損保会社が、保険契約する加害者に査定通りの保険金を支払い、
「うちは保険金をちゃんと払ったのだから、
その保険金がそのまま被害者の手元に届くかどうか、あとは知〜らない」と言い、
しかも「鑑定書というのは、社内での保険金支払い手続きのために作ったものだから、
被害者には見せられない」(日動火災海上&三井住友)ということになると、
被害者は本当の査定額がいくらだったのか知ることができなくなり、
加害者が保険金を詐取しようとすれば容易にできることになってしまいます。
交通事故に絡んでこういった保険金詐取事件が相次いだため、
保険会社は加害者を経由せず直接被害者に保険金を支払うこととなりました。
この教訓が活かされないことになります。
ということで
このような流用(=詐取)がまかり通ったとすれば、
保険会社の査定した保険金は被害者のためにすべてがきちんと支払われるという、
賠償責任保険の査定の原則を根底から覆すこととなり、
ひいては保険業にたずさわるすべての人間・代理店・損保会社および
保険制度そのものにたいする信用の失墜を招くことになります。
もちろん三井住友海上の真面目な社員たちも恥ずかしい思いをしています。
しかしながら、三井住友海上とシャープは
このホームページを見ても、態度を改めようとはしていません。
利益供与の額がたかだか70万円だったからなのでしょうか。
それよりも遙かに多額の利益供与事件が発覚しない限りは、
三菱自動車のようにはならないとたかをくくっているのでしょうか。
| 「たとえ違法とされる行為であろうと、経済性に見合うのであれば、企業はためらうことなく違法行為に手を染める。経済性に見合わない、たとえば企業の存続にかかわるような問題に発展する可能性がある、と判断したときには手を引く。それだけの話なのだ。」 (宮崎 学 著『地下経済』(青春出版社)よりの引用) |