訪問看護ステーションの可能性として、療養通所介護事業所の併設があります。
訪問看護ステーションは制度上、医師の指示書に基づき、居宅で指定訪問看護(療養上の世話または必要な診療の補助)を提供することで介護保険または医療保険から報酬を受けています。
看護形態の多機能化については、訪問看護に「通所機能」や「短期入所機能」を付加して、24時間体制で継続して在宅療養者と家族の生活を支援することなどが考えられます。
看護を必要とするために既存の通所サービスが使えない人が利用できる仕組みができると在宅生活の継続にもつながります。
日本訪問看護振興財団では、平成15年、16年度に全国数箇所の訪問看護ステーションの協力を得て、訪問看護ステーションの多機能化の一つでもある「通所サービス」を実験しています。
この通所サービスは現在、利用者の対象範囲の狭さやその他条件等により、苦戦していると聞いていますが、療養通所介護事業所の運営に携わったことがないので実際のところは不明です。
とは言え、国による在宅医療推進あるいは在宅重視の方針のもとで、ますます訪問看護ステーションの役割や期待は大きくなっているのは事実です。
上記の療養通所介護事業所以外にも、訪問看護ステーションの多機能化がされるようになっていくのはほぼ間違いないと言えます。
その他、国による動きにあわせた介護保険や医療保険での多機能化という観点も必要ですが、そもそも保険外のサービス開発などにより可能性を拡げるという側面もありますので、ぜひこの点を考えてみても面白いのではないかと思います。