CRUEL RECOMMEND

<CDs which sound regarded as good quality in the latest off-meeting>

   
    

 
 
  


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4月1日「メソッド・オブ・魔界」

 前日に飲み会の席で初めてお会いした大魔王EOSさんと意気投合して(笑)、翌日、さっそく相互オフ会を遂行した。EOSさんはかつてマニアから「魔界」と恐れられた壁全面を簾で覆い尽くされた日本家屋でカルト的なオーディオを実践されてこられたようだけど、現在は現代的なマンションに移られて1年、しかしながら部屋の音響調整にかなり手こずっておられる様子で、ディフューザーやアブフューザー、はたまたオシャレな衝立などを駆使されてはいるものの、縦使いセッティングで部屋の長辺が比率的に長すぎるせいか、ご本人も自己評価40点と言われるように確かに本調子ではないかな?と思われる音場の混濁や定位感の甘さなどが感じられた。しかし、音色は私の好みにとても近いし、小型スピーカーとはとてもじゃないけど想像もつかないほど厚く沈む低音、ナチュラルでリアルな楽器の質感など、尋常ならざるそののポテンシャルを垣間見せる場面も多々あった。
 飲み会の席からずっとEOSさんは、お気に入りの東リのAKシールの効果を力説しておられて、インシュレーターやケーブルに噛ましたりと、その実演を見せてもらったが、確かにSN感がけっこう上がる。弊害ぽい副作用もあまり感じられないので、安価ながら効果の期待できる素材かもしれない。それと面白かったのはプリ本体と電源部を繋ぐケーブルのコネクターを固定する螺子をトルクドライバーでトルク調整してみると、まるでイコライザーをいじるかのように音がコロコロ変わる(笑)。振動が如何に音に影響を与えるかが良く分かる実験だった。
 その後、拙宅に移動して私の音を聴いてもらったが、ウチは以前のEOSさんの魔界部屋に雰囲気は近いせいか(汗)、いてもたってもいられない御様子で、魔界暮らし10年のノウハウがそのまま通用するのが超嬉しいらしく、目を離すといつのまにかそこら中弄りたおしてるし(爆)
 しかしまぁ、ちょっと信じられない効果を発揮したのはウチの壁面の要所に吊るしてある簾を壁から5センチほど離す実演。私の感覚では壁にベタ付けにした方が良いかな?と推測して、むしろピンで留めたりしていたのだけど、それを壁から離した途端、我々の話している声の音色が激変した(爆)、とてもクリアーで会話が聴き取り易い・・・。これはっ!と思い、音を聴いてみると、所要時間3分の調整で、音は当社比3倍良くなった・・・。澄み切った余韻、音場の引っかかりがなくなったり、逆相系のエフェクト音は部屋を無視して180度無限に広がったりと、驚異的な改善を見せた。う〜む恐るべし、魔界メソッド。。。

3月26日「襲撃 by lmstくん」

 lmstくんがお連れ合いのtrans嬢(仮名)とPCトラポのカリスマq2氏を連れて聴きにきてくれた。

 ここのところ、前回の自宅オフで指摘していただいた課題を克服すべく、スピーカーの位置を大きく動かしてみたり、パワーアンプの電源コードを変えてみたりと、いろいろ試行錯誤している中で、なんとなく目処がつきつつある感じなので、いつもどおりゲストに合わせて音作りをするのはやめて、現状の音をlmstくんお得意の分析力で評価してもらおうかな?と思っていた。
 しかし、どうやらlmstくんの中で私は「エロ音のオジサン」という位置づけのようで(笑)、意外とエッチなlmstくんの期待を裏切るわけにはいかない。。しょうがない、耳からガマン汁の出るような音を作ってみようかなと、禁じ手ではあるが、一度のオフ会で「エロ音」と「暫定リファレンス音」の2通りを聴いてもらうことにした。

 当日の模様はlmstくんのHPにお任せするとして(他力本願)、三者三様、独自の鋭い洞察力で評価してもらえて、とても参考になった。どうやら音楽的な浸透力に勝るエロ音の方が概ね好評だったようで、お三方とも音の好みはそれぞれ違うようだけど、エロ音は万国共通なのかなぁ。。?と興味深いオフ会だった。しかし、まぁ、エロ音の方が作るの簡単なんだけどなぁ。。(笑)


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#play list(2006/3/26)


1.ダニエル・ブリズボウ「ジャスト・ミスト・ザ・トレイン」~「woman4」
2.Sheryl Crow「evryday is a winding road」~「woman2」
3.rei harakami「owari no kisetsu」~「lust」
4.noon「500mile」~「Smilin’」
5.柴田淳「白い世界」~「Single Collection」
6.Ju Ju KNEIPP「息絶えた感触」~「algolagnia」
7. 大島保克「かいされー」~「島めぐり」
8.鬼束ちひろ「Infection」~「the ultimate collection」
〜ココまでがエロ音
9.Herbie Hancock「a song for you」~「Possibilities」
10.Dois Mapas「今でも日本人」~「1.9.0」
11.ヒラリー・ハーン「ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調」~「バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番」
12.resonance-T「NICE AGE」~「YMO EN-TRANCE」
13.EGO-WRAPPIN’ 「アマイ カゲ」~「His choice of shoes is ill!」
14. はっぴいえんど「かくれんぼ」~「ライブ!!はっぴいえんど」
15/16.菅野ようこ「cyber bird」「rise」~「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.2」


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3月10日「タンノイのエジンバラ」

思うところがあってタンノイのエジンバラを買った。
というのはオーディオのHPにありがちなシャレで、買ったのはスピーカーではなく文庫本。「猛スピードで母は」で芥川賞を獲った長嶋有の「タンノイのエジンバラ」という短編集だ。表題作も内容的にはオーディオの話がメインではないのだけど、なかなか面白い。味は薄いけど旨いチャーハンを淡々と食べているような読書感があって、好きな作家の一人だ。どの作品も欠けた家族をメタファーにして、70〜80年代の時代背景を上手く盛り込みつつ、家族やそれにまつわる人々との関係性を軽妙なユーモアを交えつつ、ホロ苦く描いた秀作揃い。面白いのは主人公が男でも女でも感情の機微の表現がとても繊細なことで、作者の性別がまるで分からなくなる。。かくいう私も、ずっと○性だと思って読んでいた(笑)
これからの季節、休日に近所の公園で軽く花見をして、帰りがけに喫茶店でサラっと読むには丁度良い本かも、オススメです。

月6日「襲撃 by 3人のカリスマ」

先日、拙宅でオフ会を開催した。

 一般的に相互訪問は後攻が有利である(笑)、しかし、今回どういう音で纏めようかは、今回の超強力な刺客に対して、具体的なイメージが全く浮かばず焦るばかりであった。しばらく考えるのがシンドクなって、最近の日記にあるように、PCトラポに逃避したりと・・・(笑)、結局、具体的なイメージが浮かんだのは当日の1週間くらい前だったけれど、音作りを始めてすぐ、「ゲっ、サ行の歪みが取れねー!」と明らかなミス・トーン状態に陥って、焦った。歪みはトラポの水平取り直しと強制消磁で、なんとか抑えることができたけど、その他のアラ取りに当日の朝までジタバタしてしまった。

 夕方、DeJaVuのフィルさんが到着。私より随分若い青年だが、私が数年前、オーディオを始めるにあたって、彼の書いたオフ会録はバイブルの一つだった。既存のメディアよりもリアルにハイエンド・オーディオという世界の具体的なイメージ像を、当時の私のような入門者に体系的に提示し、そこに集うたくさんのマニア同士の交流の中継点になった彼の功績は計り知れないと思う。それから数年後、こうしてその主宰者自らが、ウチに来てくれるのは、なんだか感慨深いなぁと思ったりもした。

 世間話や音楽話なぞ交えつつ、今日のオフ会がスタート。フィルさんはティールを聴くのが初めてとのことだったので、ユニット構成や音の特徴などを説明した。当日の音は、概ね一般的なティールの音から逸脱してない音だったと思うので、ティールってのはこういう音で〜す。と、偉そうに言ってみたりした(笑)
 
 2時間ほどして、Ewan+氏が到着。強豪溢れるウイルソン使いの中でもトップランナーの一人だし、流石にマニアからの注目度も高く、氏の音を聴いたことがない人からは、どんな音?と聞かれることも多い。その場合、「クオリティは最上級でとても客観的に普遍性を物凄く高いレベルで達成している音」、と答えるようにしている。でも、確かに凄みを持ちつつも、客観的な音だと思うのだけど、音の隙間に何かを内包しているのを感じる。氏の嗜好らしきモノが見え隠れするのだけど、決して尻尾を掴ませてはくれない。この自分をガ〜っと出さない理性的なスタンスが憎いほどカッコ良く感じて、私が最近、(物凄く評判が悪いけどw)、オフ会によって自分を包み隠して、音を変えたりするのは氏の影響だったりする。(と、人のせいにしてみるテストw)
 
 数曲、Ewan+氏にセンターで聴いてもらい、ウチの音の特徴や弱点を、事細かに分析してもらった。要点は2つで、部屋のチューニングをし過ぎてデットになり過ぎていること。コレはウチにある数少ないオカルト・グッズの一つ、天井コーナーのなんちゃって吸音材を外すことで、音がとても伸びやかに歌うように変化した。もう一つは、ティールの特徴であるパッシブ・ラジエーターの逆相駆動による癖とその対処法。これは翌日、試してみたのだけれど、対策後の音を聴いた瞬間、一人の部屋で「うがっ!」と思わず口走ってしまった(笑)、低域の質感はもとより、音場の拡大に劇的な効果を発揮したのだ。この対処法はもったいないから、ココでは書かないけど、特別にティーム・ティールのメンバーには1人100円で教えます。ってのは嘘でw、答えはスピーカーと壁からの距離です。このように、Ewan+氏のクリニックによって、10年かかりそうなことを1日でクリアしてしまい、申し訳ないほど勉強させて頂きました。
 
 その後しばらくして、最近、毎週のように遊んでもらっているのが、多分気のせいではない(笑)カゲトラさんが合流。もしかすると、東京のアマチュア・オーディオ・シーン@netで一番顔が広い?ってくらいの人脈をお持ちで、この世界の裏の立役者として暗躍されてるのはご存知の人も多いハズ。「オーディオなんて、ホドホドくらいが丁度いいんだよ」と、言い放ち、確かに実際、それでいて凄っごい音を出してしまうから、氏の音を聴くと細かい調整とかしてる自分が嫌になってしまう(笑)、確かに、苦労する為のオーディオでは本末転倒だし、氏のスタンスからは見習うべき点も多い。女性関係はともかくとして(笑い)
 
 そんなカゲトラさんを交え、3人のカリスマにPCトラポの実験なぞを聞いてもらいつつ、超楽しい打ち上げに突入・・・
そんな充実したオフ会だった

 みなさん、拙音失礼しました。また、暖かくなったら遊びに来てくださいねぇ。
(・x・)ノ
 

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#play list(2006/2/4)


1.ダニエル・ブリズボウ「ジャスト・ミスト・ザ・トレイン」~「woman4」
2.Asa festoon「じゃこうねこ」~「ナツハヨル」
3.五嶋みどり「エルガー:バイオリン・ソナタ ホ長調op82」~「エルガー&フランク」
4.Herbie Hancock「a song for you」~「Possibilities」
5.大島保克「かいされー」~「島めぐり」
6.鬼束ちひろ「Infection」~「the ultimate collection」
7.元ちとせ「夜に詠めるうた」~「ワダツミの木 [Maxi]」
8.chie「across the univers」~「apple of her eye」
9.Dois Mapas「今でも日本人」~「1.9.0」
10.矢野顕子「トランスワールド」~「reverb」
11.菅野ようこ「rise」~「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.2」
12.Joni Mitchell「The Wolf That Lives In Lindsey」~「misses」

☆set pieces from フィルさん
1,JULIA FISCHER「Prokofiev Violin concerto No.1」~「Russian Violin Concertos 」
2,GENNADI ROZHDESTVENSKY「SIBELIUS Violin concerto」~「SIBELIUS THE 7 SYMPHONIES」

☆set pieces from Ewan+さん
1,Huelgas Ensemble「Michael Praetorius:chant」@廃盤
2,シノーポリ;ドレスデン管「歌劇「オベロン」序曲」~「ウェーバー&R.シュトラウス」@廃盤

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2月5日「PCトラポへの道D」



上はRME・Multifaceのドライバーの設定ウインドウである。クロック・モードの設定項目が多いが、面白いのはSPDIF OutでProfessional(AES/EBU)が選べることである。物理的にはMultifaceには同軸とTOS光兼用のADAT出力端子しかないのだけど、Professionalにチェックを入れると、出力電圧が2倍となり、RCA同軸端子からXLRバランスケーブルでなくともAES/EBU規格の出力となる。これは受け側のDACが同軸ケーブル入力でのAES/EBU inに対応していないと、読み込めないようだけど、幸いにしてウチの360SLは対応機種だった。その場合、素のSPDIF outに対して若干音が変わる。少し音が厚くなる程度の地味な変化だけど、何故音が変わるのかは、DAC側の処理ルーチンによる違いなのか、何が要因なのかは良くわからない。。あと、レイテンシーはメモリバッファを多目の遅めの設定にしている。極低レイテンシーだと、若干ノイズが入ることがあるので、安全を見ての設定である。512バイト以上だと設定によって音が変わるという印象はなかった。

再生ソフトはfrieve audioとして、概ね上記のような設定で出してみた「初出し」の音であるが、「おおっ、なかなかヤルじゃん」といった印象だった。ちょっとメリハリが強く、初期の頃のティアックのVRDSメカぽい印象もあるけど、定位が全くブレない感じはPCトラポ独特の傾向なのかな?と思ったりした。比較の為、トラポをSD−9200に戻してみると、「・・・う〜〜む;;」、SD−9200の方が断然音楽的で情報量も多い。比較した曲が宇多田ヒカルのリズムの強めな、どちらかというとメリハリの強いPCトラポに有利な曲だったにもかかわらず、第1ラウンドはSD−9200の勝利確定であった。後日、検証して頂いた某達人も「SD−9200に対して、ビットの欠落したような音に聞こえる」と評価はイマイチであった。当然、未だスッピンの状態のPCトラポが、DVDプレイヤーとはいえ、通常のオーディオ機器に早々敵う程、この世界は甘くないようだ。しかし、先人の話によると<突き詰めたPCトラポ>・・・例えばドライブはSCSIの当倍速がベストとか、非磁性体筐体に電磁波・振動対策を鬼レベルまで突き詰める・・・etcとなると、P−○や、○スカラがラジカセに聴こえる程、凄っごい世界を展開するらしい。自分はどこまで突き詰めるかは未定だけど、とりあえずマスタークロックを入れるレベルはやってみようかと思っている。

少しでも興味のあるお方は、結構面白い世界だと思いますので、今お使いのPCにちょっと良い目の、クロック入力があるようなサウンドカードを導入してみるのも一興かと思います。ちょっとしたケーブル1本分のコストでかなり遊べると思います。

(PCトラポへの道、第1部〜導入編〜 了)

1月31日「PCトラポへの道C」

PCとDACを仲介するインターフェイスの選択肢(製品数)は思ったより少なかった。

今回のPCをCDトランスポートとして使うという目的からすると、必要なのは、

1、SPDIFまたはAES/EBU規格のデジタル出力用端子
2、WORD SYNC用マスター・クロック入力BNC端子
3、簡易モニターができるヘッドフォン用アナログ出力端子

この3つがあれば十分なのだが、私の場合、ノートPC環境なのでPCIカードが使えない。そうすると、USBかIEEE1394接続の外部BOXタイプの製品に限られる。しかも、風評ではUSB接続では安定性に少々不安が残るようで、IEEE1394接続タイプのものから探すこととなった。この分野のブランドとしては、LYNXRMEM−AUDIOあたりが定評があるようだが、このうち高級ブランドとして有名なLYNXはPCIカードタイプしかないので、RMEかM−AUIDOのどちらかいうことになる。基本的にこの分野はDAW(Digital Audio Workstation)向けの製品なだけに、生録用の外部アナログ音源からのADコンバート機能が主目的であるため、SPDIF出しはモニタリング用の副次的な機能でしかないようだ。「オーディオ」目的としてはアナログ盤からCDを製作するなどの目的に流用できるので便利だが、今回はソレをするつもりはない。できればデジタルに特化した製品がベストの選択になる。そうすると、RMEの「Digiface」がDAWの世界では標準のadat規格の入出力がメインながら、最も目的に合致した製品に思えた。

早速、某有名楽器店のネット通販で発注するも、お店の担当者からの連絡で初めて知ったのだが、RME製品は今年の元旦をもって輸入代理店がカメオ・インタラクティブからSynthax Japanに移管された為、現在、入荷の見通しが立たず、いつ出荷できるかわからない状況らしい。しかたがないので、辛うじてアナログ入力機能がメインとなるが、兄弟機の「Multiface」の型落ち処分品の在庫があったので、それを代わりに注文した。当座のところアナログ入力を使う予定はないけれど、いずれ「測定」などをする場合は使える機能になるかもしれない。

このMultifaceは一昨年の秋ごろ、Multiface2に代替わりしていて、進化としてはアナログ回路のリニューアルがメインだが、PCと繋がなくてもスタンドアロンで使えるように改良されていて便利そうだ。詳しい説明はないので不確定だが、あえて単独でオーディオ機器として使う場合、CDトランスポートからのデジタル信号を、外部クロックと同期したPLLで叩き直し、クロック周波数にリンクしたアップコンバートが可能らしく、丁度、インフラノイズのCRV−555と同じことが単独で可能になると思う。ただし、このMultiface2、残念ながら、異常発熱や発煙騒ぎがあって、全品回収扱いになってしまったらしい。もし、今後スタンドアロンで稼動できるDigifaceの後継機が発売されれば、是非SD−9200と360SLの間に挟んでみたいと思う。(Multifaceでもそれは可能なのだけど、PCの電源が入ってないと使えないのがネックなのだ。。)


凄く小さいけど、妙に重い。。


とりあえず、品物が届いた、面倒なドライバー周りの設定やファームウェアのバージョンアップも済ませ、DACと繋ぐ前にヘッドホンでモニターしてみると、さすがに、オンボードのRealtekのチップとは次元が違う音が出た。そしてついに、慎重に慎重にDACと接続してみた。いきなり「ピー」とか「ブー」とか変な音がでたら嫌だなと焦りながらも、、なんとか音が出た。

「・・・おおっ!」

(つづく)

1月28日「PCトラポへの道B」

そろそろ、話の内容がウインドウズ環境に絞られてくるので、アップルの人には申し訳ないけれど・・・

このところ、再生ソフトをいろいろ試していたけれど、マジっすか?ってくらいソフトによって音の傾向が違う。普通のCDプレイヤーにおけるブランド・カラーに似た違いがあって面白い。相対的に高級CDプレイヤーみたいに高級な音がする再生ソフトはないけれど、なんとなくデノンっぽい音、ソニーっぽい音といった感じにカテゴライズしてしまうのは、オーディオ・マニアの性なのかな?(笑)

<いくつか試してみたソフトの印象>

[windoow media player]・・・言わずと知れたウインドウズの標準プレイヤー。正直、長時間聴くには苦痛を感じる音だ。どうやら、PC環境に付随する小型スピーカーをブリブリ鳴らす為の音作りが成されているような気がする。プラグ・インのEQで補正してみても、余計気持ち悪い音になる。。

[Do VAIO] ・・・VAIOを買うともれなくプレ・インストールされているマルチ・メディア(死語)統合管理ソフト。音声ファイルの管理に使おうとすると、強制的にお得意のATRAC3にエンコードされてしまうので、今回の狙いから外れてしまうのが致命的。しかし、このプレイヤーの音質は面白い。明らかにソニー・トーンなのが笑える。エンコードせずCDプレイヤーとして使っても、澄み渡る透明感とアタックが強調されたガチガチした感じは古典的なソニーのイメージそのままなのだ。最近のロックやハウス系はとてもハマる。ユーザー・インターフェイスは極めて洗練されていてカッコ良く、直感的で使い易い。

[foobar2000]・・・世界的にwinampと並び称される有名なプレイヤー・ソフトらしい。音はかなり素直だと思う。若干タイトで透明な感じはマランツに近いかな?(笑)、シンプルな操作パネルが使い易い。階層深く辿っていくと、それなりに細かく調整・設定ができるのも2重丸。アップ・サンプリングも可能だけど、アルゴリズムがショボいのか音を聴く限りあまり必要性を感じない。

[frieve audio]・・・これは素晴らしい。この中では音質はダントツに好みだ。機能的にもオーディオ・マニアが思いつきそうなことは全部出来る。高価なデジタル・イコライザーやチャンデバはコレがあればいらないのでは?と思えるほど充実している。アップ・サンプリングもリアルタイムで対応してくれるのでVC64を使わなくても良いかもしれない。長時間かけてエンコードしたファイルのプレイバックと比較して、厳密には音の違いはあるけれど、気のせいレベルで割り切れる差でしかないと思う。このソフトのアップ・サンプリング機能で変換して、超高域のデイサをスペクトラムで観察している限り、整数倍の4倍@176kにアップ・サンプリングして、88kにリサンプリングし直した音が特性的にも素直だし、聴感上も好ましいと感じる。ASIO2.0にも対応していて安定性も高い。

その他メフィストなど優れたソフトも多いが、この1週間、短時間ながら色々試した限りでは、使いやすさと音質で選ぶとfrieveが一歩リードといった感じ。他になにかお勧めがあれば、ご教授いただければ幸甚デス。



・・・そうこうしているウチにインターフェイスが届いた。。

(つづく)


1月25日「PCトラポへの道A」

とりあえず、オーディオ・システムとPCを繋ぐインターフェイスがまだ手元にないので、PC単体で色々試している。最近まで使っていた自作デスクトップPCは、4年程前に組んだモノだけど、たしか当時7,000円くらいで買ったフィリップスのサウンド・カードを挿していて、音質はとりたてて語るに及ばずといった感じで、「鑑賞」レベルには遠く及ばない音だった。最近購入したソニーのノート・パソコンで音を聴いた瞬間、う〜む、最低スペック品ながら、さすがメーカー製パソコン(笑)、内臓スピーカーは携帯電話のスピーカーと大差ないレベルだけど、ヘッドホン出力から手持ちの中では一番マトモなAKG製のヘッドホンで聴いてみると、普通に聴けるレベルの音が出て、少々驚いた。

このVAIO VGN−FS22BというノートPC、CPUはセレロンM360@1.4GHz,HDが80GB@4200rpm,メモリーは標準で512M(現在、1G増設して計1.5G)と静音性能はピカイチだけどスペック的にはショボ目。でもまぁ普段使う分には十分かなと思っていた。しかし、CDからとりこんだwavファイルをソフトウェアでアップサンプリングする作業をしてみて、少し後悔・・・

作業の流れとしては、

@ 内臓ドライブから定番リッピング・ソフト「CDex」を使ってwav(@16bit・44.1k)ファイルとして取り込み

A @のwavファイルを「VC64」で24bit・96kにアップサンプリング

B各種プレイバック・ソフトでアップサンプリング前・後の比較

といった感じ。

この流れの中のAのアップ・サンプリングの段になって、「実行」ボタンをポチっと押した瞬間、標準的なモードで1曲4分ほどの曲のエンコードに30分弱も時間を要する表示が・・・(汗)、う〜む、これだけ時間がかかると普段CD1枚をまるごとエンコードしようとはとても思えない。最近出たインテルのCore Duoプロセッサーならエンコード系の作業がバリバリ速そうなので、もう少し待っていれば・・・と、後悔先に立たず。

ところが、先日、リアルタイムでアップサンプリングしながら再生してくれるソフトを発見っ!

(つづく)


1月22日「PCトラポへの道@」

現在CD/DVD−Audioトラポとして使っている東芝のSD−9200に不満があるとすれば、操作性だ。まずディスクを入れると勝手に再生スタートするオート・スタート機能は、1曲目から聴く時以外は不要。あと、20分間無作業だと電源が落ちる、オート・パワーセーブも要らない。音質は値段を考えれば全く問題ないが、この2つの操作性における不満点は、音楽を聴こうと思った時の精神的な出鼻を挫かせるので結構、嫌だ。

最近、アチコチでPCトラポが良いらしいと噂を聞くようになった。手持ちのレビンソンのDACにあわせて、No37LやNo31.5Lといったレビンソンのトラポを物色する手もあるが、どうやらメカが故障した時、修理不能になるケースも多いらしく、怖くて手が出せない。そんなこんなで、あまりに深くマニアックな世界なので、深入りするかどうかはわからないけど、今年はPCトラポで遊んでみようと思った。

まだ、インターフェースがないので、手持ちのPCを使ってDACと接続することはできないが、PC単体で実験的に試してみたアップ・サンプリングの実験は「おっ!」と思わせるものがあって、とりあえず、Firewire接続のインターフェースでも早々に物色してみようと思わせる結果だった・・・

(つづく)


1月8日「カゲトラ氏 来襲」

カゲトラ御大が遊びに来てくれた。1ヶ月程前からオファーがあったので、ゲストによって音を変える自分としては、十分な猶予期間があったのがありがたい。来る人によって音を変えることは賛否両論あるだろうが、自分としては自意識という名の無間地獄に陥らない為にも、自分なりにゲストの価値観に寄り添った音作りをすることで、その試行錯誤中に思わぬ発見があったりして勉強になるし、人に贈るプレゼントを選ぶ作業にも似た楽しさがあって好きだ。
色々考えた末、最近のデフォルトだった音場寄りのバランスから、少しだけ音像に厚みを持たせつつ、キレコミを重視したロック寄りの音作りをしてみた。自分でも結構カッコイイ音に仕上がったかな?みたいな自負はあったけど、御大の耳にはどう映っただろうか?(笑)

今回のオフ会からプレイリストを掲載します。



#play list(2006/1/8)


1、ダニエル・ブリズボウ「ジャスト・ミスト・ザ・トレイン」#「woman4」
2、大島保克「かいされー」#「島めぐり」
3、Asa festoon「じゃこうねこ」#「ナツハヨル」
4、五嶋みどり「エルガー:バイオリン・ソナタ ホ長調op82」#「エルガー&フランク」
5、UA「バラ色」#「la」
6、Maria Rita「minha alma」#「segundo」
7、Morelenbaum2/Sakamoto「O Grande Amor」#「CASA」
8、Dois Mapas「今でも日本人」#「1.9.0」
9、naomi&goro「o sapo」#「turn turn turn」
10、はっぴいえんど「かくれんぼ」#「ライブ!!はっぴいえんど」
11、chie「across the univers」#「apple of her eye」
12、Nirvana「lithium」#「lithium」
13、サンボマスター「あなたが人を裏切るなら僕は誰かを殺してしまったさ」#「サンボマスターは君に語りかける」
14、amin「Rydeen」#「chai chai」
15、菅野ようこ「rise」#「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.2」
16、Olivia「my favorite things」#「a girl meets BossaNova」

カゲトラさんのリクエスト曲
1、Jeff Beck「psycho」#「who else!」
2、3 、Souad Massi「soon」「that’s life」#「Mesk Elil 」
4、5 、川井郁子「嵐が丘」「ラスト・タンゴ・イン・パリ」#「嵐が丘」
6、7、Michael Jackson「Heal the world」「Black or White」#「dangerous」
8、Herbie Hancock「a song for you」#「Possibilities」
9、Jeff Beck「Cause We've Ended As Lovers」#「Blow by Blow 」

以上25曲




ロック寄りの音作りをしたことで、6〜9曲目のラテン系のリズム感や空気感を伴う透明感なぞもナカナカ出ていたかも?、カゲトラさんの持ち込みソフトでは、マイケル・ジャクソンの「ブラック・オア・ホワイト」が超カッコ良かった。ジェフ・ベックもキレがあってマァマァかと思うけど、このあたりはカゲトラ邸の凄音を知っているだけに・・・。総体的にカゲトラさんからは、前回のエロさが無くなったのが惜しいとの評価だったので、次回はキレとエロの妥協点を探ってみよう(笑)
 
お疲れ様でした>カゲトラ様


1月5日「賀正2006」

明けましておめでとうございます。今年もボチボチやっていきます。流浪のオーディオweb、cruel audioを本年もよろしくお願いします。

新年早々、強烈なクラッキングに遭遇し、PCのハードディスクが飛んだ。過去のデータが一瞬でオジャンになって焦ったし、マメにバックアップとってるわけでもなく、最新のバックアップデータは2年前のモノというやるせなさ。まぁ、所詮、大したモンも保存してないし、HP用データはオリジナルのエディター用データがなくても、既にアップされたモノを呼び出して、改変していけばなんとかなるだろうから、良しとしよう。

今年はPCトラポ元年にしようと企みもあったので、この際だから兼用マシンでも組もうかと思ったけど、パーツの選定など目茶目茶コダワリが必要らしいコトを某師匠に教えてもらっていたので、一旦あきらめて、ノートPCを新規購入した。ローエンド・マシンでスペック的に十分だけどディスプレイの横幅が1280ドットはどうしても欲しかったので、15.4インチのディスプレイを持つ機種から選定して、東芝のダイナブックと散々なやんだけど、ダイナブックは会社で使っていることもあって、家で会社気分は嫌だなぁと思い(笑)、ソニーのVAIOにした。今までの爆音自作機と比べ極端に静か、というかほぼ無音というのが嬉しい。赤色の発色が「物凄く変っ!」という以外、いまのトコロ特に不満もなし。爆音自作機はHDを交換してフォトショップ専用マシンにしてしまおう。

1

2005年