
浅井先生から、こうした催しがあるから、若手研で参加しよう、連絡がありました。現職教員の研修の仕方は、一番の関心事です。浅井からの連絡に喜びました。また、大学院のこともちょとだけ知りたかったです。『上野千鶴子に東大でケンカの仕方を学ぶ』(遥洋子著は、痛快でした。)
当日、「名古屋市教育センター」は、私(川合)にとって行くのは初めての場所でした。地下鉄を降りて上がっていくと、テレビ塔のすぐ隣でした。名古屋栄のど真ん中、どんなシンポジウムだろう、と行ってみると、会場は、なんと普通の学校の教室2つ分ほどの大きさで、参加者は20名くらいでした。(だいぶ予想と違うな……。)
内容は、愛教大の大学院に現職で学んでみえる方のお話、愛教大への要望事項、大学の先生方からの意見でした。(大学院の話でした。学校の現職教育は関係ありませんでした。)早川先生が今、愛教大の大学院に学んでみえますが、今年から愛教大には、昼夜開講制の大学院ができたそうです。週三日、夜6時半頃から9時半頃までの大学院です。三人のパネラーのうち、2人が昼夜開講制の方でした。昼夜間制も入学金30万、授業料年50万円には、驚きました。
現職で、何のために大学院にいくんだろう?行って役に立つのかな。学生に戻った生活ができるのかな。私も憧れた時期がありました。今だって、条件が整えば行って見たい気持ちもあります。たとえば、上田先生の考えを学んでみたい。総合について、最新の研究動向を知りたい気持ちもある。あるいは、戦後社会科教育史なんて、とても魅力的。優れた社会科実践をいくつも調べてみたい。でも、本当に自分がやりたいことが学べるのだろうか。それと昼夜開講制は厳しいな、という感想を持ちました。教員の力量形成に役つのかな。週三日、仕事の後で参加する講義、レポートの提出、必須単位は希望と合わなくても取らなければならない。ある大学の先生は「大学でしかできないことをやればいい。」と言われました。「大学の独自性」「教育学の独自性」ということかな。でも、それで現場に帰って役に立つの?と聞きたくなりました。現場の教師が求めているものは、単なる教育にかかわる知識ではないはず。自分の実践とつながったところで、ぜひ大学院で勉強をしたいと思うのですが。
「現場を離れて教育界の論理を見直すこと」と「心の余裕を回復すること」(阿形愛教大助教授)という意見も出されました。でも昼夜間制の先生方に本当に可能なのかな。アメリカでは、大学院の資格が給料に直接影響するので、みんな必死だという話もありました。大学院の魅力は、やはり、自由さとやりたいことがやれることじゃないかな。酒井先生は「本当に、あれで論文がかけるのか。」と言ってみえました。いずれにしても、学ぶ教師の主体性、何を学ぶかが大切だと感じました。
今後、愛教大のこうした方針とあわせて現職で大学院に進む教員が増えてくると思います。しかし、頭でっかちの、論理に合わせて子どもの姿をとらえようとするような、あるいは大学の教授の話に合わせて自分の子どもを見るようなことが増えてこなければいいな、と思います。「バスと理論は追っかけるな。」は有田和正先生の言葉でしたね。(でも、やっぱり大学院、いいよね。余裕を持って行きたいな。)
お知らせ
本年度の若手研メンバーの勤務先は以下の通りです。酒井宏明先生(愛知県教育委員会特殊教育課)浅井厚視(海部郡美和町立美和小)水谷光孝(海部郡大治町立大治中)宇野義久(海部郡弥富町立大藤小)早川浩史(江南市立布袋小・愛教大大学院2年目)川合英彦(東加茂郡足助町立足助小)です。
川合は、もみじで少しは名の知られた「香嵐渓」のすぐ近くです。秋には、運動場を駐車にして一もうけします。7月2日(月)に石川英志先生をお招きして、総合の校内授業研究会を行います。また、若手研にて報告します。
平成13年5月 例会報告
今回の定例会は、下記の内容で行いました。
◎ 場 所 名古屋市教育センター
◎ 参加者 酒井宏明 山川法子 川合英彦
※今回は、愛知教育大学における社会人大学院生の声を聞く会を例会としました。