原付工作室


先日、たいへん興味深いメールを頂きました。

差出人は札幌にお住まいの、小川様とおっしゃる方からでした。

うーん・なになに? 少し重たいメールを開封して... 驚いちゃいました!

そう、ページのタイトルで御察しの通り

折り畳み原付バイクを自分で作っちゃったんです!




画像クリックで大きく見れるよ!

当初「トチー進化論」に載せるつもりでしたが、この自作トチー(?)の完成度が素晴らしいので

この「原付工作室」を新設し御紹介させていただきます。

以下、小川様とTAKAのインタビュー形式でお楽しみ下さい。




TAKA:小川様、初めまして。宜しくお願いします。


小川様:TAKAさん、こんにちは。おてやわらかに。


TAKA:まず、トチー自作の発端を教えていただけますか?


小川様:TAKAさんのHPを今年の4月頃に拝見させていただき「これが原付登録できんの!」と思い

    それじゃあ全て自作で、前例のない原付登録してやりましょうか!と思い立ちヤラカシチャイマシタ...


TAKA:アイタタタタタタタ... やっちゃいましたね!・責任を痛感しております。(笑)

    早速ですが、制作過程からお聞かせ願いませんか?


小川様:まず設計には十分に時間をかけ、精度の高い図面を書きました。

    暇なときに書いたので半年を要しました。


TAKA:一大プロジェクトですなぁ。設計から制作まで全部お一人で?


小川様:旋盤加工部品が数点あったので、まともに制作依頼すると5万円ぐらいかかるんですよ。

    それは知り合いの工場に居る、旋盤工のお兄ちゃんに安価で作っていただきました。


TAKA:フムフム。実際の制作過程での御苦労等は?


小川様:製作そのものは、それ程苦労はしませんでした。

    製作開始は11月始め頃から始めました、雪の降る前には完成させないと...

    何せ作業場は屋外(玄関先)のため、雪が降ると作業が出来ないんですよ。

    北国は11月でも、かなり寒いですからね。

    メインフレームのパイプ等は、事前に油圧パイプベンダーにて曲げ加工をしておき

    週末の2日間で仮付け本熔接をやり、ほぼ原型が完成しました。


TAKA:なるほど、北国ならではの苦労ですね。それでは、ほとんど順調に進んだ訳ですね?


小川様:制作は順調だったんですが、作業中にふと「こんな物を作ちゃって原付登録が出来るのか?」

    と不安が膨らんで行くのを感じました。


TAKA:たぶんバイクを自作しようと思ってる人は、そこが一番気になるとこじゃないですかね。

    実際のところは、どうだったんですか?


小川様:区役所と陸運事務所に相談することにしました。

    区役所では「前例がないので... 調べますので少し時間を下さい」とのこと。ますます不安が...

    陸運事務所では、「書面による認定は出来ないが、口答による返事はしてあげましょう」

    と言っていただき、少しホットしました。

    数日後に区役所へ再度TELしたところ、区役所では型式認定できないので

    陸運事務所等で認定して欲しい(口答でOK)とのことで、再度陸運事務所に現物を持参し

    簡単な審査をしてもらい、口頭による認定をしてもらうことを約束していただきました。

    いよいよ登録に区役所へ写真と簡単な仕様書を添付し、わずか5分程で登録完了。

    心配してたわりには簡単に済んでしまい、拍子抜けしました。


TAKA:たぶん役所によって対応は違うと思いますが、そういう前例を作っていただけると

    これから「俺も作ってみよう!」という人の、支えになりますね。(ある意味で人柱・笑)

    気になる肝心の走りの方は、いかがですか?


小川様:走らせてみると、なかなかこれが良好で驚きました!

    発進・加速もスムーズで、ブレーキの利きも良好。登り坂もグイグイ登ります。

    サイレンサーを追加したんですが、それ程静かになりませんでした。

    容積が小さいせいなのかな? 今は特製チャンバーを考えているところです。


TAKA:いやぁー・創作意欲は留まることが事がありませんねぇ!


小川様:えぇ、今度は折り畳み4輪車(原付)でも作ろうかなと思っています。


TAKA:いわゆるミニカー(マイクロカー)ってやつですね? 楽しみにしております!

    ところで、御家族の反応はどうでしたか? 私はトチーで肩身の狭い思いをしておりましたが...


小川様:制作途中の妻の冷たい視線と「そんな物作って、どこ走るつもりなの?」と言う言葉に

    私は真面目に「東急ストアーに買い物に行く時に乗るんだよ!」と言ってしまった

    私がチョット惨めになったり...

    息子には「お父さん何作るの?」と言われ、「スクーターだよ!」と言ったら

    息子が「ヘー...」と気の無い言葉に、ちょっとガッカリもしましたが

    試乗会では思ったよりも好評だったので、大変嬉しかったのを覚えております。


TAKA:それは、なによりですね。

    今後の御活躍に期待しております!(家を追い出されない程度に・笑)

    今回は長々と、どうも有り難うございました。


小川様:こちらこそ、有り難うございました。




いかがでしたか?

さらに興味のある方は、こちらもご覧下さい。小川様に提供していただいた資料です。

 折り畳みスクーター1号機・詳細画像

 折り畳みスクーター1号機・スペック

これを見て「おいらは興味ねーよ!」って考えてる貴方

このHPを見に来てる時点で、貴方もその予備軍だと思いますよー(笑)