成績を上げる生徒は規則を守れる子
数学には定理があり、公式があります。それらに従って指示された数字を問題別に当てはめれば、誰がやってもただ一つの答えが導かれます。
満点が取れないのは、従うべき規則を守らず、自分勝手なやり方をしている以外に理由はありません。規則を守れる子だけがトップに立てるのです。
英語を考えてみても、" 私は " が I であり、" あなたを " が you であり、" 愛してる " が love であっても、日本語の順で I you love. と並べたのでは当然点数になりません。漢字も一字一画をおろそかにしてはダメですし、理科社会にしろ正確に覚えてないと良い点を取ることなど不可能です。
大人でも世の中の規則を守れないと警察沙汰になり、重大な過失は裁判に発展し、更生できると判断されるまで刑務所に入ることになります。
その一番基本を小学校や中学で学ぶわけです。勉強以前に、遅刻をしない、忘れ物をしない、人の嫌がることをしない、などの常識を教えられます。
それらが身に付いていない子は、中学になっても幼児性が抜けず、勉強に集中できず、授業中に奇声を発したり、余所事をして話を聞きません。
家庭での学習も勉強習慣をつけられず、宿題もしない教科書は持ってこないノートを取らない何度も繰り返して言ってやらなければならない等々授業以外に注意する時間がかかり、指導ペースを乱されますから、本人に意欲が見られず、改善の余地がない場合には、お辞め頂くことになります。
特別に厳しくしているわけではありません。厳しく叱りつけて子供が反省してくれるなら、いくらでも厳しくしますが、基本的に規則を守れないというのは頭が良い悪いの問題ではなく、やる気の有無です。意欲さえあれば入塾前のテストの点が 10 点台であろうと、 80 点以上取れると約束します。
そのための必要最低限の条件として、ノートは一ヶ月に最低でも 1 冊、問題を解くのは黒のボールペンで記入し、訂正は赤で、とお願いしています。
そして寝る前に、その日の勉強をお母さんに見せ、確かにやっているというサインをもらい、カレンダーに記録して貰うのが塾での決まりです。
STAP 細胞の成否を巡って小保方さんの実験ノートの存在が注目を浴びましたが、自分の間違いを消しゴムで消してしまうのは不正とみなされます。
正式な学問の世界では鉛筆の使用は認められず、間違った部分は線を引きその下に正しい答えを書くものであり、綺麗なノートは必要ありません。
成績を上げる条件を無視し、昔からの習慣は変えたくないと自分の方法を続けてトップに立てるのなら結構ですが、それなら塾は要らないでしょう。
しかし将来大学に進むのを前提として、進学校に合格して欲しいと思っている限り、規則を守れない生徒の順位が伸びてくることはあり得ないのです。
学校では正しいノートの取り方を初めとして、勉強の方法をきちっと指導してくれる先生は少なく、間違った勉強を長時間続けても意味はないのです。
1ヶ月に1冊もノートを使わないで成績だけを上げるという魔法ではなく、単純に、規則を守れる常識ある人間になって貰いたいと願っています。
やれるのに面倒臭がってやらないのは、ただ勿体無いばかりではなく、せっかくこの世に生まれてきた意味を無視した、不道徳な行為だと言えるでしょう。
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