









7月は「文月」。7月の花は梔子(クチナシ)、桔梗、向日葵(ひまわり)、ベゴニア、睡蓮、トルコギキョウ、ホウセンカ、銭葵(ぜにあおい)、朝顔、サルスベリ、白詰草(しろつめくさ)、ダリア等だと言う。
三溪園では7月には大きな「蓮」(写真@)と小さな「睡蓮」(写真A)が見頃になる。大船フラワー・センターの半夏生(写真B)は名前がユニークで、葉っぱの半分が白く化粧している。保土ヶ谷公園の紫陽花(写真C)は若い花芽が次々と準備されているので、7月も楽しめる可能性がある。写真Dと写真Eは皆様に名前を教えていただきました。実りの秋が近づき、松原商店街にはスイカ、メロン、桃、杏子、サクランボ等が並び、夏を感じさせる。魚屋には「イナダ」(写真I)や「カツオ」が入荷しており、「釣りバカ時代」の手釣りの感触を思い出す。
7月7日は七夕祭り、天の川を隔てた織姫(織女星、こと座のベガ)と彦星(牽牛星、わし座のアルタイル)が年に一度の再会を許される日で、昔は短冊に歌や文字を書いて書道の上達を願う七夕の行事だった。陰暦の7月7日は、旧暦の7月15日の夜に戻ってくる先祖の霊に着せる衣類を機織りして、棚に置いておく習慣があり、棚に機で織った衣服を供える事から「棚機(たなばた)」と言う言葉が生まれた。仏教伝来後に、7月15日は盂蘭盆となり、棚機(たなばた)は盆の準備をする日となり、7月7日に繰り上げられた。これに、中国から伝わった織姫・牽牛の伝説が結び附いたらしい。結びついた理由は定かではない。
7月第3月曜日は「海の日」で国民の祝日だと言う。国会議員が人気取りの為に、やたらに祝日を作るので、世界中でも祝日の多い国になった(祝日が最多国は?)。年間365日のうち、土曜日と日曜日で104日は休みで、年末年始と国民の祝日や盆休み等が21日もあり、年間の出勤日は大略240日。つまり、2日働き、1日休む割合である。
7月6日は「サラダ記念日」だと言う。歌人の俵万智が1987年に出した歌集『サラダ記念日』(河出書房新社)の中の一首「この味がいいねと君が言ったから 七月六日はサラダ記念日
」がある。この歌集がきっかけで短歌ブームがおき、また、「記念日」という言葉を一般に定着させたと言う。
7月7日は「七夕祭り」の日だが、「川の日」でもあり、「サマー・バレンタインデー」でもあると言う。日本の記念日は毎日が記念日と言うほど異常に多い。日本記念日協会が記念日の登録を受け付けている為か。
七夕祭りと言えば、仙台と平塚が有名だが、安城市の七夕祭り又は一宮市の七夕祭りを加えて、日本の三大七夕祭りと言うらしい。神奈川県では橋本市も注力しているし、東京都内や関東の各県でも定着した祭りとなっている。開催日はまちまちで、平塚は7月6日〜8日、一宮は7月26日〜7月29日、安城市は8月3日〜8月5日、仙台は旧暦なのか、8月6日〜8月8日である。仙台の場合は他の東北地方の祭り(青森市の佞武多祭り、五所川原市の立佞武多、弘前市のねぷた祭り、秋田市の竿灯祭り、山形市の花笠踊り等)とツアーで回れる日程にしてあるのか?
七夕飾りを吊るすのは竹か笹かという議論がある。「笹の葉さらさらーー」と歌われるので、笹かな?とも思うのだが、正解は竹。子供会のお母さん方が竹を担いで歩いているのに出会う時節になってきた。
6月21日に夏至が過ぎ、沖縄は早くも梅雨が明けた。関東は、7月末迄には梅雨が明けて猛暑に突入する。7月の前半は梅雨末期で、やや激しい雨になり、川の氾濫や土砂崩れなどの土砂災害が発生する事が多い。
川の氾濫防止の為にダムが作られ、土砂災害の被害軽減の為に砂防ダムが作られ、役割を果たしているが、最近はダム建設に賛否両論がぶつかる。水を溜める目的のダムで砂が止まり、下流に流れてゆかない為、海に砂が供給されない。その影響で、白砂青松の遠浅海岸は少なくなり、堤防とテトラポットだらけの海岸が増えた。
一方、ダムは砂で埋まり、貯水量が減少し続けている。そこで、この2つの問題を解決する為に、排砂ゲートを備えたダムが作られ始めた。しかし、ダム湖底で枯葉等の有機物が酸素不足状態で分解して、メタンや硫化物を発生させ、排砂時にこれが河川に流れだし、河川中の酸素が失われ、酸素を必要とする生物が河川から消える事故が発生した。更に、海水中の酸素量にまで影響を与え、海洋資源にも大きな影響を与える可能性が指摘された。
そこで、長期間砂を溜めず、常時または定期的に排砂を行う事で、酸欠分解を防ぐ事になった。一方、ダムをバイパスさせるルートを作って、濁流をダムに入れない方法が試験的に採用され初めた。排砂ゲート付きダムは試験的に作られている程度で、現在は、黒部川流域の出し平ダム、宇奈月ダム、長野県の美和ダムの3つ程度だと記憶している。最近は砂が溜まらない、治水専用の「穴あきダム」に注目が集まっているが、貯水しないので、発電や農業用水に利用できない。排砂ゲート付きのダムが諸問題を解決する可能性があるが、期待通りの成果が出せるだろうか。