前回、秋の味覚を話題にしました。今回は、「読書の秋」です。
読書といえば、文学書を思い浮かべます。文学に関わった方々の業績は、は全国の「文学館」で見ることができます。横浜市内の文学館としては、港の見える丘公園の「神奈川近代文学館」(現在は小泉八雲展開催)や「大仏次郎記念館」ですが、編集者が訪問する回数が多いのは断然「鎌倉文学館」(現在は、特別展「川端康成と三島由紀夫」を開催中)です。
理由は食いしん坊が惹かれる店が近い為です。その店は、鎌倉の文人に愛された「うなぎ屋」=「つるや」です。お勧めは「うな重」。 但し、予約が必要。1階の椅子席は4人分しかないが、2階の座敷は20名以上入れる。味の秘密は鰻を井戸水に1週間放しておく事で、余分な脂が落ち、身が締まる期間を設けている事。
全国の文学館は95箇所もある。
地域に関係ある作家を対象にしたのは45箇所。一方、作家個人を対象にしたのは50箇所で、やや多い。
鎌倉文学館は前者に分類され、鎌倉に在住した文人・300人以上を対象にしている。鎌倉は明治22年に横須賀線が開通して、一気に便利になり、より良い創作環境を求めて、多くの文人が移り住んだ。そして、文人同志の交流も始まり、鎌倉が文学都市となっていったと言う。
鎌倉文学館の建物は前田侯爵(編集人の会社の先輩で、レコードコンサートで、曲の解説をして頂いた)が自邸を鎌倉市に寄付し、鎌倉市がこれを文学館にしたもので、庭のバラ園も有名である。
宮沢賢治記念館
新幹線の「新花巻駅」の近くに宮沢賢治記念館がある。編集者は10月2日に訪れた。宮沢賢治には多くの作品があるが、この記念館の敷地内に上の写真に示す「山猫軒」が営業している。「山猫軒」とは、彼の作品「注文の多い料理店」に登場するレストランの名前。朗読「注文の多い料理店ー1」と「注文の多い料理店ー2」「注文の多い料理店ー3」をお楽しみください。
宮沢賢治と言えば (宮沢賢治作品リスト)
宮沢賢治は農民の支援に半生を捧げて37歳で亡くなったが、この間ロマンあふれる多くの作品を残している。今でも、彼の生き方に魅かれ、賢治の母校・盛岡中学(現・盛岡一高)の教師を希望する方々が多いと聞く。
皆さんご存知の作品に、「雨にもマケズ」や「銀河鉄道の夜」や「風の又三郎」と言う作品がある。釜石線(花巻ー釜石間の鉄道=現在・銀河ドリームライン)に「銀河鉄道の夜」のモデルになったと言われる場所(=宮守駅付近のめがね橋)がある。その名前にあやかって、東北本線の盛岡駅ー目時駅間にも「いわて銀河鉄道線」と名前がつけられている。松本零士の漫画アニメ「銀河鉄道999」「銀河鉄道物語」もこの作品をヒントにして作られた。
プラネタリューム番組「銀河鉄道の夜」は各地のプラネタリュームで公開されている。朗読の銀河鉄道の夜-1/8、 ー2/8、 −3/8、 −4/8、 −5/8、 −6/8、 −7/8、 −8/8、は長いので、お暇な方はどうぞ。
青森県近代文学館
9月29日に「青森県近代文学館」を訪問した。詳細は「会員紹介」のページに報告。