<赤い夕陽と大学イモ>

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現代中国を芋で斬る
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サツマイモといえば鹿児島や茨城県を連想しますが、国産のイモを使った大学イモは製品ベースで年間/5千tほどにすぎずその数も年々減少傾向です。わが国で消費される大学イモは1998年で約2万tくらい、その内中国産原料の大学イモが75%を占めています。この数値にはほとんどの日本の消費者は驚きます。彼等にとって、大学イモは古くから日本にあり、原料は当然国産だと考えているからです。それだけに今、口にしている食べ物はどこで誰が作っているのかキチンと解明する必要があります。近年、食品に関しては「安全・安心」が消費者ニーズの主流となり、農産物もそれに応えるべく低農薬・有機栽培手法が多く取り入れられています。加工食品である大学イモも、素材のサツマイモがどのようなイモであるかを広く消費者に情報開示する必要があります。特に今までその方面の情報が不足していた中国のサツマイモに関してはその必要性は急務でしょう。

 

 

イモ大国-中国の現状

中国はサツマイモ生産世界一の”イモ大国”だ。全世界の9割近くを生産し日本のそれとは比較にならないほど巨大である。中国のサツマイモ生産は革命政権初期の「大躍進」期に最高潮になり、その後横ばい状態が続いている。

 

勝利8号と勝利100号

1905年(明治38年)、日露戦争の後、日本はロシアから中国の関東州(遼東半島南部)と南満州鉄道及びその付属地を譲渡されたが鉄道線保護のための守備兵(のちの関東軍)が沖縄100号というイモのつるをはじめて日本から満州(中国東北部)へもちこんだ。沖縄100号というイモは昭和9年、沖縄県農事試験場で育成され、その後国策であるサツマイモ増産奨励の追い風に乗り全国的に栽培された戦中戦後の代表的なイモである。

 

 

山東省/野菜ベルト地帯

山東省は中国有数の小麦生産地であると同時に日本向け野菜供給地としても有名である。道路沿いに延々と続く畑は小麦と野菜のツートンカラーを彩る。サトイモ、ホーレンソー、キヌサヤ、ニンニク・・・・・と日本でお馴染みの野菜がここで生産されている。これらの野菜は工場で加熱処理(蒸し・ボイル)され冷凍で日本に送られてくる。さらに近年では生鮮状態で空輸され日本の店頭に並ぶことも通常化した。

 

江蘇省/徐州甘藷研究中心

江蘇省徐州市にある「徐州甘藷研究中心」は中国唯一の国立サツマイモ育種研究所だ。中国にはこのほか11ケ所に米・小麦・とうもろこし等々の育種専門研究所がある。徐州甘藷研究中心の横にある試験畑では数百種の苗を栽培し毎年育種改良を続けて新種を開発している。日本の高系14号、黄金千貫、紅東も畑の隅に栽培されている。その昔、わが国の沖縄100号が持ち込まれたのが当センターでもある。

 

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