■にとり1
にとりの日記 <見ちゃダメだよ!勝手に見たらぎったんぎったんにするよ!>
○月○日
今日はとんでもないモノを拾ってしまった。人間の男だ。
私の家の近くにうつ伏せで倒れていたのを見かけたので家に運んだ。
衣服を見るに、普通の人間ではない気がする。徳のある人間なのだろうか?
一瞬死んでいるのかと思ったけど息はあるみたい。
とにかく人間は河童の盟友なので世話をしてやる。恥ずかしがってもいられない。
怪我などはしていなかったが気を失っていたので布団を敷いて寝かせてやった。
私もなかなか大変なものを拾ってしまったものである。
それはそうと、この外界から入ってきた機械の修理が終わらない。
ものすごく複雑な構造をしている。どちらが上なのだろうか?
そもそも何に使うものかわからない。困ったものだ。
悩んでも解決しなかったので、今日は作業もそこそこに、きゅうりを食べて寝るとする。
○月×日
拾ってきた人間が目を覚ます。なんと彼は外の世界の人間だと言う。
私はとても驚いた。彼は里の人間とは似ているようでどこか変わった喋り方で私に礼を言った。
ここが幻想郷という世界であることを説明すると、彼も私と同じように驚いていた。
どうやって来たか、何が原因なのか、まるで見当がつかないらしい。
しかたがないのでしばらく世話をしてやることを約束する。
彼は「夢の中にいるみたい」とか何とか言いながら喜んでいた。
もし私が神隠しなんかされたら、そんなのんきな事は言ってられないのに・・・
外の人間は変わり者なんだということにしておく。
人間に構っていたら機械の事をすっかり忘れていた。
そもそも人間の世話で機械を弄る余裕が無かった。放置しておく。
追記。彼の名前は○○というらしい。
初めて会った人には名前くらい聞いておかないと。
普段人を避けて生活してるから、そんなことにも気がつかないんだ。反省。
○月□日
○○は本当にのんきな奴で、私の家にある本を読んだり、機械を見たり、
昼寝をしたり、どうして自分がこの世界に来たのかということに頭を悩ませたりしている。
○○が私をまたも驚かせる。なんと今修理している機械を「見たことがある」というのだ。
この機械は「ぴーえすぴー」といい、遊んだり映像を見たり音楽を聴いたりすることができる優れものだと言う。
その他にも、電気が無いと動かないだとか、他にも部品が必要だとか、色々なことを教えてくれた。
○○は、まさか機械技師か何かなのだろうか?と思って聞いてみたが、やんわりと否定される。
だが、その後に○○が発する「このくらい向こうの人間なら誰でも知ってる」という発言はさらに私を興奮させた。
すごい。外の人間すごい。
その他にも○○はいろんな機械の事を私に教えてくれる。私にとっては物凄く楽しい時間だった。
私は食い入るようにして○○の話を聞いてしまった。目も輝いていたと思う。
「ぱそこん」だの「けーたい」だの、外の世界のものは名前が覚えづらい。
やはり○○は機械技師なんじゃないかとにらんでいる。
香霖堂という外の世界のモノを扱う店があると教えたところ、○○が興味を持ったので、
今度一緒に行く約束をした。
そういえば、・・・これは○○から聞いたのではないが
男女が仲良く遊びに行くことを「でーと」と言う、と聞いたことがある。
なんだか恥ずかしいので忘れることにする。
○月△日
○○もきゅうりが好きだと知った。そもそも向こうの世界にもきゅうりがあったんだ、なんだか嬉しい。
というわけで夕食にとことんきゅうりを出してやった。今日は「きゅうりときゅうりの和え物」。
やはりきゅうりはおいしい。
私と○○はやはりどこかウマが合うんだろうか、結構好みが似ているみたい。
最近は機械弄りとかもほっといて○○とばっかり話している。
嫌な顔せず私に付き合ってくれる○○は本当にいい人間だ。
やはり人間は河童の盟友なんだなと再認識した。
最近、この日記が○○の事ばかりで埋まっている。
そもそも外の人間を拾うなんてことが非日常的だというのもあるけど
なんだか生活の一部に○○が組み込まれてしまっているような気さえする。
・・・元々は自分が発明したり修理した機械の事を記すための日記だった気がするんだけどなあ
細かいことを気にするくらいなら新しい機械のひとつでも弄ればいいのに。と思った。
○月☆日
最近は私が朝に起きて、そしてから少し離れた布団で寝ている○○を起こしてやる、というのが定番になってしまった。
ずっと一人で過ごしてきたのでこんなことでも新鮮な感じがする。
○○が「なんだか新婚さんみたいだね」と言った。特に意味は無かったんだと思うが、
どうしてもその言葉が私の頭に残ってしまっている。どうしてだろう。
かねてから約束していたので香霖堂へ連れて行った。
移動する時にいつも使っている光学迷彩スーツを使おうと思ったが、私一人分しかなかったので
諦めて使わずに○○と歩いて香霖堂へと向かった。
(途中、厄神に冷やかされたがあえて無視。)
こうやってみると本当に「でーと」みたいだ・・・。なんだか落ち着かなかった。
当の○○はというと、道具について店主と話したり、うわさを聞きつけた天狗のインタビューに答えたりしていた。
なんだか私が○○に置いてけぼりにされている気がして、話もそこそこに○○を連れ帰ってきてしまった。
○○が少し寂しそうにしていた。悪かった気もする。
追記。日付が変わるか変わらないかあたりに博麗の巫女が私を訪ねてきた。
天狗に話を聞いて、○○を外の世界に戻すために○○に会いに来たらしい。
隙間妖怪にも話をつけるつもりなので、まず○○と話がしたいと言った。
私は○○が居なくなるのかと思うと急に怖くなった。
一緒に生活するようになったのも急だったが、不思議なことに○○は今では大切な存在になっている。
このまま二度と会えなくなるのもとても嫌だったので、巫女には夜遅いだのなんだの、適当な理由をつけて帰ってもらった。
もう巫女とは会わない。忘れる事にする。
○○はこっちの世界に住む気はないのだろうか?
○月※日
天狗の新聞が家に三部も届く。昨日○○が話していた事をすぐさま新聞に書いたみたいだ。
この天狗の新聞はいつでも「号外」と書いてる気がする。胡散臭い。
秘密にしていた訳ではないが、なんだか○○がみんなに知られたと思うと快くは思えない。
○○が楽しそうに新聞を読んでいたのでよしとする。
話の流れを折らないよう、○○に幻想郷に住む気はないのかと聞いてみた。
○○は笑いながら「ここ以外に移る気は無い」と答えた。
もしかして、それはこれからも私と一緒に暮らしてくれるということだろうか?
だとしたら嬉しい。とても嬉しい。盟友を超えた関係を築けるのだ。
○○の前で顔が赤くなってなかったかが心配である。
夕食にはたくさんきゅうりを出してやった。
追記。身体の相性も良かった。顔からのびーるアームが出るくらい恥ずかしかったが。
○月θ日
そろそろ少し自分に素直になってみようと思う。
私は○○が好きだ・・・本当に好きだ。
思えば、道に倒れてる○○を見つけたのが私の人生の転機だったのかもしれない。
今まで恋だとか愛だとかそんなのは全く知らなかったが、これがその気持ちなんだろうと思っている。
○○とずっと一緒じゃないとガマンできない。
もう○○には私だけを見ていて欲しいとすら思っている。
少しだけ素直に、というのは、この気持ちを○○に伝えられないから、という意味である。
私には日記に想いを吐き出すことしかできない。
天狗が私の家まで来て○○に取材をしている。何をそんなに聞くことがあるんだろうか?
特に意味が無い事でも記事にするのが彼女らの仕事なので特に突っ込む部分も無いが、
ずっと私の○○と話されるのも困ると想い、帰ってもらった。
何やらゴネていたが、思い切って○○に抱きついた私を見て、すぐ帰ったようだ。
たまには大胆な行動もいいかなと思った。
上で「私の○○」とさらりと書いてしまったが、なんだかいい響きなので気に入っている。
私の○○。口に出すと頬が緩む。
○○から見た私はどうなってるんだろう。気になる。
○月†日
今日も朝から○○とずっと遊んでいた。
話したり、出かけたり、一緒の布団で寝たりもしてみた。
・・・日記に書くことも特にないが、しいて言うなら私は今幸せということである。
○○にもきっと私の気持ちは伝わっていると思う。
そう思うとなんだか、温かかった。
今日も天狗が取材に来る。頻度が多いのではないか?
取材を受けると○○は私から離れる事になるので、それは嫌だったので今回も帰ってもらった。
と言っても弾幕による強行手段だが。
少し乱暴だったかとも思うが、二人の愛のためにはしょうがないということにしておく。
天狗が去り際に私の事を睨みつけた。その顔は、怒りもあったが、なんだかとてももの悲しそうだった。
私が今気になっていることは、河童と人間の間に子供はできるのか、ということである。
恥ずかしくて○○には聞けないが、重要な事だとは思う。
私としては、○○似の男の子が欲しいと思う。そのためには色々と頑張らないといけない。
○月ξ日
朝から○○の様子がおかしい。
私より早く起きているかと思えば、私の事を妖怪でも見るような目つきで見ている。妖怪だけど。
会話もしてくれないどころか、近くに寄ろうともしてくれない。
何か悪いものでも食べたのだろうか?心配だ。
○○はどこか私に怯えるように、私から距離を取っている。
変な○○は置いておいて、私は久々に機械弄りに精を出した。
・・・なんだか上手く手が動かない。構造も頭に入ってこない。
お嫁さんになるには機械弄りより家事を勉強する方がいいと思ったので、深く考えないことにする。
掃除くらいはできるようにならないと・・・。
○○は夜まで変だった。私の顔を見ようとしてくれない。
何かを必死に隠して、私に背を向け続けている。
夕食の「きゅうりときゅうりのサラダ」も食べてくれなかった。それどころか、返事もくれない。
新婚生活が今になって怖くなってしまったのだろうか?
妻としては不安なものである。
妻。すごくいい響きだ。嬉しくなる。
○月ж日
○○の様子はおかしいままだ。
私が話しかけると、ビクッと反応はするものの、言葉を返してはくれない。
不安だ。それと同時に悲しい。
○○とわかりあえたと、繋がりあえたと思ったのに。
夜。○○の様子がおかしい理由がわかった。
○○が大事に私から避けるようにして持っていたのは、天狗の新聞。
私は記事の内容を見て驚いた。
「特集!人肉を食べる妖怪」「外の世界から来た新たな被害者」
「谷河童のにとりが食用として人間を飼育している」
他にも妖怪の捕食の様子だの、人を食料とする妖怪だのの話を交えて、
私の事が書いてあった。○○を騙して、食らう存在として。
なんだこれは!デタラメにも程がある!
私が新聞を引き裂いた瞬間、窓の外で、あからさまに音を立てて何かが飛び去った。
天狗。ずっと見ていた・・・?
我慢がならなかった。すぐさま○○に騙されているということを言ったが、
○○は信じてくれない、どころか、○○は声をあげて泣きながら命乞いをし始めた。
私がそんなことするわけない、といくら言っても○○は顔を上げない。
命だけは、だとか、ここから帰してくれ、だとか聞きたくない言葉ばかり言う。
酷い。○○が私を見てくれない。
なんでこんなことに。どうして?あの天狗のせいか。
そう思うと悔しくて涙が出てしまう。何故私の愛する人を、こんな形で奪った?
○○に泣きつこうとも、もう私の知っている○○は居ない。
私を怯え、いや、妖怪を怯え、それでいて無力で、
泣き叫ぶ事しかできないか弱い人間しか居ない。
私の○○は・・・壊れてしまった。
(ここから先は、文字が汚く書きなぐられていて読めない)
○月$日
(この日の日記は無い)
○月Я日
(この日の日記は無い)
○月а日
私は気づいてしまった。
○○は壊れてしまった。それなら直せばいいんだ!
単純な事だった。壊れたものを直すなんて簡単な事だ。
私のリュックにはドライバーやら、ドリルやら、六角レンチやら。
工具の数だったら幻想郷では負けない自信がある。
外の世界の機械だってある程度は知っている。
私に直せないものなんてあっただろうか?いや、無い。
○○は今、山のもっと上で天狗に保護されているらしい。
明日、光学迷彩を使って○○を奪還、そして修理をする。
修理が終われば、あの温かい笑顔の○○が戻ってくるんだ!
そう思うと居てもたってもいられない、が安全性を考えて、決行は明日の夜とする。
○○、待っててね!
○月З日
(この日の日記は無い)
○月Д日
結論から言うと、○○は直った。
それどころか、○○はさらに素敵になった。
いつでも私だけを見てくれる。
口から出る言葉だって、私を愛する言葉だけだ。
力強く私を抱きしめてくれる手だってそうだ。
○○は私の理想の人間になった。
予定より少し修理に時間がかかったが、結果は満足の行くものだった。
これから、また○○と素晴らしい日々が待っているんだと思うと口から笑いが零れて止まらなくなる。
天狗が見ている。ずっと窓の外で見ている。
青ざめた顔をして見ている。この世のものでないものを見るかの様な顔で。
でも、いい。私は見せ付けてやる。
○○と私の愛を見せ付けてやる。
○○が天狗なんかじゃなく、私を選んだということを教えてやるのだ!
さあ、○○
今電源を入れてあげるからね。
(この日以降、日記は無い)
にとりに狂おしいほど愛されたい・終
>>up0379
「できた♪できた♪」
わたしはルンルン気分で今しがた完成した機械を見つめる。
完成した機械は○○に仕掛ける盗ちょ…じゃなくて通信機だ、ただの人間である○○が幻想郷をうろついたらあっという間に妖怪に襲われてしまう。
それを未然に防ぐためのいわばお守りのようなものだ。(だからたとえ通信が向こうからこちらへの一方通行であっても断じて盗聴器なんかじゃない)
だけどもちろんそれ以外の目的もある、○○に言い寄ってくる他の女たちから○○を守ることだ、むしろこっちの方が重要かもね。
そう思いながらわたしは箪笥にしまってある○○の服に機械を取り付ける、取り付けるといってもノミみたいに小さい機械を仕込むだけなんだれどね。
前に普通の通信機を作ったんだけど、正直なところずぼらな○○は通信機を持ち歩く時より家においてある時のほうが多かったからこんな小さな通信機を作るはめになっちゃった。
まったく、○○ったら世話がやけるんだから。
「おはようにとり」
「ひゅい!?」
出し抜けに声を掛けられマヌケな悲鳴を上げてしまう。
「お、おはよう○○」
○○とわたしは恋人関係で同棲中だ。だけどいきなり声を掛けられるのはやっぱり心臓に悪い。
わたしはほおを膨らませて○○に抗議するけど○○は笑って着替えを始める。わたしは急いで背を向けた。
そのあと、○○が出かけたのを確認してから通信機のスイッチを入れた。ノイズもなく綺麗な音が伝わってくる。
○○がわたしの作った機械を持って使っている、そう思うと体の芯がゾクゾクと疼いた。
「あややー、○○さんおはようございます」
しばらく耳を傾けていると突然耳障りな音が聞こえてきた、あの鴉天狗だ。
あいつに限らずこうやって○○にちょっかいを出す輩が幻想郷には五万といる、その後も巫女、魔女、メイド、吸血鬼、亡霊、鬼、妖獣…数えたらキリがないくらい○○に声を掛けてきた。
あいつらはなにを考えているんだろう、○○はわたしの恋人だというのに。
いくらわたしが○○の行った場所、話した人物全てが分かってもそれを防ぐことはできない、それがもどかしかった。
その夜さっそく通信機に改良を加えた、○○のような鍛えられていない一般人には聞こえない高周波を出すようにだ。
妖怪や戦闘慣れした敏感な者にしてみればひどく耳障りな音、これで○○に近づく者もいなくなる。
これで枕を高くして眠れる、わたしは改良した通信機を仕込んでから上機嫌で○○の布団に潜り込んだ。
「なにかいいことでもあったの?」
わたしが笑っているのに気がついたのだろう、○○が聞いてくる。
「前から作ってた機械の完全版ができたんだよ」
そう言ってわたしは○○に抱きついた。
その日を境に○○に声を掛けてくる者は減っていった。
だけど一人だけしつこく声を掛けてくるやつがいた、あの鴉天狗だ。
取材とか言ってるけどあいつは間違いなく○○に惚れている、だって何回も取材しているのに文々。新聞に○○の記事が載ったことは一度もない。
きっと取材と称してしこたま撮った○○の写真を眺めてニヤついているんだろう。
「ところで○○さん、最近○○さんから変な音が聴こえるますよね」
わたしは舌打ちをした、天狗ときたらデリカシーに欠ける。
だけどここで愚痴っていてもしょうがない、感のいい天狗のことだもしかしたら通信機のことを感づかれてしまうかも知れない。
あの通信機は発信機も兼ねている、わたしは光学迷彩を起動し○○の元へ向かった。
その間にも天狗は○○に質問を浴びせる。
皆さんが急によそよそしくなったのはいつ頃からですか?それまでになにか変わったことはありませんでしたか?
急いで○○の元に向かう中で質問の内容はどんどん核心に近づいている。
そういえば○○さんはにとりさんと同棲していましたね、なにか持たされていませんか?
そう天狗が言ったところでわたしは現場に到着し、即座にのびーるアームを叩き込んだ。
頭に命中したのびーるアームはそのまま天狗を吹き飛ばした、一瞬のできごとだ、○○には天狗がいきなり消えたように見えたと思う。
天狗がいきなり消えたことに驚いている○○に声を掛ける。
「○○ー?なにやってんのー?」
「いや、今ここに文がいたんだけど急に消えちゃって…」
「あははー天狗様は気まぐれだからねー急に飛びたくなったんじゃないの?人間の目じゃ追えないよ」
そんなものかと頭を傾げている○○の手を引く。
「さ、そろそろ日も暮れるしかえろ?」
そう言いわたしは○○の手を引く。 これからは邪魔者もいないしずっと一緒だよ、○○。
―以下蛇足
相変わらず駆け足気味
本当は○○をにとりに依存させたかったけどそんな文章力はなかったぜ!
―蛇足終わり
>>up0621
ん、にとりか。
そんなにキョロキョロしてどうしたよ。
こっちこいよ、キュウリやるから一緒に食おうぜ?
――ぁん?
最近白狼天狗とよくいる?
ああ……前に道に迷った時に道案内してもらってなぁ。
それ以来何かと世話焼かれてんだよ。
ま、悪い気はしないけど……おい、そんなに急いで食うなよ。
……ああほら、言わんこっちゃ無い。ほら水。
まったく、にとりは世話が焼けるな。
ちょ、俺を同類扱いするなし!
なんだ、出かけるのか。
俺の為の食材の調達?
嬉しい事言ってくれるじゃないの。
期待しちゃうぜ?
おー、いってらっしゃい、にとり。
4スレ目>>298
にとりの日記帳
〇月×日
妖怪に食べられてなくなっちゃった〇〇の左腕を機械仕掛けで作ってあげた
すっごく大変だったけど、〇〇はすっごく喜んでくれた。うれしい
いきなり両手でぎゅっと抱きしめられて、わたしは恥ずかしさで気を失ってしまった
〇月△日
×日に義手を作ってあげてから、〇〇は三日おきくらいに来てくれるようになった
やっぱり一人でメンテナンスは難しいらしく、わたしにやってもらうのが一番だといって笑ってた
わたしも義手なんて作ったのは初めてだから、やっぱりいろいろと不具合もあるかもしれない
これからも改良を重ねなくちゃ
〇月□日
昨日、〇〇がわたしの家に泊まってくれた
義手の改良のためって言ったけど、本当は〇〇ともっと一緒にいたかったから
一緒にご飯を食べたり、わたしの発明を見てもらったりして、とっても楽しい一日だった
……でも、〇〇は改良って口実が無かったら、来てくれてたのかな?
そう思うと、義手に改良を施す気にはなれなかった
Ω月Θ日
また、〇〇が怪我をした
草刈り鎌で誤って右腕を深く切っちゃったらしく、ほとんど切断と言ってもいいらしい
これはきっと神様がくれたチャンスだ
〇〇はもっとわたしといるべきだって言ってくれてるんだ
Ω月Σ日
あれから徹夜に徹夜を重ねて、新しい義手ができた
しかもバランスが違っちゃ〇〇も嫌がると思って、両手一揃いのを
できばえはちょっと気になったけど、〇〇は涙を流すほど喜んでくれた
お礼に何でもするって言ってくれたから、わたしの助手を頼んだら、こころよくOKしてくれた
うれしい。これからはいつも一緒にいられるんだ
Ω月β日
また〇〇が妖怪に襲われたけど、撃退できたって喜んでた
わたしが右手に仕込んだビームのおかげだって、また感謝されちゃった
なんとか粒子っていうのを撃ち出す外の世界の技術を使ってみたんだけど、まだ左手は使ってないみたい
同じくなんとか粒子を撃ち出す、〇〇に好意を持って近づいてくる女自動撃退機。わたしの自信作だ
γ月α日
〇〇に好きな人ができたらしい
相手はスキマ使いの式の式だって、新聞に書いてあった
〇〇側から好意を持つぶんには自動撃退装置は働かない
嘘だと思って、努めて明るく〇〇に問いただしたら、好きだって言われた
嘘だ ひどい こんなのってない 死にたい
πがつξ日
ずっとずっとかんがえて わかった
〇〇はおかしくなっちゃったんだ
あたまの機械がおかしくなっちゃったんだ
わたしが〇〇のこい人なのに、あのねこが好きなんてうそだ
わたしがメンテナンスをしてあげなかったのがいけなかったんだ
〇〇、すぐに直してあげるからね
πが ψにち
〇〇のあたまノかいろ なおす
きかいじゃナくてへんなしわだらけモノがはいッテてたかラとりだして
ぜんぶきかい とりかえる
πが:=@」ち
なお:」「%$#pた
〇〇 わたし・。¥の〇〇
}*}_?*{‘P>{‘_ΛΣ
(以下 解読不能)
〇〇の日記帳
〇月×日
左腕が帰ってきた
物を持つことも、文字を書くこともできる
にとりにはいくら感謝してもしきれない
お礼と言うにはおこがましいが、今日から庭できゅうりを育てる事にする
生ったらにとりのところに持っていこう
〇月△日
メンテナンスに行ってきた
一人でもできるし、特に不都合があるわけではない。にとりに会いに行く口実だ
たしかににとりには感謝しているが、それだけじゃない
たぶん、俺はにとりが好きなんだろう
って、何で日記にこんな恥ずかしい事書いてるんだか(笑)
〇月□日
昨日、にとりの家に泊めてもらった
義手の改良のためって言ってたが、結局義手には特になにもしなかった
なんだったんだ?
しかし、俺にとってはにとりとずっと一緒にいられて、嬉しく楽しい一日だった
いつかは義手の改良だなんだという垣根を越えて、お泊りできる関係になりたいもんだ
Ω月Θ日
ちくしょう、またやっちまった
じぶんのふちゅういにあきれる
ききうではもうない かんじもろくにかけない
せっかくひだりてをつくってくれたにとりにもうしわけがたたない
Ω月Σ日
右腕が帰ってきた
しかも両手が一揃い
もう、にとりには何と言っていいのかわからない
どんな感謝の言葉を並べても陳腐になる気がする
そんな俺ができるお礼は助手になること
どだい吊りあってない
けれど、それをにとりが望むなら、これから粉骨砕身誠心誠意頑張ろう
Ω月β日
この腕、とんでもない機能が搭載されていた
ビーム発射装置って……相当高価だっただろう
それを惜しげもなくつけてくれるとは、にとりの慈愛の心には頭が下がりっぱなしだ
俺はそんなにとりを愛している
両思いになりたいなんて、そんな大それたことは考えてない
俺なんかがそんな事を言ったら、にとりの迷惑になるだけだ
でも、できる事なら俺は助手としてにとりを支えていきたい
願わくば、俺が死ぬまでずっと
γ月α日
新聞にデカデカと書かれた
あそこの新聞が確証も無しに書くのはいつものことだが、この書き方は無いだろ
俺は大の猫好きで、いつも
「よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし」
をしようとして逃げられてんだ
そこで、凄い嫌そうな八雲さんとこの式に頼みこんでなでさせてもらっただけだ
猫は好きだが、子供に興味は無い。俺が好きな女はにとりだけだ
まぁにとりには好きだといったけど、ちゃんとあくまで猫の話だとわかってくれているだろう
π月ξ日
ずっと家に明かりがともってなかったから心配してたが、ようやく今日お呼びがかかった
今まで何度行っても出てこなかったからなぁ
居留守? いやいや、にとりに限ってそんな陰険なことはないだろう
きっとずっと出かけてたんだろう。できれば助手としてついていきたかったぜ
この日記を書いたら、さっそく行くとしよう
π月@日
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