Windows Server ライセンスの種類

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Windows Server ライセンスの種類
ボリュームライセンス
使用許諾契約書
CAL クライアントアクセスライセンス
Retail版Windows SKU
DSP版Windows SKU
プロダクトアクティベーション (ライセンス認証)
Windows XPのインストール
不明なデバイス
メモリーリマッピング
メモリーおよびアドレス空間の限界値

このページの目次
Windows Server ライセンスの種類

Windows Server ライセンスの種類

流通経路 リテールパッケージ(Full Packaged Product) OEM ボリュームライセンス SPLA (Service Provider License Agreement)
契約当事者 「マイクロソフト」と「お客様」 「本ソフトウェアをサーバーと共に頒布するサーバー製造業者」と「お客様」 「マイクロソフト」と「お客様」 「マイクロソフト」と「お客様」
ライセンス所有者になる方法 小売店より箱入りで購入。 サーバーベンダーよりサーバー機器に付属する形で購入。 リセラーより。ライセンス契約として。 リセラーより。ライセンス契約として。
支払い費用額 全額 全額 全額 月額
期間 永続 永続 永続、非永続 非永続
エンドユーザーがクライアント機器(デバイス)からアクセスするためにライセンス所有者が取得すべきライセンス 外部ユーザーにはCALまたはエクスターナルコネクタライセンス。それ以外のユーザーにはCAL。 外部ユーザーにはCALまたはエクスターナルコネクタライセンス。それ以外のユーザーにはCAL。 外部ユーザーにはCALまたはエクスターナルコネクタライセンス。それ以外のユーザーにはCAL。 SALまたはプロセッサライセンス。
ライセンス所有者による商用ホスティングサービス 不可 不可 不可。ただしSAにセルフ ホスト アプリケーション条項の例外がある。 可(SPLAはサービス事業者が第三者(エンドユーザー)へ商用ホスティングサービスを提供するためのもの)
異なるサーバーへのライセンス転用 90日以内の変更不可 不可 90日以内の変更不可 プロセッサライセンスの転用不可(個々のサーバーで月額使用料を支払う)
第三者へのライセンス譲渡 最初のライセンス所有者のみ譲渡可 サーバーに付属してであれば譲渡可(ただし2003 R2は使用許諾契約書に最初のユーザーのみ可と明記されている) 契約全体の譲渡が必要 不可
後継製品へのアップグレード ボリュームライセンスのSAが必要 ボリュームライセンスのSAが必要 SAが必要 つねに最新版を使う権利がある
その他 購入90日以内であればボリュームライセンスのSAを購入可能 購入90日以内であればボリュームライセンスのSAを購入可能 購入と同時であればSAを購入可能 所有者による利用は50%以下に限る。

一部のボリュームライセンスにおいては契約当事者に関連会社を含むことができる(包括契約)。契約に含まれた関連会社は「お客様」である。参考: まるっと早わかり 一問一答 ライセンス 虎の巻
ボリュームライセンスにおいては「お客様またはその関連会社」という文言における「その関連会社」はボリュームライセンス契約に含まれない関連会社を指す。
リテールパッケージとOEMの契約は包括契約ではない。

CALはリテールパッケージ、OEM、ボリュームライセンスそれぞれで提供されている。どの流通経路から購入してもよいが契約条件は異なる。
どの流通経路から提供されるCALも「お客様によってライセンスが取得されたサーバー」に対するアクセスは許諾される。
ボリュームライセンスで提供されるCALのみ「関連会社によってライセンスが取得されたサーバー」に対するアクセスが許諾される。(この関連会社は「お客様」に含まれないもの。)
Microsoft 製品使用権説明書(2010年12月版より。2011年3月版では下記の記述は削除されている)の該当文
お客様の CAL によって許諾されるのは、お客様またはその関連会社 (お客様のボリューム ライセンス契約における定義に従います) によってライセンスが取得されたサーバーに対するアクセスです。別の組織によってライセンスが取得されたサーバーに対するアクセスは許諾されません。

A customer’s CALs permit access to servers licensed by that customer or its affiliate (as defined in the customer’s volume license agreement). They do not permit access to any other entity’s licensed servers.
ボリュームライセンス契約が包括であって「お客様」に関連会社が含まれるなら、ボリュームライセンスのCALによって、 その関連会社は「お客様(包括契約の対象会社すべて)によってライセンスが取得されたサーバー」に対するアクセスが許諾される。

ボリュームライセンス契約の「お客様」には含まれない関連会社が、「お客様」のWindows Serverへクライアントからアクセスするためには「お客様」または該当の関連会社のどちらかがボリュームライセンスのCALを購入する必要がある。
1.「お客様」が購入した場合は、CALを割り当てたクライアントから、「お客様」がもつボリュームライセンス契約における「お客様またはその関連会社」のWindows Serverへアクセスが可能となる。
2.該当の関連会社が購入した場合は、CALを割り当てたクライアントから、該当の関連会社が持つボリュームライセンス契約における「お客様またはその関連会社」のWindows Serverへアクセスが可能となる。
ボリュームライセンスではないCALを購入した場合は次のとおりとなる。
3.「お客様」が購入した場合は、CALを割り当てたクライアントから、購入したCALの契約におけるお客様のWindows Serverへアクセスが可能となる。しかし該当の関連会社は購入したCALの契約におけるお客様には含まれないので、該当の関連会社のWindows Serverへのアクセスはできない。
4.該当の関連会社が購入した場合は、CALを割り当てたクライアントから、該当の関連会社が購入したCALの契約で許諾されるWindows Serverへアクセスが可能となる。すなわち該当の関連会社のWindows Serverへのアクセスのみが可能となり、ここで議論している「お客様」のWindows Serverへアクセスすることはできない。

ボリュームライセンス、リテールパッケージ、OEMで購入したCALがアクセス可能なサーバー (ここではA社・B社・C社はお互いに「関連会社」であるとする。)
  ボリュームライセンス A社・B社(包括契約) ボリュームライセンス C社 ボリュームライセンス D社 リテールパッケージ/OEM A社 リテールパッケージ/OEM B社 リテールパッケージ/OEM C社 リテールパッケージ/OEM D社
A社サーバー        
B社サーバー        
C社サーバー        
D社サーバー          

上記表において、C社(「お客様の関連会社」)のクライアントがA社(「お客様」)のWindows Serverへアクセスするために、A社(「お客様」)がCALを準備する場合、リテールパッケージ、OEM、ボリュームライセンスいずれでも可。ボリュームライセンスのCALの場合はA社・B社・C社サーバーにアクセス可。リテールパッケージ/OEMのCALの場合はA社サーバーにのみアクセス可でありB社・C社サーバーにアクセス不可。
この場合にC社(「お客様の関連会社」)がCALを準備する場合、ボリュームライセンスのみ可。ボリュームライセンスのCALはA社・B社・C社サーバーにアクセス可。リテールパッケージ/OEMのCALの場合はC社サーバーにのみアクセス可でありA社・B社サーバーにアクセス不可。

なお日本マイクロソフト社は、リテールパッケージ/OEMのCALも「お客様の関連会社」のサーバーに対するアクセスが許諾されるとしているようだ。ボリュームライセンスのCALを運用しているユーザーが、ボリュームライセンスのCALとリテールパッケージ/OEMのCALが混在する場合に区別することの煩雑さを解消するためとのことであるが、リテールパッケージ/OEMのライセンス条項に明記されたことではないため、リテールパッケージ/OEMのCALで「お客様の関連会社」のサーバーにアクセスしたい場合はそれが許諾されているのか(契約内容を、または日本マイクロソフト社に)確認してからアクセスすること。

「関連会社」"Affiliate" の定義例(ボリュームライセンス契約の種別ごとに異なる可能性あり)
「関連会社」とは、当事者が所有する法人、当事者を所有する法人、または当事者と共通の所有下にある法人を意味します。「所有」とは、法人の 50% 超の持分を直接または間接に保有することをいいます。「関連会社」の定義が第 15 条に従って変更される場合、「関連会社」という用語は「関連政府機関」として解釈されます。

"Affiliate" of a party means any legal entity that a party owns, that owns a party, or that is under its common ownership. "Ownership" means control of more than a 50% interest in an entity. The term “Affiliate” is read as “Affiliated Government Entity” if the definition of “Affiliate” is modified in accordance with Section 15,
「外部ユーザー」にはCALの代わりにエクスターナルコネクタライセンスを利用することができる。
エクスターナルコネクタライセンスはボリュームライセンスのみで提供される。
エクスターナルコネクタライセンスの対象とならない「オンサイトの契約業者または代理業者」にはCALが必要。
Microsoft 製品使用権説明書(Microsoft Licensing Product Use Rights)の説明
「外部ユーザー」とは、以下を意味します。
(i) お客様またはお客様の関連会社の従業員ではないユーザー
(ii) お客様またはお客様の関連会社のオンサイトの契約業者または代理業者ではないユーザー

“External users” means users that are not either:
i. your or your affiliates’ employees, or
ii. your or your affiliates’ onsite contractors or agents.
所有者と利用者の組み合わせパターン(@〜C)に対するライセンス種別(OEM、リテールパッケージ、ボリュームライセンス、SPLA)ごとのネットワークを経由したサービスの提供可否
  @ A B C 備考
ハードウェア資産所有者 A A A A ハードウェア資産=サーバー装置
ソフトウェアライセンス所有者 A A B B ソフトウェア=Windows Server OS
利用者 A B B C 利用者=サービスのエンドユーザー
  ソフトウェアライセンス所有者と利用者は一致 ソフトウェアライセンス所有者と利用者は異なる ソフトウェアライセンス所有者と利用者は一致 ソフトウェアライセンス所有者と利用者は異なる  
  一般的な社内利用(A) 一般的なホスティング(A) ハードウェアをリースで調達した社内利用(B) ハードウェアをリースで調達したホスティング(B) ネットワークを経由したサービスを提供する場合、(ソフトウェアライセンス所有者からみて)第三者の業務を目的としている場合を商用ホスティングサービス(または単にホスティング)という。サービス提供が有償か無償かは関係なし。
OEM 不可 不可 不可 ハードウェアからソフトウェアライセンスを分離できない。商用ホスティングサービスが禁止されている。
リテールパッケージ 不可 不可 商用ホスティングサービスが禁止されている。
ボリュームライセンス 不可 不可 商用ホスティングサービスが禁止されている。ただしSAにセルフ ホスト アプリケーション条項の例外がある。
SPLA     商用ホスティングサービス向け。
ソフトウェアライセンス所有者と利用者が異なる形態であってAに相当していても、Aの業務として使用しているサーバーをBがアクセスする場合は「商用ホスティングサービス」にはあたらない。@の扱いになる。この場合のBは「外部ユーザー」か「オンサイトの契約業者または代理業者」である。
Cについても、Bの業務として使用しているサーバーをCがアクセスする場合は「商用ホスティングサービス」にはあたらない。Bの扱いになる。この場合のCは「外部ユーザー」か「オンサイトの契約業者または代理業者」である。

Windows Server ライセンスの使用者と使用目的と手段
Windows Server ライセンス リテールパッケージ/OEM ボリュームライセンス SPLA
所有者のWindows Serverを、所有者または「オンサイトの契約業者または代理業者」がアクセス 可*1 可*1  
所有者のWindows Serverを所有者の業務に使用するために、第三者(取引先、請負業者、顧客などの「外部ユーザー」)がネットワーク経由でアクセス 可*2 可*2  
所有者のWindows Serverを第三者の業務に使用するために、第三者がネットワーク経由でアクセス 不可(商用ホスティングサービスにあたる) 不可(商用ホスティングサービスにあたる)。ただしSAにセルフ ホスト アプリケーション条項の例外がある。
所有者のWindows Serverを第三者の業務に使用するために、第三者が直接に使用 不可(貸与にあたる) 不可(貸与にあたる)  
*1 CALが必要。
*2 CALまたはエクスターナルコネクタライセンスが必要。

製品ライセンスについてよく寄せられる質問 (FAQ) 全般 より引用。
第三者による使用

当社には、短期プロジェクトを担当するオンサイトの契約業者がいます。 ライセンスを取得したソフトウェアをそのプロジェクトで使用するために、このような契約業者が所有するデバイスに、ボリューム ライセンス契約を通じて購入したマイクロソフト製品ライセンス (Office、CAL など) を割り当てることはできますか?

はい。ライセンスがライセンス所有者である企業のために使用される限り、第三者のデバイスにライセンスを割り当てることができます。

※ MSDN サブスクリプションのようなユーザーライセンスの場合、第三者 (ユーザー) にライセンスを割り当てる事ができます。

ただし、ライセンスを割り当てることができる頻度は制限されており、 一般的にボリューム ライセンス製品のライセンスを 90 日以内に他のデバイスに再割り当てすることはできません。 ソフトウェアが契約業者のためのみに使用され、お客様組織のために使用されないのであれば、契約業者が独自にライセンスを購入するか、または SPLA や Rental Rights (Office と Windows デスクトップ OS のみ) でライセンスを取得する必要があります。
製品ライセンスについてよく寄せられる質問 (FAQ) サーバー より引用。
EC と SPLA の比較

サーバーにアクセスする外部ユーザー (お客様の従業員でもオンサイトの契約業者でもないユーザー) が存在します。 エクスターナル コネクタ(EC) ライセンスを取得するか、SPLA (サービス プロバイダー ライセンス契約) を通じてこれらのユーザーのライセンスを取得するかを、どのように決めれば良いでしょうか?

エクスターナル コネクタ (EC) ライセンスは、外部ユーザーがアクセスする個々のサーバーCAL の代替となるものです。 そのサーバーへのアクセスの目的があくまでもライセンス所有者のため(外部ユーザーのためではなく)である限りは、サーバーに割り当てられた EC ライセンスにより任意の数の外部ユーザーによるアクセスが可能です。 こうした条件を満たす使用でない場合、そのアクセスはホスティングと見なされ、ライセンスの取得にはSPLA を選択する必要があります。
参考
「関連会社」の定義について
ホスティング・SaaS・ASP サービスとは
アウトソーサーおよびサービスプロバイダー向けライセンスの概要
Client Access License (CAL) Guide
日本HP - HP Proliant White Paper Microsoft® Windows® ServerライセンスFAQ Microsoft® OEMライセンスに関するHP FAQ - Windows® Server、SQL Server、HP Insight with SCE

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最終更新 2012-10-13