手塚治虫ワ−ルド

http://ja.tezuka.co.jp/manga/sakuhin/m054/m054_01.html

マグマ大使は、地球の創造主アースによって造られたロケット人間マグマ大使と、地球侵略をたくらむ宇宙人ゴアとの戦いを描いたSF活劇です。

今は大人になっている私の子供たちは、小さい頃はテレビの前でマグマ大使に釘付けになっており私が説明を求めると、「まもるくんが笛で呼ぶと、悪い奴を懲らしめる為助けに来るんだよ」と教えてくれました。

そのときは、懲らしめるなんて難しい言葉を知ってるもんだな、と漠然と感じたのです。

玉川温泉に行くようになり、八幡平の、特に焼き山周辺の環境を調べていると、数十年前に小さな噴火があったばかりの火山であることが判りました。

マグマは火山流としてハワイ島などの景色と共によく見られますが、手塚治は人間を苦しめるゴアをやっつける為にア−スによって造られた、とするマグマ大使を創作しました。

人間の苦しみを救う為、マグマ大使がやってくるなんて、何処からこんな発想が生まれたのか、私には不思議です。

然し玉川温泉の本館から岩盤浴に至る道すがら、左手にある神社の前で手を合わせる人たちの姿を見ているうちに、肺がんで亡くなった私の妻が、もし生きていて玉川温泉に来ていたら当然のようにここで参拝していただろうと想像しました。

手塚治氏は漫画家であると同時に医師として人の命と救済について、深い洞察と共感とを抱いていたことを今更ながら思い知らされました。

火山には不思議な側面があります。

マグマの上昇が爆発を招き、山や国土を形成するのと同時に、マグマが地表を持ち上げ様々な地形を構成してゆきます。

そのマグマには、超高温と同じく超高圧の為、信じられないような科学と物理の実験室みたいな現象を次々に生み出し、そして無数の生物たちにその生存の為の環境を創りだして行きます。

地質と岩石は火山学と同様に実験室のドラマを記録してゆきます。

【地学教室】地球と宇宙の科学のイントロダクション

http://georoom.hp.infoseek.co.jp/

その中には希土類などと言う珍しい岩石や、地球の磁極にまで影響を与える古地磁気学などと言う私には今まで、全く縁もゆかりも無い学問分野の存在を教えてくれました。

ア−スの歴史は46億年なんだそうです。

放射性物質でウランの場合など、その46億年の間にいろいろな姿に変化して(壊変と言います)やっと鉛にたどり着きます。その間に、約1600年間はラジウムの時期が在るのです。

ここでやっと私はラジウムと言う私にとってのマグマ大使の出現が、地球を構成する物質の46億年分の1600年に過ぎないことを知らされました。

マグマ大使は少年画報に連載されていたのだそうですが、私は少年画報が生まれる前、【冒険活劇文庫】時代の読者です。ですからアニメなんていう動く画像は子供たちと一緒に見ていました。

まもるくんが吹く笛は、ピッコロピッコロピ−と鳴っていたことは、改めて教えられ思い出した程度の記憶です。 

岐阜県は恵那郡苗木町は今は、中津川市に合併されています。ここには中津川市鉱物博物館が在ります。  http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/museum/

ここには長島乙吉氏と息子さんの長島弘三博士の希元素鉱物が展示されています。この長島乙吉さんは日本のアマチュア鉱物収集家として有名な方で、日本各地の鉱物博物館には、この方の収集品が展示されています。

玉川温泉で有名な北投石は、現在では正式な学術名ではないそうです。

しかし玉川温泉はどんな病気にも効果がある、と言う人たち、特に本を書いておられる方には伝説を生み出した石ですが、放射線学や鉱物学を知っておられる方には、伝説は矢張り伝説で玉川温泉の北投石が特に特別な意味を持っては居ないそうです。

私もこの伝説を調べる為、この石の名前の由来である台湾の北投温泉で、特に癌などに効果があるという話はありますか?と訊ねたところ、そんな話は無いそうです。

では玉川温泉の効果の秘密は何でしょうか?

ここに商人が入り込みますと、話が難しくなります。

何故か?お分かりでしょうが、玉川温泉の奇跡的回復力なるものを、【奇跡的】と言うことでの商品化と販売とをしないと儲からないからです。

私は玉川温泉の効果を、総合的な環境にある、と見ています。

ラジウムどころかどんな石にでもある遠赤外線とかマイナスイオンとか、何しろ学問上ではその効果が認められていない石盤を、「健康に良い」とか「体に良い」とか言わないと、営業にはなりません。

誠に困ったことです。

石の板を暖めて、その上に寝る、こんなに楽な治療方法はありません。

しかし玉川の、あの大気(気候と火山性ガス類)・あの(磁化水であり超酸性水)・あの土地(微量放射線)を、別の場所で再現できると考えることに無理があります。

空気と水と土地とをどうやって持ってくるのでしょうか?

又もう一つ別の要件として古地磁気学で言う磁極の問題があります。地球物理学ではこの問題が非常に大切ですが、私はここに松果体と睡眠学の分野にも影響していると思っています。

私は自分の体で調べていることがあります。

しかも140泊以上の宿泊体験にも基づいています。

すこしづづ見えてくるもの、それは仮説であり一般公開は致しませんが、視床下部や松果体と地磁気との関係に興味がある人には輪郭は見えてくるものと思います。

それが私には【マグマの恵み】であり、恩恵をもたらしてくれる【マグマ大使】なのです。

手塚治虫氏が漫画家であると同時に医師であったこと、マグマと言う地球の親分が、人間達の忘れた大きな恩恵をもたらす事、ここにヒュ−マニズム地球物理学との原点が共通の認識の上に展開されている事実に、私達は驚かされます。