秋の七草(ななくさ)⇒春の七種(ななくさ)と文字が違う

写真撮影者からの言葉(7種の花を求めての苦労があります。)
久しぶりに、仙石原のススキを撮る機会がありました。 その時、今年は七草を集めてみようと思いました。花の咲く時期が違うので、チャンスがある度に撮りました。 撮影場所は神奈川県立大船植物園・常泉寺・ご近所・最後に自宅の藤袴。 秋の七草は覚えにくく、食べられませんが、花を愛でるだけで癒されます。
こんな覚え方ご存知ですか?
 「ハスキーなおふくろ」⇒ ハ(萩) ス(薄) キ(桔梗)− な(撫子) お(女郎花) ふ(藤袴) く(葛) ろ 

春の七種もついでにーー
春の七草(セリ、ナズナ=ぺんぺん草、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、ナズナ=蕪、スズシロ=大根)は韻を踏んで覚えると(せりなずな、 ごぎょうはこべらほとけのざ、 すずなすずしろ、 これぞ春の七草)、覚えやすく行事に関係があり、七草粥等として食べられていた。
「七草粥」は邪気を払い万病を除く占いとして食べられたが、おせち料理で疲れた胃をを休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能もあるので、風習として続いたと思われる。
1362年(室町時代)に書かれた『河海抄』(四辻善成著の源氏物語の注釈書)に、春の七草が初登場する。
「芹、なづな、御行、はくべら、仏座、すずな、すずしろ、これぞ七種」が文書に残された「初見」とされる。

山上憶良が詠んだ秋の七草
山上憶良が詠んだ下記の2種の歌が「秋の七草」の由来とされている。即ち
・秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 (万葉集・巻八 1537)
・萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花 (万葉集・巻八 1538)

「尾花」は「すすき」、「瞿麦の花」は「撫子」である。「朝貌の花」には「朝顔」「むくげ」「桔梗」「昼顔」等の諸説があるが、「桔梗」とする説が最有力と言う。

萩⇒花言葉;「思案」「思い」「柔軟な精神」
ハギ(萩)は、マメ科ハギ属の総称。落葉低木。秋の七草のひとつで、花期は7月から10月。分布は種類にもよるが、日本のほぼ全域。古くから日本人に親しまれ、『万葉集』で最もよく詠まれる花でもある。また、萩の名所である歌枕として宮城野があり、萩は宮城県の県花でもある。萩には「ヤマハギ(学名 Lespedeza bicolor)」「キハギ(学名 L. buergeri)」「シラハギ(学名 L. japonica)」「ツクシハギ(学名 L. homoloba)」「マルバハギ(学名 L. cyrtobotrya)」「ミヤギノハギ(学名 L. thunbergii)」等の種類がある。

<../img src="images/bullet026.gif" width="16" height="16" border="0">尾花=すすき、薄、芒、
イネ科の植物で、秋のお月見には欠かせない。同属の別種もいくつかある。やや華奢な植物で、水辺に生えて、綿毛が純白のものにオギ(M. sacchariforus (Maxim.) Benth.)がある。ススキよりさらに大きく、堤防などに大きな株を作るものにトキワススキ(M. floridulus (Labill.) Warb.)がある。他にもカリヤスカリヤスモドキなど数種が知られるが、多くない。 大正時代に「船頭小唄」がヒット「おれは河原の枯れすすき 同じお前も枯れすすき どうせ二人はこの世では 花の咲かない枯れすすき……」 と男女の間柄を歌っている。 札幌の「すすき野」と言う地名は有名になったが、横浜市青葉区にも「すすき野」という地名がある様に、日本中に「すすきの原野」があった。

葛花⇒花言葉;治療、芯の強さ、恋のためいき
別名を「裏見草」とも云う。根は「葛根湯」として解熱の漢方薬、つるの繊維は「葛布」(掛川市の特産)になる。関連する植物として、実葛吸葛定家葛椿葛青葛青葛藤風船葛蛍葛、がある。

撫子
ナデシコ(なでしこ、撫子、瞿麦)はナデシコ科ナデシコ属の植物、カワラナデシコ(学名: Dianthus superbus L. var. longicalycinus)の異名。日本の撫子には幾つかの種類があり。カワラナデシコ(Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) Williams) カワラナデシコには、ナデシコ、ヤマトナデシコの異名もある。これはセキチク(D. chinensis L.)を古くは唐撫子(カラナデシコ)といったことに対する。 カワラナデシコの基本種としてエゾカワラナデシコ(Dianthus superbus L. var. superbus L.)が本州中部以北の日本を含むユーラシアの中北部に分布し、また、高山に分布するタカネナデシコ(Dianthus superbus L. var. speciosus Reichb. )があり、本州中部以北と北海道の高山帯及びユーラシアに分布する。 ヒメハマナデシコ(D. kiusianus Makino) 九州、沖縄及び本州と四国の一部に分布する。 ハマナデシコ(D. japonicus Thunb.) 本州以西の日本と中国に分布する。別名フジナデシコ。 シナノナデシコ(D. shinanensis (Yatabe) Makino) 本州中部に分布する。別名ミヤマナデシコ。

女郎花=花言葉「約束を守る」
女郎花(おみなえし)はオミナエシ科、オミナエシ属に分類され、沖縄をのぞく日本全土および中国から東シベリアにかけて分布している。同じオミナエシ属に「オトコシエ(男郎花)」「ハクサンオミナエシ」「キンレイカ」等の花もある。全草を乾燥させて煎じたもの(敗醤)には、解熱・解毒作用があるとされる。また、花のみを集めたものを黄屈花(おうくつか)という。これらは生薬として単味で利用されることが多く、あまり漢方薬(漢方方剤)としては使われない)。

藤袴⇒花言葉;躊躇、とまどい
キク科ヒヨドリバナ属の多年生植物。準絶滅危惧種。、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつに「藤袴」がある。巻名は夕霧が詠んだ和歌「同じ野の露にやつるる藤袴あはれはかけよかことばかりも」に因む。似ている花に、沢鵯 鵯花四葉鵯、がある。

桔梗⇒花言葉;やさしい愛情 誠実、従順、変わらぬ愛、変わらぬ心、清楚、気品、正義
桔梗はキキョウ科の多年草で、絶滅危惧種。つぼみの状態では花びら同士が風船のようにぴたりとつながっている。そのため "balloon flower" という英名を持つ。つぼみが徐々に緑から青紫にかわり裂けて6-9月に星型の花を咲かせる。キキョウの根はサポニンを多く含むことから生薬(桔梗根という)として利用されている。咳、鎮痛、鎮静、解熱作用があるとされ、消炎排膿薬、鎮咳去痰薬などに使われる。花の形から「桔梗紋」が生まれ、美濃地方の山県氏、土岐氏一族の家紋(明智光秀は土岐氏の一族)である。キキョウは伊勢原市、塩尻市、多治見市、土岐市、掛川市、一宮市等の市の花。 千鳥桔梗沢桔梗、 岩桔梗(チングルマ)、 トルコ桔梗もある。


過去のトップページ ほどがやパソボラのホームページ
A班のホームページ B班のホームページ  C班のホームページ E班のホームページ