「夢無限」がんばれ的場騎手(背景サイン:的場均)
私ICZは同志と共に1997年に「hMo」(的場均応援団)を旗揚げし(^^;、日々的場騎手を応援しています。
(「夢無限」は的場騎手のもっとも好きな言葉だそうです。)
2001.2.25ついにこの日がやって来てしまった。「いぶし銀」「マーク屋」「業師」「仕事人」と呼び称された的場均騎手の引退である。
「hMo4Rice」というムーブメントが無ければ、私がこのHPを立ち上げることもありませんでした。そして立ち上げてみたものの、的場均騎手の人柄からかネット上には数多くの「的場HP」が存在するのを発見し、その膨大な情報量と熱意に圧倒され、自分の情報収集の限界に直面し「的場均記事」だけでは太刀打ちできないとHPの路線変更をしてきました。
しかし、的場均という不世出の騎手の引退式、これを見ずしてhMo4rice(hitosi Matoba ouendan)を語れるか!ということで中山競馬場に馳せ参じました。
当日のメインは中山記念(GU)ということでしたが、的場騎手の人気を考えれば早朝から並ぶのが望ましいと、早朝から乗り込むことにしたが、問題点がある、、、それは花束だ。
前日に購入しては花がしおれてしまう。かといって当日に開門ダッシュを実行すると買いに行く暇がない?的場騎手の本日の騎乗は1,2,6,12Rの4鞍。5Rの終了後に引退式があるので、2R後に90分くらい時間が出来るはずなので、西船橋駅近辺なら花屋はあるか?とタウンページで探し、船橋法典駅に行く前に西船橋駅で降りて駅前の花屋を見つけておく。
そして、6:00に競馬場にほぼ1番乗りで到着するも、その途中の中山オケラ街道で小さな花屋を発見する事が出来た。今日は休日かも知れないが、電話番号だけ控えておく。
前日は雨に祟られたものの、この日は的場騎手の今後を占うような晴れ晴れとした小春日和!開門ダッシュするも、事前に前売り入場券を押さえていた連中にハナを奪われ後手を踏んでしまう。何とかウイナーズサークルの隅っこを確保。
そうこうする内に1Rの馬場入りが始まる。1Rの騎乗馬はフィフティーンラブこの日1番の有力馬である。パドックに向かうとこの日は「的場横断幕」が10枚以上貼られており、改めて的場人気を知る。
単勝1.8倍の1番人気に支持されたフィフティーンラブであるが、スタートでポーンと鼻に立つと後は余裕の逃げ切り!しかし、4コーナーで2番人気のラフィカを突き放し、一気に差を広げたときの的場騎手への声援は「これが未勝利戦の盛り上がりか?」というくらい凄まじかったです。セーフティリードを保ったまま2着に2秒2の大差を着けて通算1440勝を達成!
何しろ今年に入ってから今一乗り切れず、1勝しか挙げていなかった的場フリークにとっては最終日に待望の勝利に立ち会えて最高の盛り上がり!ウイナーズサークルはメイン以上の?人だかりでした。
フィフティーンラブも何故に初勝利を挙げただけでこんなに囲まれるの?と怪訝な表情を浮かべていました(^^;
2Rの騎乗馬は離された3番人気のホッカイラブ、本来の成績からはもう少し人気薄でも良いのですが、流石にこの日は必要以上に人気になります。レースは2番手を進むものの、断然1番人気のダイワコジーンに突っつかれ0.6秒差の5着で入線。勝っても負けてもサバサバした表情の的場騎手ですが、さすがにこの日は負けても(ファンの声援には)笑顔で応えていました。
途中で何度も中山競馬場隣の「フラワーショップ樹」に電話を入れるもずっと留守番電話。こりゃ休日か?となると西船橋まで突っ走らなきゃいかんなぁと思いつつ、もう一度電話をすると今度は繋がりました。(10:00開店ということででした)それなら安心!途中退出させて貰い花屋に行く。
花屋に行く前に北海道の的場さんの関係者に連絡を頂き、「もし、花束買うなら私の代わりに引退式で渡して来ていいよ!」というお誘いを頂き、「まじっすか!!!(^o^)V」ファンを代表するなんておこがましく、恐れ多いのですがこんな機会は二度と無いので、お誘いに乗っけさせて頂くことにしました。(これ以上ない至福と名誉!)
(女性にも)花束を贈った経験がない私なので、どんな具合にすればいいのかまるきり分からないが、花屋の主人に相談に乗って貰い、「代理なんだから恥かかせてはいかんなぁ、こりゃ奮発しますか!」とご主人にも事情を話し、おまけもしていただいて5000円の花束を作っていただいた。(さすがに胡蝶蘭とかは入っていませんが、ボリュームはこの日見かけた花束で最大級になりました。)
花屋から戻ってくると、5Rの出走前だったが既にウイナーズサークルは凄い人だかりになっていた。(私は昨年末の有馬記念を体験したのですが、それ以上?)
的場騎手は馬産地北海道新冠町出身で実家も牧場経営しているのは知られていますが、実は引退式の日は北海道の親族総出で中山に来るという話もあったのですが、的場騎手のお母さんは(的場騎手は10人兄妹の末っ子なので)高齢でお体の事情から中山観戦を断念することになり、代わりに北海道からは実家(牧場)を継いだお兄さん夫婦と、東京在住の4男(これが的場さんにソックリなんだ(^^;)が来場し、的場騎手の奥様&長女&次男と声援を送っていました。(ご承知の通り、ご長男はバレットとして的場騎手の騎乗の身の回りの世話をしています)
花束にhMo4Rice名義でメッセージカードを添えて、俺的勝負服?「hMoTシャツ」に着替えてスタンバイしていると、的場騎手のお兄さんから電話があり、検量室前の控え室で合流し5Rの確定と口取りを待つ。
「しまった!」この時ウイナーズサークルにフィルムを忘れてきたことに気が付くがもう遅い!残り7枚なのでサブのデジカメに頑張って貰わねば、、、
12:00過ぎ、馬を愛しファンに愛された一人の騎手の引退式が始まった。
関係者に促されてウイナーズサークルに足を踏み入れると、もの凄い観衆!改めて的場均騎手の人気(というか人望)を実感する。「これ程ファンに愛される騎手はなかなか居ない!」
6Rの勝負服?の上に軽く背広を羽織った的場騎手がお立ち台に立つと暖かい声援が周りを包み込む。
競馬場を沸かせた数々の名勝負がビデオで映し出され、的場騎手はインタビューを受けながらその1レース1レースを噛みしめるように見つめていた。(インタビュアーがエリモシックとエリモエクセルを間違えるミスもありましたが、、、)
その後、的場均騎手がマイクの前に立ち、ファンに対して騎手生活最後のメッセージを送った。(ごめんなさい、感極まって内容は良く覚えていません、、、)
私は的場騎手のご家族の隣でこの言葉を聞いていたのですが、突然すすり泣く声が後ろから聞こえ振り向くと奥さんもバレットのご長男も号泣していました。
この瞬間、私は愕然としました。というのは、自分の立場で考えてみると「親が定年」迎えたとしても涙を流すことは絶対に無いからです。改めて「勝負の世界」というか「柵の向こう側の世界」の”凄み”を感じずにはいられませんでした。
騎手会長加藤和宏騎手を手始めに、競馬関係者&マスコミ関係者からの花束贈呈が行われた。(JRAの職員に「セレモニー中には(親族)関係者の花束贈呈は段取りに無いので、式の最後にお渡し下さい」という説明を受ける)
その後、この日中山に参戦していた騎手が一同に集まり「的場騎手の胴上げ」が行われた。派手なアピールのない的場騎手ですが流石にこの時は華やかに宙を3回、4回と舞っていました。「勝負の上ではシノギを削るライバルながら、馬から下りればみんな仲間なんだ」という事を実感し、胸が熱くなる。
最後に騎手仲間が全員揃って的場均騎手を中心に記念撮影。(隣にはこの日が短期免許最後のペリエ騎手が座る)
全てのセレモニーが終了し、ウイナーズサークルを囲んだファンが花束を的場騎手に手渡す。一人一人から花束を受け取り、言葉を交わしていく。
私も遅ればせながら、的場騎手に花束を手渡す。「どうもぉ」いつも通りの朴訥とした受け答えがますます的場均らしい!
この場に立ち会えた至福を噛みしめながら、ウイナーズサークルを後にし、現実の世界「柵の内側=ファンの世界」に戻り競馬を観戦する。
6Rは7番人気のニシノフロイデに騎乗し、最後方からメンバー3番目の上がりで追い込むも8着に終わる。
メインの中山記念(GU)に騎乗馬が居ないのは残念でしたが、そのメインはアメリカンボスが制し、いよいよ騎手生活最後の騎乗となる12Rを迎えました。
引退式の後は若干空いてきたウイナーズサークルも的場騎手最後の勝利を信じるファンに囲まれ再び賑わいを見せてきました。騎乗馬はカゲショウシンザン、ここ5走の戦績が3-3-10-12-6、正直勝つのは難しいとは誰もが思いながらもオッズは11.8倍という支持を見せる。(いや、「勝つのは難しい」というのはファンの目線、関係者ましてや騎手は「勝つ為に」策を練り、努力を続けているのですよね)
2001年2月25日16:15分、北海道の山から出てきた馬好きの少年が、生きる道として選んだ「華やかなれど厳しい」騎手という職業、数々の栄光を手にし、また数々の挫折も味わった騎手という職業に別れを告げるときが来た、、、。
最後方を進むカゲショウシンザンを操るは「いぶし銀」「マーク屋」「業師」「仕事人」と呼び称された的場均という男!
レースの結果は12着、4番人気という夢に押されたカゲショウシンザンを現実が押さえ込んだと言うべきか、、、しかし、ファンは的場均という騎手をこの目に焼き付けようと最後まで声援を送っていた。
無事に最後の仕事を終えた的場騎手はカゲショウシンザンから下馬し、この瞬間騎手を終え、静かに鞭を置いた。しかし、最後まで応援してくれたファンの為にわざわざウイナーズサークル横まで足を運び、一人一人のファンにせがまれるままにサインを書いていく。最後の一人まで、、、。それが騎手、それが的場均。
(的場均:JRA通算騎乗回数12309回、通算1440勝、重賞63勝、GT制覇13勝)

以上が、私の中山競馬場「的場均騎手引退式」レポートです。拙い文章ですが、この熱い想いが消えないうちにとキーボードを叩き続けましたが、引退式の雰囲気が少しでも伝わったでしょうか?
奇しくも、同時に鞭を置くことになった小島貞博騎手のミホノブルボンVS的場均騎手のライスシャワーの対決。これが私の競馬の原点といっても過言ではありません。その二人が同時にターフを去ることを寂しく感じますが、調教師として再来年以降の厩舎開業を楽しみに待ちたいと思います。(余談ですが、この二人同じ新冠町出身なんですよね)
(2001.3.7UP)
的場騎手生涯戦績(2001.2.25引退)
先週の節分賞リベレーションで念願の21世紀初勝利を挙げた的場均騎手ですが、初勝利を祝う間もなく早くも「騎手生活最後の1ヶ月」に突入してしまいました。(現在は1-1-5-24-31 リーディング67位!)
お手馬アグネスデジタルで挑むフェブラリーS(GT)は芝ダートマイル制覇という偉業を狙うと共に、的場均騎手生活27年の有終の美を飾る一戦だったのですが、、、左前球節炎発症ということでフェブラリーSは回避ということに、、、ツキが無いというか何というか、、、
残念ですが2/17京都記念で再びナリタトプロードの手綱を握るという明るい話題もあり、残り3週間頑張って欲しい。
(2001.2.10UP)
有馬記念2連覇(グランプリ3連覇)の偉業を鞍上の的場騎手と共に達成してきた偉大な名馬グラスワンダーの引退式が12/24中山競馬場の昼休みに行われました。
13万人の観衆が見守る中、久々にターフに姿を現したグラスワンダーは既に種牡馬の風格さえ漂わせていましたが、12月とはとても思えない日射しに輝くその栗毛の馬体はオーラを発し、大観衆を酔わせました。
骨折がまだ完治していないため、的場騎手を背にしてのラストランとはなりませんでしたが、来春からのスタッドインを控えながらこのようなセレモニーを実現してくれたオーナーとJRAには感謝の意を表します。
的場騎手が親しい仲間にふと漏らした一言に「この馬が本気で走ったことを見たことがない」というのがあります。
朝日杯3歳Sで圧巻の3歳レコードを叩き出し、宝塚記念でダービー馬スペシャルウイークを並ぶ間もなく切り捨て、後の最強馬テイエムオペラオーに胸を貸しスペシャルウイークの再戦を退けたグラスワンダー!
その恐るべき戦績さえも的場均に言わせれば「本気じゃなかった」となる!
叶わぬ夢となってしまったが、一度でいいからこの馬の「本気」と言うものを見せて貰いたかった。
彼の仔達が父の偉大さをターフで証明する日を期待して待ちましょう。1年早くスタッドインしたライバルのスペシャルウイーク、エルコンドルパサー産駒との対決を夢見て、、、。
1番人気が5倍という混戦のマイルCS、4歳馬ダイタクリーヴァとエイシンプレストンが人気になる中、すっかり忘れ去られた形だった的場均騎乗のアグネスデジタルでしたが、最後の直線GT制覇の執念に燃える安藤勝己騎乗のダイタクリーヴァを一気に抜き去り、戦慄のレコードタイムで制覇しました!
ダート馬というイメージが強いアグネスデジタルですが、NZT4歳Sで3着に入り、芝でも通用することは実証済みでした。2走前のユニコーンSでデビュー戦でちぎられた怨敵マチカネランに借りを返すゴボウ抜きを演じ、前走の武蔵野Sでは初の古馬陣を相手に2着と健闘しました。
既に全日本3歳優駿(GU)名古屋優駿(GV)ユニコーンS(GV)の3つのタイトルを制しているアグネスデジタルですが、考えてみれば「勝ち馬のコロコロ変わる混戦のダート4歳路線」でこれだけのタイトルを制して来たのですからもっと評価されてしかるべきだった。
この日「中央100勝」(JRA所属以外ではペリエ以来だが、安藤勝己騎手の場合短期免許じゃないだけにその価値は高い!)を挙げた安藤勝己騎手が急遽乗り変わったダイタクリーヴァはアンカツ人気で最終的に1番人気に押され、アンカツも最後の直線では勝利を確信したのかも知れませんが、アグネスデジタルの嵌った時の切れ味は身震いする破壊力!
有馬記念を3日後に控えた全日本3歳優駿で白井調教師は3日後には自厩舎スペシャルウィーク最大のライバルとなる(グラスワンダーの)的場均騎手に騎乗を依頼し、そのレースで的場均騎手が結果を導き出した以上、東西に関係なくアグネスデジタルの主戦に的場均騎手を配してきましたが、その采配が晩秋の京都に花咲かせたと言えるでしょう。
アグネスデジタルの次走は予定では「的場均騎手生活最後のGT挑戦2/18フェブラリーS」となっています。
(2000.11.20)
青天の霹靂とはこの事、、、42歳これからますます円熟味を増した騎乗を観戦できると期待していたのですが、、、南井克巳調教師といいいぶし銀のオヤジ騎手が立て続けにターフを去り、寂しくなるなぁ、、、。
「ダービーの事を言われると(獲ってないのが)辛いが、、、」(的場均騎手談)
今年のダービーで騎乗馬が無く、私服姿で念願のダービー制覇を果たした河内洋騎手に駆け寄り握手を交わしていた姿が印象に残っています。あの時は「河内さんがやっと獲ったんだから次は的場さんだな!」と期待していたのですが、、、
しかし、的場均は重賞を50勝以上、GT12勝のトップジョッキーです。調教師としての活躍を期待しましょう。
まずは残り5ヶ月の騎手人生大いに存在感を示して欲しい。メイショウドトウを秋の天皇賞に導き、マル外初の天皇賞馬を目指して欲しい。
(2000.9.20)
祝!マイネルボルテクス3歳戦勝ち上がり!
8/20札幌1R3歳未勝利戦に於いて的場牧場生産のマイネルボルテクス(父サマーサスピション母トネスボウス)が2番人気に応え見事に勝ち上がりました。
中一週で挑んだコスモス賞は加害馬が降着になるほどの不利を受け最下位(9.8秒差)に終わりましたが、故障がなかっただけ良しとしましょう。マイネルボルテクスは6/10の新馬戦で函館3歳Sを制したマイネルジャパンの3着の後、4着3着を経ての初勝利!現在は田面木騎手のお手馬ですがいずれは的場騎手騎乗での活躍を期待したいと思います。