フエ(2007.10.13、14)
10月13日(土)
16時に、古都フエに着いた。ホイアンから車で3時間だ。
着いたとたん、雨になった。雨は強くなりながら夜まで続いた。
この日の夕食は豪雨の為に、外に出るのが面倒なのでホテル一階のレストランで食べようとしたが、お客が誰もいなかった。
部屋からホテル斜め前にある小ぶりなレストランに、2組だがお客が見えた。そこで食べることにした。
土砂降りの中、ホテルでカッパを借りたり、傘を差して走った。2組のお客がいると思っていたのだが、一組はテーブルに座っていた店員だった。
この日のフエでの行動は、レストランまで往復しただけだ。
メニュー
この時飲んだフェスティバルビール。王宮のラベルだ。地ビールだろう。美味い。
フューダビール。これも美味い。
午前中のツアーと移動で疲れたので良く寝た。
10月14日(日)
朝食を済ませた後の8:00にアジアホテル フロント横のツアーデスクで、9:30出発で16:00頃帰着のツアーを頼んだ。
古都は1人で周るものだというメンバーがいたので、3人のツアーだ。
観光地図の手書き@〜Dと王宮へ行くことを提案されたが、6のドンバマーケットを追加で入れてもらった。
出発が早いと地図の1〜7と王宮に行くのだが、遅いので2箇所が割愛されたようだ。
9人乗りのベンツワゴンを運転手付きで一日借りて50ドル。(朝早く出ても同じ値段。)車に乗ったら新車の匂いがした。
日本語ガイドが一日25ドル。
最初、日本語ガイドは頼まなかったが「ここまで来て1,000円/人にもならないガイド代を惜しんでどうすんだよ」の意見があり、急遽8:30に依頼した。
計75ドル(約8500円、一人当たり2850円)。もちろん入場料別。昼食なし。費用はツアーディスクで先払い。
フエの観光地図
拡大図(実寸:A4サイズ)
手書きの@、A、B、6、C、Dの順に観光予定だ。実際にはDの代わりにフエ駅へ行った。
日本語ガイドはジオさん。細身の美人だ。熊本生まれで幼年期を日本で過ごしたという。
ガイドさんは、どこでも入場料不要のフリーパスだ。観光に力を入れているのが分かる。
観光客としては、こんなベトナムに好感を持つものだ。
ツアーに出発
ミンマン帝廟へ向かう途中。フエの郊外風景。
動画@ミンマン帝廟
ジオさんの解説動画
池は三日月型をしている。
ここで咲いていた花。ツンベルギア・フォーゲリアナという。木だがアサガオ状の花が咲く。
Aカイディン帝廟
入場券
55000ドンの入場料はミンマン帝廟、カイディン帝廟、トゥドゥック帝廟、王宮とも同じ。3つの帝廟の中で、ここが一番小さい。
武人の像。正面に向かって左に武人、右に文官の像が並ぶ。
右のや後ろの像も手に何かの武具持っていたのだろう。手の部分に穴があった。
「Don't Touch」とは書いていなかったことを確認しているが、もたれ過ぎだ。反省!
Bトゥドゥック帝廟
皇帝の格好をして、玉座と玉輿に座る。これらはトゥドゥック帝が使っていた本物で、謁見の間にあるロープに囲まれた展示物である。
椅子、足台や輿が木製であるのは、これらを使った者のみが知りうる情報だ。
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貸衣装代は30,000ドン(多分)。ベトナムが経済成長した5年後には禁止されている商売だろう。
服は背中側で2つに割れ、係員が背中側のヒモを結わえる。刺繍をしたブカブカの長靴を履くと、写真に写る前側だけは形になる。
この写真を撮っていた時には、私の前に大勢の観光客がいた。
私の気品と威厳ある姿が羨ましかったのであろうか、私の皇帝写真を撮っていた数人の欧米系観光客が貸衣装屋に並んだ。
100,000ドンを出すと何人のも係員が従者姿となってくれる。200,000ドンも出すとそこらじゅうの従業員が従者姿となり、かしずいてくれる。
トゥドゥック帝廟の鼎(カナエ)
銅合金だ。今の日本は小学校校庭にある銅合金製の水道蛇口が盗まれている。日本だったらすぐ、盗まれてしまうに違いない。後ろは皇帝やお妃様の休憩所。ミンマン帝廟、カイディン帝廟、トゥドゥック帝廟の3つの中では、ここが一番大きい。トゥドゥック帝の離宮として造られ、廟だけではないからだ。しかし、暑いし広いので観光に疲れてしまう。
入場券
ランチ
ジオさんが連れて行ってくれた店は、フエ市街地からチョット外れた宮廷料理店「ロイヤルパーク」だ。
我々が着いた時に、奥まった部屋に日本人団体客だけがいた。我々はテラスに座った。
コース料理は17ドル/人だったが、ベトナムで更に太ったのが分かっていたから、適当なアラカルト(飲物込み:平均12ドル/人)を頼んだ。
来たときは2番目だったが、バスで乗り込む欧米系団体客が多く、たちまち室内は満員となった。団体は室内にのみ案内されたので、テラスの我々は欧米系の大声でしゃべくる喧騒とは無縁だった。
料理は美味かった。写真は最初の一品。
トイレもきれいだ。トイレ出口に冷えたおしぼりが置いてあった。
ガイドさんを頼んで良かったと思う大きな理由の一つは、レストランに悩まないくてよいことがある。
Eドンバ市場
2階建てのマーケットだ。1階は食べ物、2階は衣料。周辺は雑貨。日本人観光客と見ると客引きが寄って来る。
仲間の一人が娘さんへのお土産用のアオザイ布を買った。
仕立ては、王宮横にあるフエで一番という店でやってもらい、翌朝7時にホテルへ届けてもらった。仕立て屋は、混雑し繁盛していた。
仕立て屋さんでは、自分の娘さんと同じ背格好の人がいたので、彼女と同じ寸法だと言って作ってもらったそうだ。
仕立代は至急のホテル届けということで普通の3倍掛かった。(布・仕立の合計費用は5,000円)
帰国後、娘さんがそのアオザイを着たら寸法はピッタリだったそうである。よかった!
写真を撮るのを忘れてしまい、ここの写真は無い。残念だ。
C王宮
王宮前広場にあるフラッグタワーの巨大なベトナム国旗
王宮は北京の故宮を真似たという。北京より大分小さいが、それでも大きい。多分、皇居と同じ位の大きさだろう。
広大な敷地に建物が数多く建てられている。
主な建物にはライトアップ設備がある。夜に来ねばなるまい。
王宮でもベトナム戦争時に激しい戦闘があった。壁が崩れたのも、窪みも弾痕である。
王宮内に劇場館がありそこで宮廷舞踊を見る。劇場館の建物を見たら、ここで一日数回舞踊を見せるという。次の開演は14:30だ。
王宮内を見物して約40分後の開演時刻を待つことにした。
宮廷舞踊は、このツアーが終わったら行きたいと思っていたのだが、最終公演が15:30なので見れないと思っていたので、嬉しい。
王宮舞踊団動画1
宮廷舞踊団
動画2
動画2(AVI)
盆踊りの音楽でもおかしくない。日本の音楽もベトナムのも中国の影響を受けているのは間違いない。ここでも中国の大きさを感じる。
観客は十数人だった。入場料22000ドン?。所要一時間弱。
舞踊を見終わり出ようとしたら、ガヤガヤと観光客が入ってきた。その中に古都は一人で回るものだと言っていた我々のメンバーがいた。
観光の効率が悪いので、ホテルで午後からのツアーを頼んだという。彼は7ドルで一皿だが昼食付の英語ツアー(入場料別)に参加していた。
大型バスでの市街地だけのツアーだ。
彼らは舞踊を見れず、劇場の建物見物のみ。王宮門を出る
各観光地とも入口から奥の建物まで500メートル以上あり、王宮では舞踊団の開演待ちでも歩き回り歩き疲れた。また、舞踊団を見たので時間も16時に近い。そこで、最後の観光地である手書Dの「ティエンムー寺院」は行かない事にした。それよりフエ駅に行きたかったのだ。
歩き疲れたのでホテルへ帰るというメンバーの一人とフエ駅で別れた。
ツアーの車
大満足のツアーだった。ジオさんにはお世話になった。
フエ駅
フエの駅前広場
動画
駅と別棟の待合所。駅の正面左側にある。
フエ駅の待合所
動画
ハノイ駅にもここにもサイゴン駅にLG社の大型液晶テレビがあった。
入場券
案内所で購入する。1000ドン(約8円)。
なかなか入場券(platform ticketとかentrance ticketと言った)という単語が分からなかった。
こちらの発音が悪かった為だろう。
カメラを示し、写真を撮りたいと言ったら分かって、プラットフォームチケットを出した。
実物は100x69mm
小銭が無く、20,000ドン札を渡したら駅案内所の女性がおつりが無く困っていた。
財布の中を見せ20,000ドンと1ドルが最小貨幣なのを確認させたら、尚更困ってしまった。
無理やり1ドルを押し付け、「OK?」と言いながら入場券2枚を引きさらった。
女性係員が大笑いした。
16:33に列車が到着した。定刻である。
機関車
動画駅に入ったのが遅く、機関車は撮れなかった。
機関車を撮ろうと前に進んだが、発車の笛が鳴る。
動画フエ駅構内と列車
定刻の16:38に列車が出発。
列車は西方向へ向かった。フエ駅の線路ではハノイ方向だ。動画(上と同じ)
チョット鮮明(&fmt=18)オプション付き。ホームへの出入口
私がホームから出ようとしたら南京錠に鍵が掛かっていた。立っていたら、すぐ女性が来て開けてくれた。出たらまた鍵が掛かった。
2つ上の写真で、右側のシャッターが半分開いているが出入口だ。フエ駅の時刻表
フエ駅の運賃表1
フエ駅の運賃表2
フエ駅の運賃表3
日本に帰り、待合室にいた大勢の人は何故駅にいたんだろうと考えた。
上の動画で待合所にいた人たちの半数以上は、発車した列車(SE4)に乗った人たちではない。半数以上の人は、列車が発車した後も待合室にいたのだ。南行きは朝しかない。
多分、特急を優先するものなので、SE2が遅れて偶然SE4の定刻の16:33に到着したのだろうと思うが定かではない。
フエ駅14:52発の列車(TN4)は、7ドルツアーの仲間に撮られている。(下写真)
ティエンムー寺院から王宮へ向かうクルーズで、これから鉄橋の下を通る時に撮った写真なので列車はハノイ方向の列車であり、TN4に間違いない。
写真の撮影時刻から定刻運行が確認できる。このころ我々は王宮で14:30開演の舞踊を見ていた。
フエ駅からはタクシーでホテルまで帰った。メータがないので交渉したが、3ドルの言値で決めた。
夕食
クラブ・ガーデン。
昨日はホテル前の無名の大衆レストランだったので、ホテル近くの有名店で食べることにした。
6時ごろホテルから徒歩3分の「レストラン・パラダイス」へ行った。観光バスが何台も横付けされ、続々と観光客が入店していた。
店の前には「予約で満員」の張紙があった。
それではと200メートル離れている、こちらもベトナム料理の名店「クラブ・ガーデン」へ行った。
誰もお客がいなかった。外で食べることを勧められたので、案内してもらうと屋根があるテラスだ。良い場所だ。
一番高いコース料理(18ドルか22ドル)を頼んだ。ビールは1ドルだった。
帰る頃には、お客で席はほぼ埋まっていた。もちろん料理は旨かった。
上はバナナにソースを掛けて食べるデザート。ソースにはブランデーが入っているのでバナナに掛けた後、火を付け淡い炎を楽しむ。
クルーズ船を一艘借りきる
夕食後に徒歩30分の王宮前まで散歩がてら向かっていたら、2ドルで船に乗ってクルーズをしないかとの声が掛かった。
当然、OKである。
船に行ったら、他に誰もお客がいない。
船の人へ「何時出るのか?」と聞いたら、「他のお客を待っている。4ドル出せは船をすぐ出す」という。
当然、OKである。
ということで、私は一人でこの船を借り切った。
どこまで行くのかは分からなかった。一時間毎のクルーズなので所要時間は40分程度だろう。
イスが真中に1脚のみ出ているのは、乗客が私だけだからだ。
フォーン川クルーズ
動画クルーズ船を借り切ってクルーズするなど、アラブの王様ぐらいしか出来ないに違いない。
わたしは今、それをしているのだが、船がチャチでなので満足感は小さい。
船首
船の装飾
動画2
流し灯篭
動画
20分近く乗った。行く手に王宮前広場の巨大なベトナム国旗が見えてきた。もう戻る時刻だ。顔に数粒の雨が掛かった。傘は持っていない。
駄目元で、船頭さんに王宮前で降りたいと言った。
前夜の豪雨を知っていたので、雨が本降りになる前にライトアップした王宮を見てから、ホテルへ帰りたかったのだ。
親切にも若い船頭さんは真っ暗な中、王宮前広場裏の岸に着けてくれた。
船首を土手の草むらに突っ込んで川に出ているコンクリート製テラスに船体を15度の角度で横付けした。
隙間が一番狭い所から降りた。
丁度、テラスの手すりが舟の縁より20cm低い高さだった。手すりは十数センチ幅のコンクリートだ。
手すりと舟縁の隙間幅は30センチくらいだった。
手すりへ乗り移る時、船頭さんが手を貸した。
老眼の私は暗いところは見えないので怖かった。
借り切った船が去る。船頭さんが手を振っていた。船頭さんに感謝!
動画
降りる直前に雨と分かる天気になった。
王宮前広場にはサッカーやインディアカをしていた若者が大勢いた。
王宮前広場から見たライトアップされた王宮。
王宮に入る橋は封鎖されていた。
昼間、もっと中にある建物にもライトアップ設備があったのを見ていたので、中に入れる筈との予想は外れた。
そして、雨が問題だ。雨が降るとベトナム人はどこに持っていたのか、いつの間にやらカッパを着る。
しかし、私が持っているのは首に下げたカメラだけで、雨降りへの解決手段は雨宿りと早く帰ることだけだ。
雨宿りは、昨夜の長時間に亘る豪雨から、もっと窮地に追いやられる可能性が高いので除外する。
雨の中バイクタクシーでホテルへ
本格的な雨になってきたのでホテルへ急ぎ足で向かったが、王宮前広場の先にある西門を出たところで土砂降りになった。
西門から濡れながら100メートルほど歩いたらバイク屋があり、そこにバイクタクシーが停まっていた。
ホテルカードを出し、幾らだと聞いた。2ドルだった。言い値で乗った。
運転手が自分の着ているカッパの後部分を被れと言う。なるほど、バイクタクシーの乗客は皆そうしている。
被ったら、運転手の背中しか見えない。停まったり曲がったり加減速するのが、事前に分からないので怖い。
カッパから顔をチョット出したりしながら乗った。
動画
暗い映像部は運転手の背中である。
背中
何だか分からない写真だが、私には思い出の一枚だ。
その他
10月14日の朝、起きたら腕や腹に10箇所以上虫食いの跡があった。ベットの中に虫がいたらしい。私はアレルギー体質なので普通の人が何でもない時でも敏感に反応する皮膚や鼻粘膜、眼を持つが、虫に食われたのは事実だ。
ツアー前にフロントへ文句を言ったら、小さな茶色ビンに入った液体のかゆみ止めを渡された。
ツアーから帰って、フロントで部屋を替えろと言ったが、今日は満室だから駄目という。
朝の内に言えばよかったらしいがもう遅い。しかたなくスプレーの殺虫剤を大量に部屋に撒かせた後、他の部屋に逃げたり、夕食へ行ったり、散歩をしたりして時間をつぶした。朝まで臭いは消えなかった。もちろん、この夜の虫さされは無い。殺虫剤の臭いは、キンチョールやフマキラーと同じだった。
アジアホテルの社員さん達の対応はとても良く、皆んないつも笑顔で親切だったが、ベットに虫がいたのだけが、残念だ。
アジアホテルの朝食ブュッフェには大満足だ。多種の果物が揃っている。ここでドラゴンフルーツとベトナム柿、パッションフルーツを初めて食べた。
パッションフルーツやドラゴンフルーツは食べ方が分からないので今まで敬遠していたのだが、ここではすぐ食べられるように切ってあるので迷わない。
ちなみにパッションはスプーンで中をすくって、ドラゴンは皮をむいて、種ごと食べる。40年前に永六輔が深夜のラジオ番組で「盲腸炎の原因はスイカの種が盲腸に入り込むのが多い」なんて話していたのを聞いたことがある。種が大きいパッションの方を食べるときに思い出した。今思うと、インチキ男のインチキ情報だった。
上左写真のパッションフルーツとドラゴンフルーツに挟まれた黄色い芽のような果物も初めて食べた。
アジアホテルのレストランでドラゴンフルーツと書いてあったので多分、ドラゴンフルーツの芽だろうが、市場でドリアンと一緒に売っているのを見たこともあり、ドリアンの芽かもしれない。
フエの地図
10月15日(月)
朝、フエ空港からホーチミン(サイゴン)へ移動した。