猿の惑星−PLANET OF THE APES
68年米(112分)

監督 フランクリン・J・シャフナー
原作 ピエール・ブール
脚本 マイケル・ウィルソン ロッド・サーリング
制作 アーサー・P・ジェイコプス
             
●あらすじ ●登場「人物」 ●登場「猿」 ●ネタバレ・ストーリー ●感想

●あらすじ

       
猿が支配する惑星に不時着した宇宙飛行士。人間狩りによって捕らわれる!!

宇宙飛行士テイラー達が乗った宇宙船は地球を発って1年6ヶ月(地球時間では2000年)後、ある星に不時着した。そこは人間の言葉を話す猿が支配する惑星で、人間は言葉も文明ももたず、猿に狩かれて逃げる生活をしている。

テイラーも人間狩りにあい、喉を負傷して捕らえられるが彼はチンパンジーの動物心理学者ジーラに自分が言葉が分かることを伝えた。ジーラはテイラーに関心をもち、婚約者で考古学者のコーネリアスとともに調査をする。ジーラ達はその結果を科学庁長官のゼイアスに報告するがゼイアスはなぜか、テイラーを恐れ排除しようとする。

テイラーの命が危ないと知ったジーラとコーネリアスは彼を逃がした。テイラーは猿たちの「禁断地帯」に逃れるが、そこで信じられないものを目にしてしまう。

●登場「人物」
テイラー 宇宙飛行士。主人公。猿に撃たれて喉を痛める。猿に勇敢に立ち向かい猿の惑星の謎を暴くが信じられないものを目にしてショックをうける。
ランドン 宇宙飛行士の一人。猿の惑星にアメリカ国旗をたてる。ゼイアス達に脳を手術されて言葉を話せない状態になる。
ドッジ 宇宙飛行士の一人で黒人。花が咲いているのを見つける。猿に銃で撃たれて死亡。
スチュアート 宇宙飛行士の一人で女性。猿の惑星に不時着した際、すでにミイラ化。
ノバ テイラーと一緒に捕らえられた言葉を話せない女性。「ノバ」とはテイラーがつけた名前。テイラーが砂の上に書いた文字を消してしまう。テイラーと一緒に自由の女神を目撃する。

●登場「猿」
コーネリアス 考古学者。ジーラと共にテイラーを助ける。禁断地帯を調査した経験あり。ジーラと婚約中。チンパンジー。
ジーラ 動物心理学者。テイラーが他の人間とは違うことにいち早く気づきテイラーを何度となく助ける。コーネリアスと婚約中。チンパンジー。
ゲーレン 外科医。ジーラの部下。テイラーの喉の手術をする。チンパンジー。
ゼイアス 信仰守護局長で科学省長官。人間がこの惑星の先住人であることを知っている。ジーラ達が暴こうとする秘密を隠蔽している。オラウータン。
マキシマス 動物関係局理事で博士。「協会特別審判」に出席。オラウータン。
オナリアス 司法副長官で博士。「協会特別審判」の時の検察官。オラウータン。
協会長 「協会特別審判」の時の協会長。名前は不明。オラウータン。
ジュリアス テイラーにホースで水をかけた猿の兵士。ゴリラ。
ルーシャス ジーラの甥。テイラーとノバを牢屋から出す。禁断地帯では見張り番をするがヘマをする。チンパンジー。

●ネタバレ・ストーリー

             
4人の科学者、テイラー、ランドン、ドッジ、スチュアートは1972年、宇宙船に乗って地球を出発する。

カプセルが開きテイラー、ランドン、ドッジが目覚めた時、すでにスチュアートはカプセルが割れてミイラになっている。

宇宙船に水が入ってきたので救命ボートで脱出。年代を表すカウンターには「3978/11/25」と記されている。

土を調べたり、小さいアメリカ国旗をたて、未知の惑星を探索する。

花を見つけ、生命が育つ環境であることを知る。探索して「かかし」のようなものや「木」を見つける。

滝や湖を見つけて裸で泳ぐ。3人は足跡を発見する。直後、服などの持ち物を何者かに盗まれる。

たくさんの人間を発見する。話せない人間であることに気がつく。

人間たちが逃げはじめ、馬に乗った猿たちが現れる。

たくさんの人間たちがつかまりドッジも撃たれて死ぬ。テイラーは首を銃で撃たれて捕まる。

テイラーはジーラの手下ゲーレンに首の手術をしてもらう。言葉を話す猿に驚く。

テイラーはジーラの持っているメモ帳を奪う。ノバがテイラーと同じ牢屋に入れられる。

テイラーは砂に文字を書いてジーラに気づかせようとするがゼイアスに消される。

テイラーはジーラにメモを渡す。「MY NAME IS TAYLDR(マイ・ネーム・イズ・テイラー)」と書かれている。

テイラーは紙に文字を書いてジーラとコーネリアスに自分のことを説明する。

テイラーは牢屋を抜け出して逃げ出すものの猿たちに捕まる。「その臭い手をどけろ、小汚い猿どもめ」と叫び猿たちを驚かせる。

テイラーは「協会特別審判」にかけられる。テイラーの発言が真実がどうか確かめるために捕虜の人間に会わされる。

脳を手術したランドンに出会う。ランドンは無反応。テイラーは怒ってゼイアスたちに刃向かうも捕まる。

ゼイアスはテイラーに取引を求めるがテイラーは応じようがない。ジーラの甥ルーシャスのおかげでテイラーとノバは牢屋を脱出する。

テイラー、ノバ、コーネリアス、ジーラ、ルーシャスは「禁断地帯」に足を踏み入れる。

ゼイアスも一緒になって洞穴を調査する。「眼鏡」「人工弁」「人形」「人骨」などが見つかる。

ゼイアスはテイラーの説明をおおよそ認める。テイラーとノバは馬に乗って海岸線に向かって進んでいく。

テイラーとノバは「自由の女神」を発見する。テイラーは事実を知り絶望する。

●感想

         
初めてこの映画を見たのはテレビの金曜ロードショーとかそういった番組で小学校5年ぐらいだったような気がします。とにかく信じられないインパクトで夜、眠れなくなりました。

それから20年近く経ち今また、この映画を見ると色々と感じることがあります。

まず見ていて本当に面白いと思うのは「この惑星ってどこ? どうなってるの?」という猿の惑星への興味を持ったまま2時間があっという間にすぎていくことです。言葉を話す猿、言葉を話せない人間、禁断地域の謎、少しずつ暴かれていく猿の惑星の謎という不思議なことだらけなんです。それに引き込まれてしまいます。

また言葉を話す猿に驚くテイラーと、言葉を話すテイラーに驚く猿達という図式も面白いです。映画を見ていて僕はテイラーの気持ちで見てしまいます。「なぜ猿が言葉をはなすんだろ? なんだ、この惑星は?」っていう感じです。そしてゼイアスたちに色々と言ってやりたくなります。「それは猿が作った法律だろうが!」とか。

ラストの場面はテイラーの絶望感の深さです。普通に見るとラストの「自由の女神」は猿の惑星=地球だったことのショックです。しかし深く考えると地球であることよりも人間同士が爆弾などを使って戦争をしてビルなどの建物や文明、そして人間としての心をうしなっていったことへの悲しみです。

テイラーは人間が絶滅した理由は伝染病などではないかと当初は思っています。しかし人間同士の殺し合いがとうとう行われてしまったという絶望に襲われます。

とにかくすべてにおいて最高の映画です。この先、凄い映画がたくさん出てくると思います。しかし僕にとってはこれ以上の映画はこれから先、出会うことはないのではとさえ感じています。

それはそうとDVDのパッケージ、ラストがネタバレです(笑)

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