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じおじおのロンドンレポ 2
25 Jan., 2002
☆イギリス人の肩書き
私の周りにはいろいろな肩書きを持つ人がいます。まずは馴染み深いところで、"Sir"の称号。これは、主にエルトン・ジョンやポール・マッカートニーのように、女王様から何かしら勲章をいただいた方々です。そして"Sir"の
付く旦那さまを持つ女性は"Lady"と呼ばれます。確か、NY市長であったジュリアーニさんも、9月11日のテロ事件の後、Sirの称号を女王様からいただいているはずです。だから、彼も"Sir"を名前に付ける資格はあるのですが、まあアメリカでは関係のないことだからでしょうか、使っているのを聞いた事はありません。
しかし、最初私が混乱したのは、彼らの呼び方です。"Sir"の付く方々には、まず、"Sir"
+ first name + family name で呼ぶか、または、"Sir +
first nameのどちらか。例えば、John Smithさんという方の場合、"Sir
John Smith" か、"Sir John"。"Sir
Smith"とは絶対に呼びません。そして、"Lady"の方は、単純に"Lady
Smith" となります。ここにfirst nameは入りません。"Sir"は、いわゆる、一代限りのタイトルです。
その一方で、代々貴族として育ってきた方ももちろんいらっしゃいます。私も極一部しか知りませんが、例えば、The
Viscount という称号。日本語だと、「子爵」というのでしょうか。彼らの呼び方は、"Lord"
+ family name 。先程の例をとってみると(Smithという単純な名前の貴族がいるかは疑わしいけれど)、"Lord
Smith"となります。この場合、first nameは入りません。では、この"The
Viscount"というのがどこで使われるかというと、手紙などの正式な文書の中で使われます(この時は"The
Viscount Smith")。封筒の宛名や手紙の左上に来る宛先などがそうです。だがしかし、これまた混乱するのが、手紙の文章が"Dear"で始まる時で、この時は"Dear
Lord Smith,"となります。あーめんどくさい。めんどくさついでにもう一つ加えると、彼の奥様は"The
Viscountess" ですが、彼女の呼び名は"Lady
Smith"です。この"Lady"にも、"The
Lady"と、ただの"Lady"がいて、要は転んでも貴族の人と、離婚するとそうでなくなってしまう人の違いのようです。
タイトルに関しては、他にも軍人(だった人)であれば"Captain"とか"Admiral"、学識者には"Doctor"とか
"Professor" などなど・・・。例えば
"GCMG"、"LVO"、"MBE"のような、名前の後ろに付くものもあり挙げるとキリがありません。ちゃんと説明本もあって、どういう内容の称号かとか、手紙の書き方など事細かに説明してあり、これを最初に見た時にはあまりの種類の多さ、カテゴリーの多さに思わず笑ってしまいました。これには、何かの学士号とか修士号とかを付ける人もいます。今まで私が見た中で一番長かったのは、Dr.
○○ ○○, B.A., LL.B., M.A., Ph.D.
何を表しているかは私にはわかりません。少なくとも鉄とか一酸化炭素とかではないとは思うのですが・・・。そんなに知りたいとも思いませんが、わかる方がいたら教えて下さい。
まあこれはきっと本人のプライドの問題でもあり、気にしない人は全く付けなくても気にしないようです。でも、手紙の宛名を間違えて書いて送ったりすると、「私のタイトルは○○.,
○.です」と封書で手紙が戻ってきたりすることもあるのです。もちろん、私のような外国人が、呼び方や書き方を間違ったところで大問題にはならな
いのですが、円滑な人間関係を築くには知っていて損するものでもありません。
この「肩書き」がどの程度威力を発揮するのか、たかがイギリスに1年半いる程度の私には皆目見当もつきませんが、やはり、『コノカタコソガミトノミツクニコウニアラセラレルゾ』『ハハア〜〜』みたいなものなんでしょうか?? それにしても、イギリス人も相当な見栄っ張りだなあ、と思う今日このごろです。何しろ、自分を名乗る時までも「私は
"Sir" John Smith です」と言うのですから・・・。
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