訪問看護とは、「対象者が在宅で主体性をもって健康の自己管理と必要な資源を自ら活用し、生活の質を高めることができるようになることを目指し、訪問看護事業者は、健康を阻害する因子を日常生活の中から見出し、健康の保持、増進、回復を図り、あるいは疾病や障害による影響を最大限にとどめる。また、安らかな週末を過ごすことができるように支援する。そのために、具体的な看護を提供し健康や療養生活の相談にも応じ、必要な資源の導入・調整を図る」となっています。(訪問看護検討委員会、1990年)
平たく言えば、看護師などが居宅を訪問して、ケアを提供して自立への援助を促し、療養生活を支援するサービスのことです。
病気や障害があり医療機器を使用しながらでも、住まいで最期まで暮らせるように多職種と協動しながら療養生活を支援しています。
この訪問看護サービスを提供しているのは、免許を持つ看護師もしくは保健師等です。
また、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が必要に応じて訪問しています。
健康レベル別の利用者としては、いわゆる寝たきりの人が比較的多く、利用者の約70%が何らかの医療処置を必要としている方となります。
次にサービスを提供する機関についてですが、次のような所があります。
1.訪問看護ステーション
全国におよそ5924ヵ所(2006年4月1日現在)あります。
最近は駅や街角などでも、訪問看護ステーションの看板を多く見かけるようになり、利用しやすくなってきていると思います。
在宅で療養される方に、質の高いサービスを提供するため、訪問看護師自身が運営するサービス機関という位置づけになっています。
医療機関と同様に医療保険、介護保険、公費負担医療などの各種保険が使えるので、費用負担が少なくてすむという特徴があります。
2.医療機関(病院・診療所)
多くの病院や診療所が、訪問看護部門を設け、在宅で療養が必要な状態で退院された方々や、病院・診療所に通院したり、往診を受けている方などにサービスを提供しています。