽しんでいただけたら幸いです。

 

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