多読のススメ − ボキャブラリを増やすには


英会話学校で教師をしていた頃、「ねえ、せんせー、ボキャブラリーを増やしたいんですけど...」と、よく聞かれました。方法は、いろいろあります。高校生などで暗記力があれば、受験用のボキャ集で丸暗記すればいいけれども、大人はそうはいかない。機械的暗記も苦手ならば、こつこつやる「勉強」も苦手だったりするからです。

2種類のボキャブラリ

「ボキャブラリ」と言っても二種類あるのをご存知でしたか?一つは意味が分かるだけでよい単語、もう一つは使って意味を伝えることが出来るレベルにまで達している単語です。後者は1000〜2000語程度あれば大学留学が出来ると言われているそうです。この2種類を意識しながら新しい単語と向き合うのは良いことです。

興味本位で気楽に

一生のうち機械的記憶に強い年代というのは10代がピークで、後は下降線を辿るものだというのは多くの方が経験済みでしょう。(納得:自分)発想の転換をしましょう。勉強ではなくて、英語を生活の中に取り入れてみるのです。まず、自分の興味に反することは一切やらないと決心します。言い換えれば、興味本位に英語で生活してみるのです。例えば、読みかけの本でも面白くなければあっさり捨てて別の本を探せばいいのです。日本語でも読まない本をわざわざ英語で読む必要はありません。

英字新聞の効果的利用

英字新聞を利用しましょう。社会人なら誰でも新聞を読んでいるでしょうし、日本語の新聞と同じ興味や必要で読むことが出来るという点で極めて日常的であるからです。また、いちいち辞書を引かなくても語彙を増やすことが出来るからです。新聞の見出しに使われている単語がいきなり分からなくても、とりあえず無視。なぜなら見出しの語彙は特殊な言いまわしであることが多いからです。それに、後に続くリード(本文よりもやや大きめの文字で太字で書かれている一行程度の文)や本文で言い換え、または説明されているからです。記事の内容にしても、主な出来事は日本語の新聞、インターネット、ラジオ、テレビを通じて知らず知らずのうちにインプットされてますから理解しやすくなります。

1.「勉強」ではないのだから興味の無い記事は読まない。
2.一つの記事を終わりまで読もうと無理しない。
3.日本語の新聞と同じように毎日読む。
4.前日の新聞は読まない。
5.出来るだけ辞書を引かない。

辞書の効果的利用

このように毎日英語に接することによりすこしずつ文脈の中で覚えるものです。いちいち辞書を引いていたのでは能率が悪いばかりでなく、第一、面白くない。分からない単語はなんとなく意味を想像する程度にとどめて読み進んでいきましょう。あまりにも飛ばす単語が多い場合は、その新聞はあなたに合っていません。別のものを探しましょう。辞書を引きたい気持ちを我慢して、その気持ちが頂点に達したときだけ意味を調べてください。きっと爽快感を味わうことが出来るでしょう。

 

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