白い巨塔(66)
田宮二郎の代名詞的役柄“財前五郎”
まさに彼のはまり役。
三年越しの念願の企画だったというだけに、思い入れは
強く事前に何回も実際の医者と会って話を聞き、
手術を見学して回り、手術シーンは吹き替えなしで
こなしたという。
12年後のテレビシリーズでも、田宮二郎が山崎豊子に
「ぜひやらせてほしい」と、その入れ込みようはただならぬ
ものがあり、豚の胃袋を仕入れて自宅で縫合の練習を
するほどであったという。
次期教授選挙を巡る裏工作合戦のスリリングな展開
医学界の根深い腐敗をあぶり出す法定シーン
まさに今の腐食しきっている社会にメスを入れようで
権力の中に生きるもの、やられる者が交差している。
この作品は現在の新潮文庫版の上巻・中巻の部分のみ
下巻部分は当時まだ発表されておらず、「続・白い巨塔」
として「サンデー毎日」に連載されるのは、翌67年から
68年のこと。この続編は、財前勝訴で終わる結末
に対して寄せられた「納得がいかない。もっと社会的
責任をもった結末にすべき」との読者の声に答えたもので
財前が二審で敗訴し、癌に倒れる結末となっている。
砂の器(74)
中居正広主演のTBSドラマ 砂の器 のほうが
最近では有名ですが、過去に77年版テレビで今西栄太郎
役に仲代達也、91年版では田中邦衛、和賀英良役に
77年版、田村正和、91年版佐藤浩一になど何度も
映像化してんですね。
ですが、松竹版の映画ほうが
断然、すばらしい人間ドラマです。
同、中居版テレビシリーズを見てて、あまりの出来の
悪さに松竹版DVDを買って、見直したぐらいです。
この映画のテーマは テーマ曲にもなっている
“宿命”です。
言葉だけではこの映画のよさは伝えられませんが、
見るものを感動の渦に落とします。
蒲田操車場殺人事件、迷宮入りかと
思いきや、警視庁の地道の捜査の果て、天才音楽家・和賀英良へと
容疑の点と線が結ばれていく。
その動機の影に潜む、忌まわしい過去。
その宿命 父と子 の宿命を書き下ろし
ラスト、コンサート会場で父と子の思い出をフラッシュバックしながらも
演奏。
ラストの30分はくい付けになるほど、
音楽と映像がマッチしています。
自分が見てきた邦画で一番の映画です。
復活の日(80)
この映画の監督意外に、深作欣二監督なんですよね。
仁義なき戦いでバイオレンスの真髄をついた監督が
今度は世界平和とは、人類の未来について問う
問題作を作ったと思います。
1982年 南極大陸に800名余り残して
人類は死滅した。
いったいなぜ!?
この冒頭の問いかけと、未知なるウイルス
に絶滅し荒廃した
東京の映像が流れる。
小松左京原作で他にも日本沈没、首都消失
などSFが得意としてますが、この映画は
結構、SARSや鳥インフルエンザが流行った
ので身近に感じる。
極寒の南極にいるかぎり、ウィルスには感染しない
のだが、
ラスト、ワシントンD.Cに地震が起き、
報復用核ミサイルが南極にも発射されるのを
知った南極観測隊員たちは
それを阻止するためホワイトハウス地下参謀室に
吉住らを送るが失敗。
だが、その核ミサイルの影響で
地球に蔓延している未知なるウイルスが
除去される。
取り残された吉住はひたすら、仲間の
いる南へ向かい、生き延び、そして出会うシーンは感動した。
Life is beautiful.
必殺4 恨みはらします(87)
なぜか深作欣二監督作品がすきなのでしょうか?
必殺劇場版シリーズでも群を抜いておもしろいです。
深作欣二監督は必殺シリーズの第一弾
必殺仕掛人の第一話、第二話の監督でもあり
まー必殺シリーズの土台を作った人です。
その監督が4作目にしてメガホンを取り
挑んだ作品。
それに千葉真一、真田広之率いるJACが
今回大暴れし、
中村主水も堂々とチャンバラさばきで
本来の必殺の定番(闇打ち)らしくありませんが、
それなりに楽しめます。
必殺仕掛人(73)
この必殺仕掛人、必殺仕掛人 梅安蟻地獄、
必殺仕掛人 春雪仕掛針はDVD三本セットで
ツタヤの中古ショップで何と3千円で売られていて
即、購入したの覚えてます。
定価が1万円近くで、ヤフオクでも3千円で
売買してない。
ツタヤで買い取り価格いくらだったのか疑問?
とにかく掘り出し商品で得しました。
必殺仕掛人テレビシリーズでは
藤枝梅安役は緒方拳ですが、
劇場版第一弾は
昭和版 白い巨搭で有名な
田宮二郎です。
緒方版ももちろんいいですが、
田宮版も風格が梅安らしくで
気持ちがいいです。
池波正太郎原作の
仕掛人 藤枝梅安も
読んでみるのもいいですね。
必殺仕掛人 梅安蟻地獄(73)
テレビシリーズのほうの
藤枝梅安の緒方拳に
戻り、今回はタイトルのように
梅安を罠にはめようと敵が
迫ります。
その首謀者役が悪役には
もってこいの佐藤慶。
ついでに小池朝雄も弟役で悪。
むかしは個性のある俳優がいっぱいいたなー。
必殺仕掛人 春雪仕掛針(74)
殺しのプロの梅安でも女には
情けがあったのか、女盗賊役の岩下志麻
の罠に落ち、囚われの身になります。
ですが、頼み人の助けもあり、
再起復活し、今度は仕掛けて仕損じなしに。
実は互いに因果関係があるのですが・・
そこは知らぬが仏。
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