成り行き上、スタート地点はスイスになる。 トラムと歩行者と工事現場と一報通行が渾沌と入り乱れる、世界遺産都市・ベルン。ここの中心部で車を借りるという行為は、はっきり言って失敗だったというか、魔が差したと言うべきか。 運転は、ハワイ島/マルチニーク島の両火山シリーズから引き続き、浮世離れ系硬件エンジニヤ neko氏。 旅の前半を共にするベルン市民・マダムGのナビゲーションで出発するが「アタシだって町の中心なんて入らないわよ!」。 高速道路に乗るまで必死というか決死である。
最高制限速度120km/h ……のはずだが、周囲は結構飛ばしている。そういえばマダムGもしばしば150km/h超で爆走してるんだった。 neko氏はとりあえずルールを守って安全運転。 欧州の高規格道路の常で、スイスの高速道路は戦車・装甲車も走れる堅牢な舗装がされている。おかげでクルマの乗り心地は上々。 スイスの場合、高速関連の標識は緑色、一般道はブルーが基調になっている。表現はおおむね日本と似たようなもので、走行中になんじゃこりゃ、という事はなかったが、横文字地名、特にマイナーな土地の名を瞬時に判読できるようになるまで、多少時間がかかった。
最高制限速度はスイスよりちと速い130km/h ……で、例によって周囲は更に飛ばしているので、スイスより流れが早い。路面状況が良いのはスイスと同じ。 標識は、色の扱いが日本やスイスと反対になる。高速関連がブルー、一般道関連が緑。 フランス人とゆー人たちは、なぜか車間距離を異常に詰める……ような気が以前からしていたが、やはり気のせいではなかった。国境を越えるなり車間が狭い。そういう気質なのか? さて…… 「高速道路の追越車線は追越のための車線です。追越を終えたらすみやかに走行車線に戻りましょう」 と、運転の教則本に書いてあるが、日本でこれを遵守する車がどれだけいる? フランスではこの規則はかなり重視されているように見える。どの車も通常はきっちり走行車線を(車間ツメツメで)走り、追い越し車線は空けておく。 走行速度は早い車から遅い車まで各自まちまちなので、当然ながら早い車は積極的に追い越しをかけるのだが、追い越し車線を走るのは、文字通り追い越しをかける時だけ。 追い越し車線走行中は「私は今、通常走行ではない」という意味だろう、ウインカー出しっぱなしの車も多い。 (もしくは「どいてどいて」の意味かも) 彼らは、目的を果たしたらすみやかに走行車線に戻る。2009年春以降日本の高速道路でよく見かけるようになった、走行車線の車と並走して道を塞ぐような阿呆は存在しない。 しかし。 規則を守ってスムーズな流れ、は良いのだが、追い越しを頻繁にかけ、なおかつ車線遵守ということは、車線変更も頻繁だということになる。そして、車間がむやみに狭く、流れも速いと来たらどうなる? 狭い車間にひらりひらりと出入りする、 ちょーちょのごと華麗なるおフランス走り、登場 都市部に入ると道幅が狭まり、カーブも勾配もきつい。道路の形状は首都高速環状線@東京そっくりになる。おまけに車間はますます詰まる。速度は相変わらず130km/h 超。 この状況まで来ても、ひらりひらり。 おフランス走りは人類の芸術的財産です。なんのこっちゃ。 慣れない人間には相当な恐怖である。 見た感じ、フランスの運転者の集中力はかなり高い。速度といい、動きといい、一見好き勝手に走っているように見えるが、フランスの運転者はとにかく周囲をよく見ている。 (さもないと死ぬ、という説が真実か) 近接する車への意思表示も明瞭なので、よく考えてみれば、こちらもきちんと運転に集中していれば、危険なことは何もないのかもしれない。 漫然走りのおっかない車が多い日本より、慣れるとむしろフランスの方が運転しやすい、とはneko 氏の言であった。
スイス: 通行料金は年額一括払い制、40Sfr.(日本円で約3600円、2009年)。通行券シールを郵便局やガソリンスタンドなどで買い、フロントガラスに貼る。 詳細はこちらhttp://www.autobahnen.ch(個人サイト)
スイス国内で大手レンタカー会社の車を借りる場合、自分で通行券シールを買う必要はないと思うが、ドイツなど他国で車を借りてスイス入りする場合は、事前にご確認を。 フランス: 通行料金は料金所ごとに支払う。走行中、"P斬ge" と書かれた看板が出てきたら、料金所近し。日本のETCに相当するシステムを搭載した車は「t 」マークが点灯するゲートへ。
それ以外の車は、 入口料金所/ 緑の「↓」マークが点灯するゲートに入り、発券機からチケットを取る。 出口料金所/クレジットカード払いの場合は、白の「CB」マークが点灯するゲートへ。 利用できるカードは料金所によりけりで、VISA 、マスター、アメックスの御三家カードも使えたり使えなかったり。同じ高速道路会社内でも、料金所ごとにまちまちで、何が使えるかは実際にゲートで支払機の前につくまでわからなかった。これもまた、さすがおフランス。 現金払いの場合は、緑の「↓」マークが点灯する有人ゲートへ。 もし間違ったゲートに入ってしまっても、インタフォンで係の人と通話でき、対応して貰える。貰えた。 で、気になる料金は: ジュネーヴ〜リヨン間、134kmで14.50 EUR(約1,950円、2009年9月)だった。
セントポーリアミニ温室
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