厚生労働省が実施した訪問看護ステーションに関する統計調査の結果について紹介させて頂きます。
分析データ数が48事業所と非常に限られていますが、これまでにいろいろなところが公表しているデータとほぼ似た数値となっていますので、信用してもいいデータだと思います。
他の介護サービスと比較した場合、訪問看護ステーションの特徴としては、収入に占める給与費の割合が非常に高くなっていることです。
■調査の概要
・調査の期日:平成19年10月1日
・調査事項:平成19年9月の1ケ月間における事業の実施状況及び収入・支出の状況
・分析データ数:48事業所
■調査結果データ
・介護料収入:1,788千円
・保険外の利用料:1千円
・給与費(収入に占める割合):1,541千円(86.2%)
・延べ訪問回数:223回
・看護職員常勤換算数(常勤率):3.5人(68.3%)
・常勤換算1人当たり常勤給与(看護師):449,504円
・常勤換算1人当たり常勤給与(准看護師):393,581円
・常勤換算1人当たり非常勤給与(看護師):382,895円
・常勤換算1人当たり非常勤給与(准看護師):296,230円
・訪問1回あたり収入:8,0008円
・訪問1回あたり支出:8,280円
・看護職員(常勤換算)1人当たり延訪問回数:64.5回
■前回調査との比較概況
・16年の前回調査に比べ、事業収益に対する収支差の率は低下している。(収支差率:10.4%→-3.4%)
・また、収支差率の分布は前回調査とほぼ同じ傾向を示し、収支差率の高い事業所と低い事業所の二極分化の傾向が見られる。
・訪問1回当たりの収入は減少(-7.3%)する一方、訪問1回当たりの支出が増加(6.9%)している。
・収入に対する給与費の比率は11.3ポイント増となっており、看護職員の1人当たりの給与は、9%程度増加している。
・概ね訪問回数が増えるにつれ、収支差率が高くなる傾向が見られる。訪問回数200回を超えると、収支差率はプラスに転じる傾向が見られる。