イギリス英語の発音


24 March, 2002

イギリス人の発音は独特です。地方や階級の違いによってもアクセントが違い、私たちが学校で習った英語(主にアメリカ英語)やいわゆるクイーンズイングリッシュを話している人は「誰もいないじゃないかー!」と叫びたくなります。ま、こちらが叫んでも彼らの話し方が変わるわけではありませんから、どんな特徴があるのかをちょっと押さえておきましょう。

1.dog の [オ]

これはアメリカ英語にはない発音で、口を丸めて短くいう[オ]の音です。アメリカ人だったら[ア]と言うところです。

  イギリス アメリカ
dog ド(ー)ッグ ダ(ー)ッグ
got (getの過去、過去分詞) ゴット ガット
hot ホット ハット
shop ショップ シャップ

dog は、o の後に来る g が有声音(濁る音、無声音は k ) なので長めに発音する習慣があります。短すぎると自動的に無声音として認識されるので dock と発音したと受け取られてしまいます。

2.castle の [アー]

これは、a の後に子音が続く場合に限り、こう発音されます。口の中を縦に広々と開けて、ついでにちょっと鼻にかけて[アー]。気取った音です。アメリカ英語では、アとエの中間音で発音されます。

  イギリス アメリカ
castle カースゥー キャスゥー
fast ファーストゥ フェァーストゥ
pass パース ペァース
bath バーth ベァーth

カタカナ表記するのは無理があります...(苦笑)

3.go の [アゥ]

とてもイギリス英語らしい音です。ゴーでもゴゥでもなく、「ガゥ」。go home は「ガゥハゥム」。

  イギリス アメリカ
oh アゥ オゥ
Oh, my god. アゥマィゴット オゥマィガーッドゥ
Oh, no. アゥナゥ オゥノゥ
open アゥプン オゥプン
Okey! アゥケィ オゥケィ

Okey! の key の部分は、その人のアクセントによっては、ケィよりもカィに聞こえることがあります。(アゥカィ!)

4.door の r

発音しません。イギリス英語の r は、後に母音が続くとき(例えば red)以外は発音しません。 door は doo だと思って「ドー」と言います。アメリカでは、舌を奥にくるっと巻いてあの独特な音になりますね。

  イギリス アメリカ
car カー カーr
paper ペィパ ペィパr
computer コンピュータ カンピューラr

computer の t をはっきり破裂音で言うのもイギリス英語の特徴です。アメリカ人は怠惰なのか、「カンピューラ」のように発音するし、little も「リドゥ」とか「リゥ」と言いますねぇ。

これらのほかにも、細かい発音の違いがありますが、頻度が少ないので取り上げないことにします。イギリス人と話す機会があったらこれら4つだけでも実際に聞き取ってみてください。「あ、ほんとに言ってるー!」と思うことでしょう。

 

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