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資料:被逮捕者からのお礼メッセージ



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※法大弾圧救援会より、当サイトで公開している抗議文の呼びかけ人・賛同人の皆さんへのお礼のメールが届きました。他ならぬ皆さんへのメッセージですので、ここに許可を得て公表いたします。
なお、「被逮捕者からのお礼」ということで、中核派全学連の織田委員長のメッセージも添付されていましたので、同時にお伝えします。皆さんの中には、「俺は中核派を助けたつもりはないよ」という方もおられると思いますが、そういう方も、純粋に「被逮捕者の一人からの主張とメッセージ」としてご覧いただければ良いのではないかと思います。

被逮捕者から賛同人へのお礼メッセージ

法大弾圧救援会です。初めてメールさせていただきます。

今回の弾圧に際して、さまざまな立場の違いはあっても、法大当局と警察権力の弾圧に対して抗議の声を上げてくださったことに、心から感謝いたします。これだけの反撃の声がわきあがったことが、学生たちを12日間だけで取り戻すことができた最大の力であると確信しています。本当にありがとうございました。

本日、29人の被逮捕者のひとり、全学連の織田委員長(東北大)が記したお礼状を、法大弾圧救援会の賛同人に送りました。これは救援会の賛同人のみならず、みなさんにも向けられたものであります。以下、ご覧になってください。

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■お礼のメッセージ

 3月14日の法政大学での歴史的弾圧を不起訴でぶち破って、29人全員が意気軒昂と帰ってくることができました。29人を代表してお礼を言わせてください。たくさんのご支援、本当に皆さんありがとうございました。

 今回の弾圧は完全に仕組まれた、逮捕のみを目的としたでっち上げです。200名もの警察を動員しておきながら、裁判官が「法政大学が110番通報して現行犯逮捕した」などと語っていること自体が本当に許せません。

 3月14日当日、私たちがデモから帰ってくると、法政大学の中には3,40人の大学職員が待ちかまえていました。安東学生部長はデモ隊が入るとすぐに、待ってましたとばかりに立て看板の撤去を指示、教員数人が立て看板の方へ移動しはじめました。デモに参加した法大生の何人かが立て看板の前に座り込んだり教員を追及したり、または抗議の声をあげました。ほかの学生も、その2〜3メートル周辺で抗議の声をあげました。私は、その時、近くでトラメガの準備をしていました。

 しかし、なんだかおかしい。「立て看板を撤去してやる」というより何かを待っているような表情の教員たち。すると安東学生部長が“入ってこい”という感じで大きなジェスチャー。その瞬間黒い集団が雪崩のように押しよせてきました。腕章に「POLICE」と書いてあり、警察であることがすぐにわかりました。私は3人がかりでおさえられながら安東学生部長に対して「ふざけんな!」と叫びました。デモ隊が入ってくるときはいなかった。どこかに隠れていたんだ。大学というものが警察権力と打ち合わせてここまで用意周到に弾圧を用意した。そう思うと本当に怒りがこみ上げました。

 麹町署に護送される車には、私のほかに2人の学生もいました。私は、「とんでもないことになった、4月新歓の準備をどうしよう」などと考えていましたが、「そんなこと考えていてもしょうがない」という思いと「残っている人が闘いに立ち上がるはずだ」と思いになり、「むしろうまくいくかもしれない」と思い返したことを覚えています。

 麹町署では、逮捕された学生の大半は、4階の講堂に押し込められましたが、私ともう一人の学生は、別室に閉じこめられました。しかし、29人もの大量逮捕でうろたえている警察を見ている内にドンドン楽しくなってきて、フランスでの逮捕とダブらせ、「我々は日本代表なのだ」と名誉な気持ちになったものです。

 私に対する取り調べは麹町署でなされました。逮捕直後に所持品はすべて押収され、着ていた服も下着以外は全部押収され、代わりに警察が用意した服を着せられました。
 取り調べでは、担当の公安刑事が「お前のせいで大量逮捕だ。この失敗を総括しろ」とか、押収したビラのコピーを出して「お前の言っていることは全部ウソだ」とか「親も迷惑を掛けた」とか。「逮捕したのはお前らだろう、ふざけんじゃねぇ!」と心の中で言い返しながらにらんだりしました。

 外からの差し入れは、私のところは基本的にすべて入ってきましたが、ほかのところでは、今回の弾圧のことが載っている新聞や機関紙が検事によって禁止されたり、読めないように記事のところを真っ黒にスミ塗りされたりしたそうです。本当に許せません。

 取り調べは一日8時間ほどありましたが、負ける気はしませんでした。何より留置場の房の人たちはとてもいい人ばかりで、元気づけられました。労働者の昇進差別や低賃金・労働強化の現実を聞いたり、外国から出稼ぎに来ていた人たちの人生に触れたりしながら、政治のことを語ったり、笑いあったりして生活しました。取り調べの中で房の仲間を「罪人」扱いされた時は本当に怒りました。勾留理由開示公判の次の日、「13番」と呼ばれていつものように取り調べかと思ったら釈放。名残惜しい房の仲間と握手をして帰りました。

 私は今回の闘いを「大勝利」としてすべての人と共有したい。仕組まれた弾圧、全員別の留置場に離れて勾留されるという中、29人全員が完全黙秘・非転向で闘う思想と団結を守り抜き、磨き上げて帰ってくることができたということ。私は自分の仲間に本当に感謝したいし、誇りに感じました。

 これを実現できたのは、ほかでもない、たくさんの支援の力です。フランスの学生の闘いと自分たちの思いをダブらせながら、「これは歴史的事件だ。すごい反響になるに違いない」と逮捕された直後から29人全員が確信し、外の情報が伝わってくるたびに想像をはるかに超える反響に元気付けられ、「勝てる!」という確信を得ることができました。

 敵が狙っていたことはフランスの今の事態を見ても明らかです。学生が全国でストライキを打ち、それに呼応して労働組合も次々と立ち上がる、学生運動をつぶさないととんでもないことになる、ということでしょう。敵は沖縄や岩国をはじめとする全国の反基地闘争の盛り上がりや、「日の丸・君が代」と闘う教育労働者や動労千葉のような処分を恐れぬ闘いに心底震え上がってるのでしょう。
 そして私たちは全国300万学生がゼネストをやろう、とスローガンを掲げて闘ってきた。今回もし起訴・有罪となったとしたら、法政大学のような「ビラ・立て看板規制」は一気に広がっていったでしょう。大学に入れば「建造物侵入」、「大学の中は改憲済み」、こうした暗黒へと一気に塗り替えられていったでしょう。小泉政権の狙いはまさにここにあったと思います。

 しかしこれを不起訴で、10日勾留の再延長すら阻止して跳ね返した。本当にでかい。この間の都立高校での弾圧や立川テント村の弾圧など、言論弾圧が吹き荒れています。逆転有罪には誰もが悔しさと怒りに打ち震えました。そうした思いを背負って、闘いぬき、勝利を掴み取ったと考えています。

 釈放を勝ち取った29人全員は「闘えば勝てる」ということを身をもって知りました。みな口々に言うことは「取調べはたいしたことなかった。公安刑事は内容がなくてがっかりした」ということです。むしろ全員が別々に生活していた分、いろんなエピソードがあり、釈放当日の打ち上げは涙が出るほど笑い、長時間にわたって語りました。強大に見える権力も、対峙してみると底抜けにもろい。手錠や不当な勾留をしようが、権力側は団結の前には本当に弱い。

 これから米軍再編をめぐっては「特措法」などと、三里塚のような状態に全国が入っていくような状況です。警察権力を導入して逮捕してでも基地を作る、強化するということです。または共謀罪や国民投票法などの極悪の治安立法も狙われています。戦争をとめるにはこれと真っ向からぶつかることになるでしょう。

 では逮捕されたらどうなるのか。その先は今回の勝利でよく見えた。逮捕されてもどうってことないってことです。いや、むしろ腐敗した小泉政権に怒りを燃やす労働者・学生が立ち上がっていくということです。ますます敵は追い詰められるしかない。

 はっきりいって小泉はもう諦めたほうがいい。1000兆円の赤字。戦争をするしかない。戦争法案や基地強化には誰も従わない。改憲をするためには弾圧するしかない。でもあれだけえらそうにしている公安警察の中に、われわれの戦争反対の思いをくじけるやつは一人もいないのです。

 皆さん! 勝利は不可避です。逮捕など一ミリも恐れることはありません。さらに闘いを広げよう。逮捕されるのは全学連に任せてください。最先頭で闘いたいと思います。

 私たちは、いまこの地平に立って改めて「300万学生の改憲阻止ゼネスト」を掲げたいと思います。今回法政大学の闘いで、「3月14日を滝川事件のようにしてはならない、ここから戦争を止めたんだと語られるような日にしよう」と呼びかけました。まさにそうなったと思います。「規制ルール」=「学内改憲」の阻止へと前進したといえるかもしれません。

 法政大学の学生は、逮捕を理由に「自宅謹慎処分」を下されています。最先頭で弾圧を仕組んで旗を振った安東学生部長が下した処分です。絶対に許せない。法政大当局への抗議をさらに過熱させて、学生会館解体のリベンジをかけて、法政大学を中心に、ゼネラルストライキの渦の中に全大学を叩き込みたいと思います。

 最後に改めて、多大なるご支援ありがとうございました。戦争をぶっとめるまで、ともに闘いましょう!

2006年3月31日
織田 陽介(全学連委員長)

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◎29人の学生を釈放しろ!3・14法大弾圧救援会
 呼びかけ人 吉川経夫(法政大学名誉教授、刑法学者)
       葉山岳夫(第二東京弁護士会)
       大口昭彦(第二東京弁護士会)
       一瀬敬一郎(第二東京弁護士会)
       小田原紀雄(日本基督教団羽生伝道所牧師)
       伊藤えりか(法政大学第一法学部自治会元委員長)

◎カンパ振込先
▼銀行振込 三菱東京UFJ銀行 錦糸町駅前支店 普通 3520695 法大弾圧救援会
▼郵便振替 口座番号 00160−0−585187 法大弾圧救援会

◎釈放された法政大学の学生を「自宅謹慎処分」にしてさらなる処分を策動する法政大学当局に、抗議の声を集中してください
 総務部  03―3264―9200
 学生部  03―3264―9471
 第一学生課03―3264―9473
 第二学生課03―3264―9474

■一言メッセージ集をつくりました。  3・14法大弾圧救援会事務局で、賛同といっしょに寄せられた一言メッセージ集をつくりました。郵送またはPDFファイルの形式で送付いたします。ご希望の方は、houdaikyuuenkai@yahoo.co.jp までご連絡ください。

(了)

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法政大学での弾圧事件に抗議する有志一同
連絡先:アッテンボローまたは草加耕助まで